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7年前の今日、伊豆ヴェロドロームで #PIST6 の絶対王者 河端朋之選手のケイリン優勝を観ていたという話。

仕事が休みの日にPIST6が開催されていれば、家から歩いてすぐのTIPSTARDOME CHIBAに足繁く通っている僕ですが、僕にとっての初めての250バンクは、伊豆ヴェロドロームでした。

それは遡ること2017年10月14日。伊豆ヴェロドロームにて行われたフェス型トラックレースイベント「トラックパーティー2017」に、自転車部の後輩が出場するということだったので行ってきたのでした。

当時社会人1年目でお金が無く、たしか池袋のネカフェに前泊してから伊豆へ向かったと記憶してます。
伊豆箱根鉄道の切符の写真もばっちり撮ってました。何気ない写真って後々大事になりますよね。
ちょっと見にくいですが、2020年東京オリンピックの会場に決定!という横断幕が張られていました。2017年当時、まさか東京オリンピックが延期されるだなんて、誰も思いもしませんでしたよね。

伊豆ヴェロドロームは2011年にオープンした施設なので、2017年当時、オープンから既に7年目という時期を迎えていましたが、自分にとってはとても新しい施設のように感じられました。

いざ入場。

初めて肉眼で見た屋内板張り250バンクの光景。
バンクの木目がレコード盤の溝のように見えてとても美しく感じました。
この写真は何かしらの中距離種目のスタートの写真ですが、アウト側スタートの選手の手すりにかけている手が本当に近くてびっくりしました。
これは女子ケイリン?ニュージーランドの選手も参戦してました。たしか最終レースはインフィールドから観戦できるという感じだったと思います。

写真はあまり多く撮っておらず、写真を見返してみても情報量があまり多くないので、当時の記事をいくつか貼っておきます。

【写真130枚】トラック競技は最高のエンタテインメントだ!/トラックパーティー2017レポート https://morecadence.jp/bts/3475

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トラックパーティー2017リザルト https://morecadence.jp/track/3452

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トラックパーティー2017
 https://www.chariloto.com/perfectanavi/cycling/5144/

チャリ・LOTO

トラックパーティー2017は"フェス型トラックレースイベント"と謳っていて、通常の競技大会とは異なり、演出が非常に強調されていました。記事の写真にもある通り、会場が暗転したり光の演出があったりと、自転車系のイベントでここまで演出にこだわったイベントは初めてだったのでとても衝撃的でした。

そして、当時ナショナルチームに所属していた河端朋之選手が「富士通arrowsカップ 男子エリート ケイリン-シャッフルケイリン」で優勝。今やPIST6の絶対王者として君臨している河端朋之選手の勇姿を、実は7年前に目撃していたと後から知った時にはとても感慨深いものがありました。その他にもPIST6経験者だと渡邉一成選手、早坂秀悟選手も出場していたようです。

伊豆ヴェロドロームで初めて見た木製バンクのレースで印象的だったのは、ディスクホイールを装着した選手が走り抜けていく時に聞こえるドドドという地鳴りのような音でした。それはまるで演劇の舞台で演者が床を鳴らすのと同じような感覚で、木製バンクならではだなと、当時とても新鮮に感じたのを鮮明に覚えています。

トラックパーティーを観て「また来年トラックパーティーが開催されたら絶対にまた伊豆ヴェロドロームに行きたい!」と思いましたが、以後伊豆ヴェロドロームでは、東京オリンピックの開催準備やらコロナウイルスの蔓延やらで、ここまで大規模なイベントの開催は僕の知る限り実施されていません。

そんな中で誕生したTIPSTAR DOME CHIBA、そしてPIST6は、僕にとってはその当時の延長線上にあります。初めてPIST6を観に行った時には、演出の雰囲気でトラックパーティー2017のことがすぐにフラッシュバックして「これからは開催してる日は毎日トラックパーティーだ!」とそれはもうものすごく感激しました。

当時頑張って前泊までして伊豆ヴェロドロームまで電車で向かっていたのに、今では家から徒歩で行ける場所にヴェロドロームがあり、しかも月に4開催ほどケイリンをやっているというこの環境を、当時の自分に言い聞かせても絶対に信じないと思います。

よくX(twitter)にも書いていることですが、最近土日開催を中心に多くのご家族連れのお客様が来場されていて、そんな子供たちの中から将来「PIST6を見て自転車競技に興味を持った」という子が少なからず出てくるはずで、それが今からとても楽しみで仕方がありません。

4年目を迎えたPIST6ですが、今後もたくさんの感動を与える場所であり続けてほしいと思います。

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