【ココロの旅#87】"Craftsperson"-素的視点から
こんにちは、大好きなミモザの季節になりました。その花言葉は「優雅」「友情」、そして黄色の花には「秘密の恋」もあるとか。
●作り手と作品
前回のブログで絵画を観ることについて書きました。
絵画をはじめ、作品には、必ず作り手がいるわけで、今回はその作り手について、少し思いを馳せてみたいと思います。
自宅そばに小さなパン屋さんがあるのですが、このお店の作品=パンにも「上手いなぁ!」というコトバしか出てきません。
美味しいパンには目がないのでアチコチと探すのも楽しみなのですが、こちらのパン屋さんのパンは、比類なきパン、というか、私にとっては、ある作家の作品といった方が相応しいほどのものです。
美味という意味も含めて良い(某グルメサイトで★4つほど)のですが、それ以上に、何というか、やはり「上手い」。
お店の人には、便宜上、「美味しかったです!」という言葉で私の感動を表現しているのですが、本当は「上手い」と伝えたいところ。
心惹かれる作品、絵画も彫刻も陶芸も、そしてあのパンも、「上手い」。
はて、はて、一体何なんでしょうか?
●素的視点から
こちらのパンを初めて食べたとき、味覚が捉える所謂「美味しさ」とは別に、静かな情熱を感じたのですね。
ビギナーズラックでたまたま良いものに当たったのかと思い、これまでに色々なパンを試していますが、いつも同じ感覚を持つ。
材料・生地や製法が異なっても、やはり「上手い」。
ある日、店主兼作り手さんが、商品棚の奥で大きなオーブンに囲まれパンを作っている姿も見たのですが、だからといって、とくに新たな感慨のようなものが湧き上がってくるわけでもなく、ただ「上手い、上手いなぁ」…
こちらのパンを食べると、身土不二、頭から爪先まで滋味を感じます。無論、素材や製法もそれに適ったものなのですが、他にある、何かが。心身を自然と満たしてくれる、何かが。
これは、もう個人の嗜好を超えて存在する、つまるところは魂ではないか、と思っています。
“こだわりの”やら“厳選素材”といった枕詞のつく食物は多くあれど、こんなにも静かに語りかけ、身体に入ってくるものに出会うことはさほどない。
その作り手さん-Craftpersonは控えめな方で、丁寧な所作と言葉遣いをなさるのですが、間違いなくあれらの作品からは心身を豊かにしてくれるエナジーを受け取っています。
作品にはCraftpersonの全てが込められていることを、一口ごとに味わいながら、今日も「上手いなぁ!」と心で呟いています。
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あ、ワタクシ目は”マダム圏外”、永遠の思春期ですので、悪しからず...