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【鮮やかな日々#044】初めて、内部を見る

タイトルには「初めて」と書いたが、先日、人生二度目の胃カメラ検査を受けた。

前回は、もう10年近く前で、うつらうつらしているうちに検査が終わったので、全身麻酔に近いものだったのか…

今回は、鼻咽喉のみの麻酔だったので、意識はしっかり、感覚もばっちり、きちんと検査の痛みを感じることができた。
カメラが食道を通って胃に到達するのが、なんとなく分かる一方で、食物以外の物がヒトの身体に入ることの不思議さに、まるで他人事のような気分になった。

検査後に撮影された画像を元に医者から結果の説明があったが、特に異常無しとのことでホッとした。

己れの食道や胃に十二指腸の内部写真を見るのは、これが初めてで、「これ私???」と更に他人事になった。

これまで胃腸の画像は見たことがあるが、あくまでも、それは真に他人のものである。が、それらを見ているときは、まるで自分ごとのような意識でいた。
それなのに、真に自分の胃腸の画像が他人事に思えるのが、なんだか可笑しかった。

検査後帰宅すると、自治体からの大腸検査のお知らせが届いていた。
正直、未経験で知識がないため怖く、躊躇しているが、年齢的にも受検の必要があるのは承知している。

来月にでも、また、他人事として受けるようにしよう。

〔今日の生命〕

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