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HDMIオーディオエクストラクターはオーディオインターフェイスとして使えるか? - WINDOWSでの動作検証 -
先般、Macで動作検証した下記の記事を公開しましたが、WINDOWSでの動作検証を追加報告します。
結論は「WINDOWSでも使える」ですが、WINDOWS特有の設定情報等について記載します。
検証に使用したPC
ThinkPad T480 / Windows 11
本PCにはHDMIポートがあるので、HDMIケーブルでHDMIオーディオエクストラクターに直接接続しました。前回の記事でMacに使った、Type-C to HDMI変換アダプターは使用していません。
設定
システム>サウンドに、本機が「EP-HDMI-RX」として表示されているので選択します。
![](https://assets.st-note.com/img/1731644014-HmP7l4BUTGCaMoFidIc0pe58.png?width=1200)
システム>サウンド の一番下にある「サウンドの詳細設定」をクリック
![](https://assets.st-note.com/img/1731643739-cVjEbhTWqzCvDnklfANxRL41.png?width=1200)
EP-HDMI-RXを選択し「構成」をクリック
![](https://assets.st-note.com/img/1731643749-QFmPfyIN4l7TAWZgwadoKYXL.png)
スピーカーのセットアップ画面が表示されます。ここで「7.1サラウンド」を選択することで、8ch出力が可能になります。
![](https://assets.st-note.com/img/1731643760-JvDXG2MULOAQgum9IZzapweo.png?width=1200)
全てのオプションスピーカーにチェックを入力。
ここで各chからの出力をテストできます。
![](https://assets.st-note.com/img/1731677278-CNRvXLMqm2P4O3gsKUBi5fAu.png?width=1200)
次の画面は、設定の変更が何に影響を及ぼすのか不明ですが、全部のチェックボックスにチェックを入力しました。
![](https://assets.st-note.com/img/1731643769-zw5b2xKSArvVXauUDq60m7RO.png?width=1200)
<詳細メモ>
チェックを外した場合、それらのスピーカーはフルレンジスピーカーでは無い、つまり、出力可能な周波数に制限がある、ということになり、各chオーディオ出力に何らかの補正が入るのではないか?と考えたのですが、出力したホワイトノイズのスペクトラムを見る限り、どのchの出力も変化が見られませんでした。
オーディオインターフェースとして本機を使用する場合、フルレンジスピーカーへの接続が前提になると思うので、チェックを入力しておけば問題ないと思います。
以上で設定は完了です。
オーディオ出力の確認
普通のオーディオインタフェイスと同じように8ch出力が可能でした(CsoundとPureDataを使用)。
なお、Csoundのログ画面に出力されたオーディオ機器のリストは、以下の通りでした。dac1(MME)、dac4(DirectSound)で出力を確認しました。dac9(WDM-KS)はテストを省略しましたが、多分問題ないだろうと思います。
![](https://assets.st-note.com/img/1731678521-HOS4KLGqQWPmRbcz6E8VJjFx.png?width=1200)
なお、CsoundやPureDataにおけるchannel 1 〜 8と、本機のオーディオ出力端子(RCA)との対応が、Macの場合とは異なっていました。本機背面に表示のスピーカー名とch番号の対応は以下の通りでした。
FL = ch 1
FR = ch 2
SL = ch 7
SR = ch 8
CEN = ch 3
SW = ch 4
SBL = ch 5
SBR = ch 6
前回の記事に掲載したCsound/PureData/SupercolliderのコードをWINWOWSで実行すると、上記の影響で「ホワイトノイズが聞こえる方向が10秒で1周する」ようには聞こえません。コードを変更するか、スピーカーへの配線を変更してください。
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v1.0 : 2024/11/17 公開