ゆずれない気持ちがあるっていうこと
先週の土曜日、レッスンでほぼ2週間ぶりにピアノを弾いた。(そこの事情は「おはよう、ちいさな朝のしあわせ」⇐こちら)
1日弾かないと3日分戻るというから、単純計算でひと月以上前に戻っていることになる。ははは。まだベルガマスクと戦っていたし、なんなら悲愴の3楽章もまだやっていたのでは、という時期だ。だからとにかく楽器に触れたい!!という気持ちの反面、どれだけずたぼろのピアノを披露しなきゃいけないんだろう、と少し萎えていた。
だけどね、思っていたより良かったのですよ。そういうのってあるあるだなぁと思う。全然練習していかなかった週に限って褒められたり、よくありません? どきどきして行ったのに何だったんだー、みたいな。
今回はピアノが弾けなくなったーと事前に騒ぎ立てていたので、どきどきすることはなく、ただわたしのさらに錆びついたピアノでごめんなさいという気持ち。だから余計に力が抜けていたのかもしれないし、うまく弾こうとかいう気持ちもなくなっていたのかもしれない。背水の陣ですか。
とにかく、わたしはピアノを弾くことが好きだーと思った。好きなことを自由にできることの幸せと有難さを、今更ながら痛感している。