美術の思い出:芋掘りの絵

今日は信じられないくらい平和だった。天気もいいし別に寒すぎるわけでもなんでもないのにどうして?客数はほんとに読めないな。

朝通勤のとき空を見上げたら雲ひとつない青空だった。もしバーチャルで投影するなら逆にこうはしないだろうなという、見事な水色。みんなそうかもしれないけど、なんだかんだ晴天は好きだ。気分がいい。よく見ると遠くへ行くほど水色が薄くなっており、グラデーションになっている。こういうの理解してても絵に書くのは難しい。美術の授業で習ったし、実際そうだなと思ったけど、絵の具の色を調整するのが面倒で結局適当に描いていたな。

こういう面倒くさがりのところが、絵とかあんまり上達しない所以だろうなー。はみ出さないようにとか、色味のこだわりとか、途中で面倒になって適当になっちゃう。美術の場合時間制限もあるから仕方ないといえばそうなんだけど。

小学校の美術の授業は、あれは多分よろしくなかったな。確か芋掘りの体験を絵にする回があって、教師の指示通りの構図で全員描かされたからほぼみんな一緒の絵ができたことがあった。何も言われなければ芋掘りの絵って横から見た構図で描きそうなものだけど、教師の指示により芋を掘っている自分を真正面から見た構図になった。また、「手は顔と同じくらいの大きさであるから顔と同じくらい大きく描きなさい」といわれたため全員やたら手が大きくなったし、「芋の蔓には土がついているから緑一色じゃなく茶色もつけなさい」と言われたため全員がそうした。

あれはもっと自由に描かせてもよかったと思うな。別に写実的に描く必要性も特にないわけだし、蔓の色も別に緑である必要性もなかったわけだ。真正面からみた構図でなくとも、主観視点でも俯瞰視点でも何でもよかったわけで。

あれは当時の担任の趣味だったのか、それとも教員のマニュアルでそうなっていたのか?なんにせよ自主性の無い授業だったな。

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