ビーバー2020
LIVE VIDEO 4.5 Tokai No Rakuda Special in “2020”
ひとつひとつのライブを丁寧に観て、ようやく見終わりました。2020年が今観られて、良かった。本当に良かった。
長すぎるけどさいたまスーパーアリーナの前にまとめておく!
リリース情報解禁になった時に書いたもの
この時の思いと少しかぶっちゃうけど。
昨年の音楽業界や推しへの思い
とにかく2月末から3月にかけて急に世の中が変わって、自分の周りでも考えもしなかった事が起きたし、やれなくなった残念なこともたくさんあって、その中でやれることを一区切りまではせめてやりきろう…と思った記憶があります。
メジャー再契約は一緒に喜べた。その前に藤原さんのことも知ってて、元気だってこともわかって安心したけど、ちょっと調子の悪かったリーダーも大事をとってお休みで。
ずっと「〇年目のインディーズバンド」と言ってきた4人の、この決断は大きかったはずって思ったし、嬉しい気持ちと共に
こんな大きなことをたった2人で、こんな形で発表することになったのは絶対に本意ではなかったはずで、なんだかもうとっても複雑な気持ちだった。
ビーバー以外の推しは、春ドラマは延期になり、コラボのためにかなり前から気合いが入っていた、海外のパフォーマーの方々の来日公演は中止になった。
表にも出なかったような仕事だって、その時もあの後も無くなったりもしていたと思う。それがまだ春のこと。
あの頃はまだ、今年ほどビーバー関連の全てのインタビューなどを読んでないし、自宅のラクダも当時は全部観てはいなかった(今は視聴済)
世の中で配信ライブの動きが出始めたのはいつだったかな。私はその動きや試みは素晴らしいと思いつつ、どうしても抵抗があったというか、「やって欲しい!」とは積極的に思えなかった。
新木場の配信ライブの情報が出た時も、初めて「観てみようか」とギリギリまで悩んだんだけど、正直に言うと、「生じゃないんだなぁ」と思った記憶がある。西川貴教もT.M.Revolutionもまだ配信ライブには動いてなかった。(正直、やりたいと思ってない気もしていた)
今となれば、SUPER BEAVERとして、あの方法のライブは良い選択だったと思えるし、「やっぱり観たかったな」って後悔してたよ。
新木場STUDIO COAST
ドキュメントとして、映像作品としてすごくいい。゚(゚´Д`゚)゚。
例えば配信ライブをするとして、誰もいない客席に向かって歌う事は、果たして好きな人たちが望む形なんだろうか?と思っていた私にとっても、ちゃんとひとつの答えを出してくれてたんだなぁ、ってあとで知ったんだよ。
そりゃあ歌う姿が観たいって気持ちはあったし、でもモニターの前で自分は楽しめるのかという戸惑いもあの時はあった。だってやっぱりライブは生でしょ、直接対峙するからライブでしょ。無観客…?ピンとこないって思ってた。いつものライブを収録したものとはわけが違う。とファンのひとりである私も思ってたんだ。
この時の手探りの感じや戸惑いすらも余すことなく画面からも感じるけど、でも、一緒に音を出せる喜び、ワクワクしてる様子もちゃんと届く。
フロアには私たちはいなくて、歌っているのを聴いても返すこともできないけど、やなぎが、リーダーが、藤原さんがコーラスとしてでは無くちゃんと1人ずつ歌うのを見て、ああ、ここからちゃんと始めたんだと思った。
これは本来の形ではないって今も思ってるし、私だってコールアンドレスポンスをするライブに戻りたい、名前を叫びたい、ありがとうって言いたい。でも今できることをしてくれてたんだって思えた。
もちろん配信ライブだからこそ届く場所があるのは理解できるし、私も行けないから悔しいとか寂しいとかあったけど、だからって今までも、必ずしもパッケージにして欲しいってわけでもなかった。その時間はそこにしかないものだから、そうしたいならそれでいいとも思ってた。
でもね、配信があったから出会えた人や、観ることができた文化もある、それを私も昨年からちゃんと実感してるんだよ。
チケットの払い戻しとワクワク
このあとくらいだったかな。私は1年近く楽しみにしていたミュージカルのチケットを払い戻した。自分自身の「楽しみにする」気持ちそのものとか、キャストへやスタッフさん達を思って消化しきれない思いとか、その舞台は子役もたくさん出るはずで、オーディションの頃から感じてたドキドキワクワクとかもいきどころがなくって。自分の子と同じくらいの出演者達が活躍するのを観るのも楽しみで…大人だけならいつか同じキャストでって希望を持てても、子どものその歳の1年ほどの努力や期待や緊張の機会が失われた事がなんだかすごく辛かったな。学校行事だってそうなんだけど。
戻ってきたそこそこの額のお金は、そのまんま次のワクワクに変えたくて、私は10月のビーバーのチケットを購入したんだ。ゼビオアリーナ仙台。
ぶっちゃけ「中止になるかもしれない、それでもいい、やるなら行く」って気持ちだったよ
アコースティック配信ライブ
これはチケット払い戻し「しなかった」人へのライブ、音源の送付というのを知って素直に「すごい!」って思ったんだ。私はチケットを持っていなかったから当然これは観ていないけど、その試みに驚いたし感激した。
1音1音を大切に聴けるような気がするアコースティックライブ。素敵。特に赤を塗って、からのyour songはいつも柔らかくて優しいぶーやんの声が好きだけど、アコースティックだと際立つ…!正攻法のアレンジもエモすぎる。ライブごとにイントロで「なんの曲?」って思うほどめちゃくちゃ斬新なアレンジでってことはあまりないから、とても新鮮だった!(ちなみにTMRはライブバージョンのアレンジが毎度楽しみでもあるw)
日比谷大音楽堂
「有観客」配信。この時は「あっ人を入れるんだ!」と思った記憶があるよ。まだ「有観客」ライブへの空気感って今以上にいいものではなかったと思う。
年間100本クラスのライブをしてきたバンドが、客前に立つということがほとんど無くなるって想像しただけでゾッとしてしまったんだけど、この時のお互いの喜びは、今見ても「そりゃあそうなるよね!」って思う。
4人がめちゃくちゃカッコイイな。
半分顔を見せられないし、声が出せないライブってどんなもんだろうか、って思ったけど、今はわかる、モニター越しじゃ届かないものをちゃんと届けられるね。
ぶーやんは「聞こえない」も「歌えないけどどーする?」も「顔が見たい」も嘘なく言ってくれる。好きだ。
客席に向かって「ちょっとごめんね」と断ったあとに、カメラの向こうの、モニターの前のあなたに語るぶーやんのMC。くる。
横浜アリーナ無観客配信
やっぱりというかなんというか。10月のライブは中止になった。払い戻しより、別のワクワクを選んだ。このTシャツを着て、いつかライブに行こう、と思った。
私たちはチケットと、自分の名前と住所を記入して、送る。それらをまとめて特典を送り返す作業だって、とても手間だったと思うんです。お金もかかる。でも、「メッセージをありがとう」ってアコースティックライブの時も公式がツイートしてくれてた。
2daysの初日はチケットのある私たちへ。2日目は無料配信。
初めて横浜アリーナにオンステージしたのは、2018年のオールライブニッポンだって言ってたはず。私が初めてSUPER BEAVERのライブに触れた日。特にステージに近い席でもなかったし、そもそも西川と菅田くんが同じ日に同じステージに立つって発表になり、行くことを決めたあの日の私のお土産は、間違いなくSUPER BEAVERだったんです。お手を拝借されたあの瞬間に。大きくて大切なお土産になったよ。
そんな横浜アリーナ、初めてのワンマンだったんだよね。「いい景色とは言い難い」人のいない広いアリーナ、見上げるスタンド。いっぱいの景色を見せてあげたかったってなんか思っちゃったんだよなぁ。真ん中にいる4人に。
1時間ほどのライブはあっという間だったけど、やっぱりこの人たちにちゃんと逢いたいって思った。絶対ライブに行くって思った。
2021へ
そして早速年明けからツアーが決まったり、アルバムが出たり…次はライブ行くって決めたものの、まだ踏み切れないご時世で、平日はきびしいかもって、先行は見送った。
だけど、今年に入ってどんどん好きが増してたんだよね。仙台公演の座席追加を知ってチケット取って、去年送ってもらったTシャツを着た。ライブからの数ヶ月で、好きになってからのこれまでの3年分以上聴いてる!!
MUSIC BLOODに出ると気づいて手が震えるほど喜んだ時より今の方が深く好きになってるしね…あ、友の会ももっと早く入ればよかった…
今年はね、何より「今日もライブやってるんだなぁ!」と思える日がたくさんあっただけでシアワセだよね。ビーバームービーコメント楽しみ!って思う日もたくさんあった。
さぁ、さいたまスーパーアリーナ。またしても最後のチャンスに行くことにしたよ。
400レベル、多分やなぎ側。遠くてもいいんだよ。ステージのあなたの目に映る景色が良いものであって欲しい
ロキノンジャパンのロングインタビュー、思っていたよりぶーやんは迷って悩んでいたんだなと思ってた。慎重なのは最初は意外だったけど、都会のラクダ読めばそこはもう、わかってる。ひとりでは踏み込めないところを、説得して引っ張ってくれるメンバーやチームがいるから行けた場所があるんじゃないかって。
発売のタイミングでの、たくさんの記事が嬉しい。ありがとうございます