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【ココロの旅#43 】「ム-夢幻泡影(ムゲンホウヨウ)」-ワタクシの人生「イロハ帳」

 こんにちは、皆さんお元気ですか。先日、散歩途中に写真の「紫式部」を見つけて小躍りしてしまいました。この清楚で愛らしい姿がとても好きなのですが、皆さんのお気に入りの秋の花は何でしょう。

夢幻泡影
~こんな四文字熟語初めて見ます②~

1)一般的意味:

📖人生や世の中の物事は実体がなく、非常にはかないことのたとえ。

🐐夢・幻・泡・影のいずれも瞬時に消えてしまうからこそ、人を惑わせるということ?・・・「泡=シャンパン🍾」と思えば妙に腑に落ちます。

※以下の文章は、ワタクシ個人の経験や見聞に基づくものであり、多分に個人的見解が含まれますこと、予めご了承ください。

2)ワタクシの旅:

👨‍🏫とある方のアドバイス

このブログを書き始めたきっかけの『ココロのサークル』で自分の価値を100個(!)見つける課題が出されました。真面目だが"ものぐさ"なワタクシはその100の中に、これまで旅行した先を列記、「●●に行ったこと」として自分の価値にすり替えることに(課題に割く時間と労力の省力化が主目的)。

で、サークルのセミナー中に、主催者の先生が(非常に高名な心理カウンセラー&作家)取り上げてくださり、手前勝手に価値認定していた「ワタクシの旅の履歴」に「それは価値になる!」と折り紙を付けてくださった。と、同時に、「今まで行った中で『オモシロイ』国はどこですか?」とありがたくもお尋ねになりました。

咄嗟のワタクシの返答は「マカオ」でした。先生の反応から察するに、恐らく、

・目に入る男性が皆「白鳥の湖の王子様」みたい💕!なイエーテボリ(スウェーデン)
とか
・街中がアートに溢れていてわくわくする街🎨!メキシコシティ
とか
・子ブタちゃんの丸焼きが最高のおもてなし🍽!セブ島

を期待なさっていた(違います?)と思いますが、ワタクシが未だに「オモシロイ=不思議=❓」な国はやっぱり「マカオ」なんです。
日本からの直行便もある、距離的にも近い国ですし、皆さんの中にも「香港&マカオ」といった形で行かれた方も多いかもしれません。そして「マカオ=カジノ」を連想される方も多いはず。
ワタクシはカジノ目的ではなかったのですが、たまたま宿泊したホテルがカジノの中心地(コタイ)で、昼夜の景色のギャップが激しく(夜は金ぴか✨、昼はシーン😑)、まさに「夢幻泡影」な世界でございました...

🐐もう10年近く前に彼の地に行きましたので、今はだいぶ様子が異なるのでしょうが・・・(現時点では渡航制限あり)

⏳マカオと「夢幻泡影」

この"オモシロイマカオ"(呪文みたい?)と「夢幻泡影」とを連想したのは、上述のカジノからだけでなく、以下の3つの理由もあるのです。

①見た目はポルトガル、中身は中華
②カソリックと道教、そしてモダン
③歴史的・政治的背景がもたらすもの

①は至極単純。ウェブで「マカオ 観光」と検索すると、ヨーロッパ調(ポルトガル風)の美しい街並みが見られますが、実際に街を歩いてみると、ポルトガル風のアズレージョタイルもアチコチ見かけました(公衆トイレにもタイル装飾)。そして、街の標識にはポルトガル語と中国語が併記されており、道行く人の顔は中華系なのですが、街並みはポルトガル風という不思議さ。食べ物も、ポルトガルと中華とありますが、一番美味しかった(というか印象に残った)のは、交易拠点の結果として生まれた「マカオ料理」でした。
この、宗主国を持った国の栄華がもたらした文化芸術に精神、と同時に、それらが抱えてきた悲哀というものも感じずにはいられませんでした。
...「夢幻泡影」...

②は①と少し被りますが、もっと実際的でして、兎に角、各々の建物の存在感がデカい、これでもかというぐらい目に入ってくる(笑)。
そして、最も「夢幻泡影」なものは「聖ポール天主堂跡」でしょう。日本にも所縁のあった教会だったそうですが、写真に見えるファサード(正面の壁)しか残っておらず、他は火事で焼失。当時、大航海時代を支えてきたマカオの役割が香港に移ったことを併せて思うと、栄華の光と影を思い起こさせます。

その一方で、街の人々は、道教の風習や儀式も大切にしている。香港や台湾で見かけたような日々の平安(と、たぶん商売繫盛)を祈る光景が、そこかしこで見られました。
で、とどめは、モダン(?)なタワーとカジノ群!イヤー、凄い圧を感じます(但し、カジノの建物群は夜は圧巻だが昼は物悲しい)。

そして、③。これは、全く個人的な思いなのですが、マカオは香港と比較(或いは同一視)されがちではありますが、両者の来し方行く末はとても異なるように思います。
まずは、かつての宗主国の違いが多分に影響していることがある。そして、ここ数年、香港は香港であろう/なろうと必死である一方、この国は、昨年返還20年を迎えた時の報道にあるように、なんというか、もう、マカオをやめようとしているのかもしれない…
ワタクシには、ことの是非を判断する資格は全くありませんが、世界の多くの民主国家が、香港の、あの必死さを支持していることを思うと、マカオがマカオだったことは「夢幻泡影」だったのかもしれないな、と思ったりしています。

🐐あ、でも旅行自体は楽しかったです!歩きやすい街でした。人々は優しく、街も清潔。とある教会に併設されている墓地が観光名所になるぐらい美しかったのも印象的でした。

3)おまけ:

未だ、宗主国のポルトガルには行ったことがないのですが、とても興味を持っています。特に、エンリケ航海王に興味津々。大航海時代、大海の向こうに未来を見ていた彼、実は船が苦手だったとの説もありますが、冒険心にあふれる人物だったことは間違いないようです。
ポルトガルワインも美味ですし、お菓子も美味しい(マカオのスイーツもレベル高いです)!
・・・あー、早く自由に海外旅行したい・・・

<今日の美-Macau,Gothenburg,Mexico City and Cebu Island>

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