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現実逃避行~こんなふうに旅がしたい~

私にはやりたい旅がいくつもある。
いつ行けるのかはわからない。
もしかしたら死ぬまで行けないかもしれないけれど、旅への妄想は止めらない。

その地に足を運べる日を夢見て膨らませていた妄想を、ちょっと吐き出します。
同じく現実逃避行が趣味の方は読んでってくださいね。


△北欧シネマ旅
最近、北欧の映画が大好きだ。以前noteにも書いたが、「a human position」がとても美しくて記憶に残る作品だった。
今気になっている映画も北欧、フィンランドの「キノ・ライカ 小さな町の映画館」だ。

a human positionはノルウェーのオーレスンが舞台。
尾道のような美しい景色。
カルッキラにある、アキ・カウリスマキらが建てた映画館。

北欧で映画のロケ地となった素敵な景色を見て周り、優雅に2週間くらいかけてぶらっとしたい。
映画の人物たちと同じようなスローライフを送るのだ。

△ゴビ砂漠ツアー
初めて行った海外であるモンゴル。11日間で都市のウランバートル、郊外、草原の3ヶ所を訪れた。交換留学で訪れたので、現地の人々と交流した濃い思い出ばかりなのだが、唯一心残りがある。それは、モンゴルの広大な砂漠に足を踏み入れていないことだ。

モンゴルで初めて草原に落ちる雲の影を見た。
草原を駆ける馬の背に乗る心地よさを知った。

チャリで草原を走る方法を教えてくれた少年。

きっと砂漠でも新たな経験が待っている、そんな期待がずっとある。
ゴビ砂漠ツアーをきっかけにモンゴルへ再訪し、少し懐かしい友人たちとも会いたい。

モンゴルで食べた忘れられないホーショルも
載せちゃう。


△米国西海岸で詩を書いて売る
これは松浦弥太郎さん著、若木信吾さん撮影の本、「居ごこちのよい旅」を読んでからずっと抱いている願望だ。

松浦弥太郎さん、暮しの手帖元編集長。COWBOOKS代表。←好き
若木信吾さん、「白河夜船」監督。BOOKS AND PRINTSオープン。←大好き

サンフランシスコのnorth beachで、自分の詩集を売っている青年が出てくる。そして彼の詩集を買う人はいないという。

私は英語なんてネイティブの幼稚園児ほどしか話せないし、日本語でも詩を詠むことなどないが、誰も詩集を買わないなら、それっぽい顔をして、西海岸で自作の本を前に佇んでいたい。
何か人生の答えを見つけたような顔で、空っぽな言葉の集まりを平然と積み重ねておくのだ。


△メキシコブラジルボリビアチリ安全に気をつけて旅
最近、ボリビアに実家がある友人ができた。彼女曰く、実家に部屋が余っているから泊まってもいいらしい。私は人の善意を鵜呑みにする。実際に、NYに住んでる知人の家に3週間居座ったこともある。
南米は流石に怖い。今までの旅で何も犯罪対策をしてこなかった警戒心0の自分だが、南米だけは身構えてしまうので、そこでの暮らしを知っている人が身近にいるのはとても心強い。

バイト先のバーに通ってくれたチリ人が、命の危険を感じたから日本で仕事を探しにきたと言っていた。ジョークでは無さそうだった。
高校の頃、1学年落ちてきた朗らかな先輩が、チリの田舎で1年間も留学していた。何のためにどんなきっかけがあってチリを選んだのか、なんだか聞くのが無粋だと考えていた思春期だったので、ずっとチリの魅力を知りたいにも関わらず触れられなかった。結局、自分の目で確かめに行こうと思った。

メキシコではオアハカに行きたい。これも1冊の本がきっかけだ。岩本慎史さん「オアハカの動物たち」。

今は買えないヴィンテージの動物木彫。

今、オアハカに行って買えるのは、新しい形の動物木彫なのだが、この愛くるしい動物の姿を捉える表現は継承されていると思うので手に入れたい。萬集家への第一歩だ。

地元が愛知県なので、ブラジル人の知人たちが何人かいた。彼らはずっと豊田市で暮らしているが、近くで暮らしているにも関わらず、インスタ越しにみる生活は異国情緒に溢れていた。近くに感じられるけれど遠い場所、一度、彼らの国に訪れてみたい。

△スリランカで悪魔祓い
私の肩書きの1つにオカルト研究会会長というものがある。オカルトが大好きだからだ。
スリランカには悪魔祓いをして治療することがあるのを知っているだろうか。
これは頻繁に行われるものではなく、ここぞという時に村全体で行われる儀式なので、そう簡単にお目にかかれることじゃないらしい。

詳しくはこの本に書いてある!というか、
上田紀行さん以外にスリランカの悪魔祓い研究者は
いないかもしれない。

私が滞在している時に、どこかの村の誰かが悪魔に憑かれないと観ることはできない。現地の案内人に悪魔祓い情報を探してもらい、立ち会えるその時までスリランカに滞在できる期間と費用が必要だ。
職業:冒険家になりたい、子どもみたいなことを思う。

松浦弥太郎さんのこの映画には、悪魔祓いとは全く違う側面の素敵なスリランカがあるのでおすすめ。


△南アフリカ美術リサーチ

私は大学で石彫を専攻している。先日参加した石彫作家の講演会で、南アフリカで御影石がよく採れるらしいと知った。
石彫といえば白大理石が採れるイタリアに留学するイメージが強いのだが、上記の話を聞いてからとても南アフリカへ行きたい。

作業中BeReal。

南アフリカの石彫情報を深掘りしようと思っても、ネットの海には意外と落ちていない。専門性の高いことは基本ネットにはない。図書も限られる。
これはもう、南アフリカの美術館やアトリエを訪ねて、御影石とその彫刻についてリサーチしに行くしかないと思う。なんなら、どっかのアトリエで制作もさせて欲しい。カッタい石でも頑張って削るので。

△南極
宇宙よりも遠い場所こと南極。
南極行って何すんだって思わなくもないが、何もしないクルーズ旅行も素敵だきっと。
なるべく費用を抑えるために、たくさんたくさんLCCを乗り継いで行く。北半球から南半球へ、飛行機と船で。

現実を生きる我々にとって南極は遠い存在。そして、フィクションの彼らにとっても遠いもの。

バーナテッド ママは行方不明(2019)

何かドラマティックな理由はが無いと行っちゃいけないかのような風格が南極にはあるが、現実の人々は何となく行ってみたいだけなんて人も多いと思う。私も何となく行きたいだけだ。分厚い氷を見るだけでも、多分感動すると思うし。くさい野生のペンギンに出会ったりもしたいし。

南極に行く時は、船旅を楽しく過ごせる同伴者がいると嬉しいだろうなあ。今のところ、30歳までにお金を貯めて行こうねと約束している人がいる。みんな本当に行こうね。


書ききれていない旅もある、これから増えていく逃避行先もきっとたくさんある。
行った旅の記録だけじゃなく、こんな妄想をつらつらと記すのもいいですね。

最後までお付き合いいただきありがとうございました🧑‍🚀<3

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