おめでとう、ありがとう


2001年12月19日
この日に、RAG FAIRとINSPiという二組のアカペラバンドがプロとしての産声を上げました。
当時高校生だった私はこの二つのバンドが好きで好きでたまらず、人生で初めての遠征もライブ参加も全て彼らに纏わる物でした。高卒で仕事に就いたので、仕事に慣れずに色々なことに打ちのめされていた二十歳前後の私の支えになっていたのも間違えなく彼らで。

そのRAG FAIRとINSPiが、2021年12月19日にデビュー二十周年を迎えたのです。

二十周年ライブが開催され、本当なら参加したかったのですがこのご時世なのでぐっと我慢して、配信をリアルタイムで楽しみました。
いや、もう、ね。二十年本当によく続けてくれたなぁ、と。
デビューしてから今日まで、メンバーの脱退とか、病気とか、脱退とか、病気とか、脱退とか、活動休止とか、脱退とか、本当に色々あったし、もしかしたらどこかのタイミングで辞めてしまうという話も出たんだろうなぁと。「大切なお知らせ」が何よりも怖い。
それでも、彼らはそのRAG FAIRとINSPiと言う屋号を降ろさずに、今日まで走ってくれたのだと。
自分でも思うんですよ、二十年も同じバンド好きとか自分凄くね?って。まぁずっと同じ熱量で好きでいれたわけではないのですが、それでもこれだけ長い期間好きという気持ちを持ち続けると、それが無くなった時の自分が本気で抜け殻になるんじゃないかと。
ライブには終盤に脱退した元メンバーもステージに上がり、リアルに部屋で軽く悲鳴を上げました。やーもー、それは卑怯だってぇぇぇぇ。
元メンバーの加納さんと高久さんは脱退した後は表に出て来ることが全くなかったのでお元気な姿が見れたことが嬉しかったし、塚ちゃんもおっくんもメンバーと並んでマイクを握っている姿に、もうね語彙力が消失しましたよね。

続けるって、本当に難しい。
それでも二十年ずっと続けたRAG FAIRとINSPiは凄い。そして続けてくれたことが本当に嬉しい。

デビュー二十周年、おめでとう。
そして二十年続けてくれて、ありがとう。

これまでも、今も、これからも変わらず大好きです。
これからも続くRAG FAIRとINSPiを楽しみにしています。

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