10/28 体重増えるのはあっという間
体重計に乗らずとも鏡を見ずとも自分の体重の変化がわかるポイントがある。わたしの場合は、腰骨を触ったときの感触だ。最近の平常時に比べて、痩せたときは体の表面から骨までの距離が近くなって、腰骨の尖りが感じられる。夕飯の白米をお豆腐に置き換えるダイエットを続けてしばらく経ったところで、ふと腰骨の尖りに気がついて「あぁ、本当に痩せてきている」と実感した。
ところがだ。先週、休日の夕飯におなかいっぱいピザを食べたり、ひさしぶりの友達と遊ぶときにちょっと豪華なランチを食べたり1ピースが大きなケーキで友達の誕生日祝いをしたりした、だけ、なのに。それ以外は普段と大して変わらない生活をしていたはず、なのに。ふっと、腰骨に手をやったときの感覚が、ここ最近のものと違っていた。あんまり尖っていなくなって、なだらかになった。お肉の厚みが増したのか、骨が埋まって、体の表面から骨までの距離が遠くなった。
あぁ、体重の減った分、戻ったんだなぁ、と。どれくらい戻ったのか(もしくは、むしろ増えているのかもしれない。そんなことはないと思いたいのだけれど)は、敢えて調べない。体重計には乗らない。けれど。戻った。数字としてあらわされなくても、鏡を見なくてもわかる。自分の手の感触が「少し体重戻ったみたいですねー」っていっている。感覚でわかる。感覚は正直で残酷。ひどい。
すんごい本気でダイエットしているわけじゃないのに、痩せたら痩せたでラッキーと喜んでいたので、それがリバウンドしたとなると、自分でも意外なくらいにはショックを受けている。2、3週間くらいはお豆腐を食べていただろうか。そんな努力(努力とかいうほどつらい思いをしていたわけでもないのだけれど)が、たったの2日、「糖質? はて?」みたいな食事をしただけで、あっさり戻るかね。
痩せるのには時間がかかるけれど、太るのはあっという間。
そんな、ダイエットをがんばるたびに体感する法則を、今回も体感する出来事があった、という話。歴史は繰り返す。まぁいいや。お豆腐置き換え生活を続けていたら、またそのうち少しずつ減るだろう。多分。……それとも、続けているうちに体が慣れちゃって、お豆腐の夕飯が当たり前になったら、痩せなくなっていくだろうか。それで、そこから白米に戻したら、ひょっとして、太る? やだやだー!
これから寒くなるから、お豆腐をあたためて食べるおいしいレシピを探さなきゃだなぁ。冷ややっこは冷えそうだ。