【観じて想う#03】大人の定義?
昨日は成人の日でした。
街中で見かけた振袖姿が目に鮮やかで、皆さん、美しく着こなしていらっしゃると感心しました。
ほとんどの方が普段は洋装なのでしょうが、このハレの日には和装が実にしっくりくる。
着物の持つ美しさは無論のこと、着物が世に出されるまでの工程や関わる人々、果ては着物が日常着だった時代のことまでもが、思い起こされました。
そも、成人の日は「大人になった」という意味でその年齢の人々を祝う日ですが、私の個人的日常的に観じて想うところからは、昨今のこの年齢層の方々は「大人」です。
むしろ、我々の世代(団塊ジュニア)以降の方がこどもっぽい、良くも悪くも(自分のこと…苦笑)。
同年代かそれ以上の人と話をしていると、相互理解というよりも、いかに相手に理解させるかが優先されるように感じてしまうのですが、今の若い方とは“コミュニケーション”がベースにある気がする。
ひとつは、世代差の大小によるものがあると思いますが、それ以上に、今の方がD&I(ダイバーシティとインクルージョン)の雰囲気を自然と纏っているように見えるからです。
これは実に喜ばしいことで、私も素直に見習いたい。
…なんて、少しは私も大人になったのでしょうかね、数年前までは「近頃の若いモンはー」なんて言いがちだったのですが。