【観じて想う#062】シトラスの魅力
日本語では、柑橘類、最も身近な果物のひとつだろう。
散歩をしていると、お庭に植えられているお宅を結構見かける。
しかも、年中、どこかのお宅で何かしらの丸い実がなっているのだが、目の錯覚だろうか。
しかも、もう十分熟れているだろう実が、そのままにされているのを見るにつけ、切ない気持ちにもなる、他所様のものなのに。
都会ではベランダ鉢植えのレモンがよく目につくのだが、皆、実が立派で、部屋のアクセントとしても良さそうだ。
毎日のようにレモンを使う私なのだが、ここ数年は、国産レモンも増えたし、輸入品でも皮まで食せるものが容易に手に入るようになった。
とてもありがたい!
レモン果汁は酸っぱいけれども、皮とともに他の食材と一緒に使うと、なんとも言えない清涼感とシトラスの持つ魔法なのか、素材の“甘さ”を引き出してくれるように思う。
そういえば、恩師というか、心に残っている人も、そのような人が多いような気がする。
<今日の美>