リストラが私にくれたもの
今日の不運は未来の成功の種
つむおです。
私は最初の会社でリストラを経験しています。
当時はとても困りましたが、振り返ってみるとこの出来事が私の最大の転機となりました。
リストラ経験は良いものでは無いと思いますが、これがあったから今があると思えるところに、人生の不思議を感じます。
有給をやるから次の仕事を探してこいと言われたこと
社員寮を出るから家が無いので、家を探しに行ったら家(住所が)無い人には家を貸せないと言われたこと
仕事を辞めるように言われた事を報告した時に明かされた実家の借金
今となっては私の鉄板ネタとなっています。
人によってはドン引きされますが(笑)
この中で家が借りれないのは本当に困りました。
今思えば会社にいる間にしれっと借りてしまえばよかったのですが、私はリストラで家がないと正直に話していたので、中には実家に帰りなさいという不動産屋さんも。
そんな中私を救ってくれたは当時、一番苦手な人でした。
今では感謝しても仕切れない大恩人と思っていますが、当時は、よその会社の人なのに、やたら口うるさく言ってくるし、怒るし、苦手な印象しかありませんでした。
ある時その人から辞める前に飯を食いに家に来いと言われ渋々行くと、今の会社の社長には俺が話をつけておくからウチの会社で働け。給料は同い年の息子と同じ額をやる。との事。
この息子さんですが本当に仕事が出来る人で、仕事が出来なくてリストラされた自分が、同じ給料というのは正直ありえない条件です。
自分のことをダメだ!ダメだ!と一番言っていた人にまさか拾われるとは夢にも思っていなかったので本当にびっくりしました。
この後はメチャメチャにしごかれ、それはそれで大変な日々が待ち受けているのですが・・・・。
おかげで無事に家を借りることも出来ました。
本当に人生何があるのかわからないものです。
最近ようやく生活が落ち着いてきてしみじみ思うのですが、その時最悪だと思う出来事ほど、後から振り返った時に今の成功のキッカケだったという事が多いような気がします。
たまたま私の運が良かっただけなのかもしれないですし、今苦しんでいる人へ無責任に、
未来はきっと明るい!
頑張っていれば大丈夫!
きっと誰かが見ていてくれる!
なんて言っても鬱陶しいだけなのは私も経験上わかります。
だって今苦しいですから。
ですから私はいつも苦しい時は、
今が人生の絶頂期でもしょがない!
と痩せ我慢をしながら、手を差し伸べてくれた人に少しでも報いるために、毎日を積み重ねるようにしていました。
私の座右の銘は、人生塞翁が馬でした。
すがるように願っていた言葉ですが、現在は幸運にもそう思えるような生活を送ることが出来ています。
この先、おそらく思いもよらない不運が訪れるかもしれませんが、
自分なら何とかするし,何とかなる。
思いもよらない出会いがそこにはあるかもしれない。
もしかしたら逆転のチャンスがきたのかもしれない。
きっとこれは未来の成功のタネだ。
と崖っぷちの状態で考えられるようになった事が、リストラが私にくれた最高の贈り物だったと今では思います。
不運は人それぞれなので、もっと大変な思いをしている人もいると思います。
私の話は経験談によるので、全ての人に当てはまらないのはわかっています。
その中であえて最後に締めるとするならば、
時に負けても、挫けても、逃げても、ふてくされなければ道は少しずつ切り開かれる気がする。
という事でしょうか。
なんとも締まらない最後となりました・・・・。
今日の話が誰かの何かのキッカケになってくれたら嬉しいです。
では次の機会まで、ごきげんよう。