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他人に喜んでほしいという気持ちに触れ、うるっとした話

こんにちは。

先日、4歳の娘と水族館に遊びに行って、水族館の出口付近にある、小さいアザラシのぬいぐるみが景品のクレーンゲームに目が留まり、娘がやりたがったので、2回までね、と約束をしてチャレンジしました。案の定、娘は空振り、そして2回目は「お母さんやって」と言うので、私がチャレンジしましたが、全く取れる気がしなかった予感がそのまま的中し、かすりもせずで撃沈。残念だったね、とクレーンゲームから離れた場所に移動して帰ろうとしていたところ、どうもそのやりとりを見ていた若いカップルの女性の方が、「どうぞ」と先ほどのクレーンゲームの景品のアザラシのぬいぐるみを娘に差し出してくれたのです。娘が受け取ったので、私はお礼を言いお金を払おうとすると、その女性は笑顔で固辞され、立ち去って行かれました。

そのクレーンゲームは、アザラシのぬいぐるみが1種類しか入っていないので、何種類かあって目当てのは取れなかったけれどさっきの女の子(うちの娘)が欲しかったアザラシが出てきたからあげたのではなく、わざわざ自分のお金で見ず知らずの娘のために取ってくれたってことですよね。クレーンゲームが得意な方だったのでしょう。

ただ女の子(うちの娘)を喜ばせたいという純粋な気持ちが女性の笑顔に表れていて、ちょっとうるっとしてしまいました他人を喜ばせたい、元気づけたい、笑顔にしたい、という気持ちをそのまま行動するって、身近な人に対してならできても(それすら難しいこともあるけれど)、見ず知らずの他人に向けるのは簡単にできることではないと思うと同時に、それって本当に素敵なことだと思います

娘はそのアザラシのぬいぐるみをとても気に入り、名前をつけて大事にしています。

あのときの、女性の方、本当にありがとうございました。

ではまた。