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花咲く橋を渡る日 〜彩風咲奈退団に寄せて〜

※24.10.14 タイトルの表現を一部差し替えました

令和6年10月13日
雪組トップスター·彩風咲奈が宝塚歌劇団を退団します。

咲ちゃん(こう呼ばせて下さい)は、私を宝塚の世界に呼び寄せたスターです。

あるスターさんが気になり、取り寄せた雑誌に咲ちゃんのグラビアとインタビューが掲載されていました。
そのグラビアとインタビューに心を激しく動かされたのです!
そのときは番手なども何も分からずに、ただ一目惚れに近い状態でした。(二番手時代に望海風斗さんと一緒に掲載されていました)

この人にどうしたら会えるんだろうと必死に調べ、やがて宝塚歌劇団雪組のトップスターに就任すると知りました。
コロナが再び猛威を振るっていた2021年9月、初めて劇場で会うことが叶いました。
宝塚大劇場の2階席の一番端の席でした。
席から見た彩風咲奈は豆粒の大きさでしたが、強烈なオーラを放っていました。
見終わって、『この人にもっともっと会いたい』
そんな思いで一杯でした。
それからは転げ落ちるかの如く宝塚歌劇団にハマり、現在の私を形成するに至りました。

トップスター就任中は厳しい状況に見舞われる事が多かった咲ちゃん。
そのたびに応援する身としては悔しい想いをしました。
でも、咲ちゃんはそのたびに愛する雪組の仲間や諸先輩方の力を借りて這い上がってきました。

よく御曹司と評される咲ちゃんですが、舞台の姿はまさしく帝王。
観るようになって、何人ものトップスターの方を拝見してきましたが、帝王と感じたのは咲ちゃんでけです。

バランスよく全てに秀でていて、退団の日まで進化すると誓うその姿に夢と勇気、希望そしてトキメキをもらってきました。
本当にありがとうございます。

今日、咲ちゃんは花咲く橋を渡って宝塚歌劇団から旅立ちます。
今後、どういう道に進まれるかはまだ分かりません。
けれどもどんな道を選ばれても、その道が光り輝くものであることを願っています。

これからも宝塚に触れ続けていれば、何人ものトップスターに出逢うことでしょう。
でも、あなたは私にとって永遠のトップスターです。
サヨナラは言いません、咲ちゃんがどんな道に進まれても輝き続ける限り、必ず会えますから。

永遠のトップスター、彩風咲奈。
また出会えることを願って。