やぎとねこと、それから羊のいるおうち
「純度の高い幸福」をいつも求めている。
と、言われても意味がわからないかもしれない。説明を求められたって、簡単にできるものじゃない。
だけど、それは突然わたしに訪れる。降ってくる。簡単に言えば「きれいな青」。
今日、三菱一号館美術館を久しぶりに訪れた。「ルドン、ロートレック展」へ。前にここに来たのもルドン展の時だった。高3のとき、学校に行く気にならなくて美術館に行くっていう、冒険心と罪悪感の狭間で素敵な経験をした。
ルドンと出会ったのはいつだったかなぁ。小学生くらいのときに伯母にルドンの画集をもらって、黒の深さと青の青さに、憧れとも似つかない、ちょうどシューベルトの即興曲を聴いたときみたいな感情を持った。ザオ・ウーキーの青も大好きだけれど、それとも違う。透明な青、パステルを使っているからというのもあるんだろうけれど、すごく優しい青。夏に松屋銀座でやっていたミッフィー展でも同じことを思った。「純度の高い幸福」ということを。
ロートレックの作品はたぶん初めて見たけれど、グラフィックデザインっぽいところもあって楽しかった。印象派の時代とか、明治期の日本の画家の作品とかもあって、やっぱりシスレーが好きだなぁとおもった。
そんなこんなで、わたしの全く統一感のない美術館訪問記は以上です。最後まで読んでくださってありがとうございます。
あ、タイトルは何にも関係ないんです。こんな世界だったらいいなっていう願望。