12/8 パソコンの向こうの憧れの先輩
昨日今日と、旦那さんが勉強モードだ。邪魔しないようにと思って静かにしているのに、ときどき無意識のうちにちょっかいをかけてしまって、かけたあとに「はっ! 邪魔してしまった!」と気付く。かまってほしがりが発動するのが止まらない。なぜだ。反省。反省して、挽回するべく何か役に立とうと思っていろいろ考えてやってみるのだけれど、それもなんだか空回りする。役に立てなかった自分に腹が立って、それで旦那さんに八つ当たりみたいになってしまった。旦那さんは、八つ当たりしたわたしに対して「ご機嫌ナナメだな」と、わたしの好きそうな飲み物を淹れてくれたりお菓子を勧めてくれたりする。もう、自分は勉強している旦那さんの邪魔しかしてないし、邪魔されている旦那さんはひたすらに優しくて、申し訳なさでいっぱいだ。なんだかなぁ、だ。そんな日曜日。
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在宅仕事を始めてから、連絡はほぼチャットとメールだ。テキストコミュニケーション。直に話すのと違って、じっくり考えて返事ができるし、送信ボタンを押す前に自分の書いた文章を読み返すことができるので、会話の瞬発力や咄嗟の対応力がない自分にとってはこっちの方がやりやすいな、と思っている。
仕事用のテキストコミュニケーションは、どうしても定型文や敬語でかちかちの「相手、AIかロボットかもしれないな?」というやりとりになってしまいがちだけれども。やりとりする人の中で、ひとり、ものすごく気持ちの通じ合うかんじのコミュニケーションをとれる人がいる。
感情表現が入っていたり、ちょっとしたポイントを褒めてくださったり。それでいて、文章表現自体は大人で丁寧で、きちんとビジネスコミュニケーションの範囲に収まっている。
応えようとする自分の書く文章は、語彙力のなさのせいか、中学生が背伸びして精一杯大人っぽい文章を書こうとしているみたいな稚拙な文章なのだけれど、その人の書く文章やコミュニケーションスキルに憧れて、少しずつ真似して自分のものにしようとしているところだ。
きっと、同じ職場でいっしょに働いたとしても、気持ちよく働ける素敵な人なんだろうな、と思っている。勝手に『頼りになる、憧れの先輩』的なイメージを抱いて、パソコンのこっち側から慕っている。最近は、その人の役に立ちたいなぁと思いながら、パソコンのキーボードを叩いている。
実際、どんな人なんだろうなぁ。