【素的視点から#045】秋色を探して
まだまだ“夏日”健在の関西地方なのですが、京都は連日の30度近くだそうで、しっとりとした古都の秋はもう少し先になりそうですね。
そんな中でも、秋はやはりファッション、自然がその色目を変えるように、私達もお洒落を楽しみたくなる季節です。
実際、この時期、名だたるブランドが来年の春夏ファッションショーを次々と開催しています。
かつては、いわゆるセレブや上顧客に有名メディア向けのエクスクルーシブなイベントだったファッションショーも、某パンデミックによりウェブ配信へと移行、私のような一般人も手軽に楽しめるようになりました。
春夏という明るいシーズンということもあるでしょうが、暫く世界中がお篭り生活をしていた反動か、明るく人生を楽しもう!という意図がショーから感じました(あくまでも素人&個人的な感想)。
https://www.fashion-press.net/collections/search/2022ss
その一方で、このタイミングで私が最も感銘を受けたのはこのショーなんですね。
https://www.fashion-press.net/news/74687
ショーといっても、今は引退してしまったデザイナー”マルタン・マルジェラ”のドキュメンタリー映画なのですが、これがとても良かった!
ブランドのシンボルカラー(?)の白が基調の映像、カラフルなファッションショー真っ盛りのこの時期に鑑賞したことで、色々と思うところがありました。
彼の作品に今もなお熱狂する人々が多くいるのも、彼自身がファッション史に名を刻んだ意味も、白というカラーを通じてマルタン・マルジェラそのものが非常にピュアな光を放っているからこそ。
私自身もピュアな光を放つような「仕事」や「業」に取り組みたいと改めて思いました。
<今日の美>
映画のチラシも白