無責任に愛を叫ぼう


お初の投稿になります。

さて、私は干支が一周するくらい男子バレーボールを見続け、そして現地にも足を運びVリーグを追いかけ続けている人なのですが、ここに来てその男子バレーボール界に大きくそして悲しいニュースが舞い込んできました。

FC東京バレーボールチームの活動休止です。

FC東京と言うとサッカーのイメージが強いかとは思いますが、バレーボールチームも持っておりサッカーチームと同様に赤青のユニフォームで戦っています。
サポーターの方々も熱く、音響を使用しての応援が主流なVリーグの中でJリーグと同様の生声と太鼓と言うシンプルかつ熱い応援スタイルを貫いており、その熱さには毎度感服しています。ここ2シーズンほどはコロナ禍でその熱い応援が聞けないのがとても寂しい限りです。

そのFC東京バレーボールチームが、活動を休止してしまうのです。

サッカーの方のFC東京をmixiが買い取ったというニュースはどこかしらで聞きかじってはいたのですが、今回のことがその影響なのかなと思ったり思わなかったり。
バレーチーム活動休止のリリースにはこう記されていました。
「事業環境の変化、中長期的な事業成長の可能性、Vリーグの将来に向けた事業化・高度化計画への対応等を総合的に検討した結果、活動を休止することを決定いたしました。」
つまるところ、Vリーグに将来性が無いから休止するね、ということ。

シンプルに、辛い。

確かにいろいろ行き届いてないところはあるよね、うん、知ってる。でも十年以上前から見てる奴からしたら徐々にではあるけど前に進んでる感はあるんだよ、いろいろ手を拱いてる感は否めないけど。
じゃぁプロ化すれば解決なのか、と言えば、プロチームも企業チームも一長一短だからどっちが絶対的な正解とかないと思うし、そこ難しい問題だよね。
とかとか、ぐるぐると小難しいことを考えるのですが、私程度がそれを考えたところで何かが解決するわけもなく、只々心にあるのは沢山の愛している人がいるであろうFC東京と言うチームが消えようとしている、その事が悲しくて辛い、ということで。
終わりは来年の五月末と決められています。
個人的には選手・スタッフが各々散り散りになり新しい場所へと旅立つ、というよりもチームごと受け入れてくれる受け皿が見つかればいいなと思っています。
そんなうまい話早々無いやろ、とは分かっているのですが、いや!分からんやんか!!と悪あがきをする自分もいます。
ファンという限りなく無力な一般人の立場から、何が出来るかなと考えてはみるのですが何もできることは無いのは明白なのです。
なのですが、じゃぁ何も持っていないなりに無責任に好きを言い続けるのはどうだろうか、と。
私がバレーボールを見始めてからすぐにNECブルーロケッツと言うチームの休部を目の当たりにしました。あの当時はファンの方々の動きとしては会社側へ提出する署名活動をされていたことを記憶しています。そう、今ほど個人が声を上げても目立ちにくかったのです。
でも今って良くも悪くもSNS等で気軽に発言できるよね、と。
じゃあ、それらを使って好き勝手に目一杯の熱さを込めて、FC東京に対しての愛情を叫び続ければ、どこかにその熱さが届くのではないかな?と脳筋思考の私は考えるわけです。
だって、明日すぐにチームがなくなるわけじゃないじゃないですか。
来年五月末まではリミットがあるわけじゃないですか。
なら、それまで無責任に愛を叫び続ければ、どっかの偉い人の目に留まって「面白そうやからいっちょ引き受けてみっか」とか考えてくれるかもしれないし、フロントの方々が考えを変えてくれるかもしれない。
いや、ない、無いって分かってるよ?!九割方は無いって分かってるけど、ワンチャンそう言う可能性もあるじゃないですか!!
諦めたら試合終了って、安西先生も言ってたじゃん?!(知らんがな)

ファンの強みは、無責任に好きをずっと言い続けられるところだと私は思っていて、熱量って言うのは人の心を動かせるものだとも思っています。
ここまで書いておいてなんですが、私は他チームのファンです。
だからこそ、来季も赤青の、受け入れてくれるところがあったらチームカラーが変わるかもしれませんが、それでもFC東京と言うバックグラウンドを持ったチームとの対戦を見ていたいのです。

好きなチームは違うかもしれませんが、バレーボールファンという括りでは好きなものは一緒です。最後まで共に足搔いてみましょう。


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