見出し画像

おコメ作り イネを芽吹かせます

こんにちは。
東京と長野で二拠点居住しながら長野で新米農家をやっている元公務員です。

前回、初めての作業が農機具(トラクター)を使っての田起こしだったことを書きました。
一人作業の気楽さもあり、パキパキと作業を進めることができ、「農家に転職して良かったな~」としみじみ思いました。

そんな中、第二弾の作業として、田んぼに植えるイネの苗を育てることに取り組みました。

イネを芽吹かせます

種からイネを芽吹かせるためには、特殊なポット(「育苗箱」といいます)に、たっぷりと水を与えた種籾(「たねもみ」と読みます)と土を入れ、それを温度管理できる保温室(「育苗器」といいます)にしばらく保管し、種籾からの芽生えを待つ必要があります。

育苗箱や育苗器については、またしても農家の味方クボタのHPに掲載されていました。

まずは育苗器に育苗箱をセットする作業ですが、この作業は結構大変なため、近くの農家さんと協力し合い、作業を行うことになっています。
(近くの農家さんの家の育苗器も作ります)

作業当日(2024年4月25日)、私を含め10人ほどの農家が近くの作業場に集まり、一緒にお仕事しました。

まずは育苗箱に種籾と土を入れます。
流れ作業で、育苗器を育苗器に入れます。
育苗器に並べます。

たくさんの育苗箱を扱うため、皆で協力して作業していきます。
流れ作業ですが、なんとなく仲間意識が芽生えます笑

総数500枚の育苗箱を10人くらいで育苗器にセットし終えるまで、だいたい2時間くらいかかりました💦
これでも早く作業が終わったようです。

少し間、育苗器で芽吹きを待ちます。

芽吹いた後

数日間を経て、無事に芽が出てきました。

次の作業ですが、幼い芽を大きく伸ばすため、自分の家のハウスに輸送し、しばらく日光に当てつつたっぷりの水やりを行います。
簡単に書きましたが、この自分の家のハウスへの輸送作業、とってもとっても大変でした^^;

作業日は2024年4月30日です。
育苗器から育苗箱を取り出し、自分のハウスに並べるのですが、1枚の育苗箱は5~6kgで、それを500枚移動させるため、軽トラに積むのも大仕事、それをハウスに並べるのも大仕事です。

幼い芽が生えそろった育苗箱です。重いです💦
軽トラに積むとこんな感じ。この3倍くらいの量です。
並べるとこうなります💦
この後、水をたっぷり与えます。

7人で作業しました。
初心者である私は慣れていないため、曇りの天気にも関わらず大仕事で汗びっしょりになりました・・・

さらに、若いと思って動き回ったせいか作業後には腰が痛くなってしまい、このnoteを書いている今も養生中です^^;
とにかく、無事に作業は終わって安堵です。

少なくとも、持ち運ぶ作業を簡単にしないと、毎年大変だな、と思いました。
持ち運びの負担を軽減するアシストスーツなるものがあるそうです。
高すぎですが・・・
レンタルもあるようですし、来年に向け、効率化を考えないといけないですね。

ということで、おコメ作りのための作業第二弾を完遂しました。
しばらくは水やりを続け、水田に田植えができる大きさまで育てます。

いいなと思ったら応援しよう!