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徒然なるアナログ生活〜今日の1枚〜VOL.27 22.06.28

あつがなつすぎる。
いな
夏がはやすぎる。

今日も今日とて夏全開。
6月と書いて8月と読むのですかね?

ホットな熱帯夜にどうも皆さんおはこんばんにちわ。

家でも節電、会社も節電、クーラーの意味!!
どこもかしこも暗い!暑い!!

フラストレーションがズンズン溜まっておりますが、本日も心整う名盤を1枚。
今日はコチラ!

筆者所有 USモノラル盤

Dr.Feelgood/Down By The Jetty

75年作。パブロックの絶対的大名盤。

スーパーギタリスト ウィルコ・ジョンソン擁するゴリゴリバキバキのロックンロール。
76年にダムドが出てきたのは彼らが居たからであるとされている。

小さなパブで、ブルースロックンロールに根ざしたテクニック不要のクールな音楽をやっていたバンドたち。パブロックのそのスタイル、音楽性が後のパンクの基礎となったとされてる。
あのジョー・ストラマーもパブで演奏していた。

1曲目の「She Does It Right」からバキンバキンのロックンロールが炸裂!!
ジャッキジャッキに歪んだウィルコ・ジョンソンのカッティングギター

なんとびっくりピックなし

指だけで弾いてるとか有り得んくない?すごない?
ってなるくらい迫力がやばい。

リー・ブリローの激シブなボーカルもウィルコに負けない。
ギターとボーカルの殴り合い。
高山善廣VSドン・フライ並。

のっけから凄いもんがカマされるが、コレがケツまでノンストップで続いていくからたまらない。

こまけぇこたァいいんだよ!!
ロックンロール!!

内田裕也よろしくに畳み掛けてくる。

勢いというからもはや突進のようなロックだが、パワー任せの乱暴さがないのがミソ。
スマートでクール。マジでオシャンなのである。

オシャレ感が凄いのが「Boom Boom」、「The More I Give」…
全曲書ききらないので割愛するが、
チャック・ベリー宜しくなロックフレーズ、かと思えぼブルースなフレーズを要所要所に入れ込んでくる。

全曲ホントに隅々までかっこいいのだ。
アウトロまでカッコイイから始末が悪いw

全編通して難しいフレーズは一切なく、リフが主体。メロも口ずさみやすく、実にシンプル

これだよこれ。こういうのがいいんだよ。
チャック・ベリーが田舎のおじいちゃんの家だとすると、実家のような安心感である。

UKのベースにUSの味付けがされてるような、良いとこしかないロックンロール。
それが本作だ。

70年代は言わずもがなプログレの隆盛時期だ。
71年 おせっかい 73年 狂気 75年は炎
ピンク・フロイド全盛。

更にいえば、73年 太陽と戦慄 74年 暗黒の世界、レッド
キング・クリムゾンもノリノリイケイケである。

そんなプログレへのアンチテーゼかのようにパブロックで席巻したDr.Feelgood

本作の意義はロックンロールの復権からパンクへという音楽史的な意味合いを大いに含んでいる。

シンプルイズベスト

カッコイイとは、こういうことさ。

そんな風に諭されるようでもある1枚だ。


本盤は最近騒がしいディスクユニオンのオンラインショップにて。
迷惑メールとか増えないといいな…w

たまたま見つけてしまったモノラル盤
迷わず光の速さでポチッた。

音がやべぇ!!

ドカンと身体ごと揺さぶられるような迫力と臨場感。これぞモノラル!波が押し寄せるように、音が堰を切ったように流れ出してくる。

すでにステレオ盤は所持していたが、違いは一目瞭然。いや一耳瞭然
脳汁とまらなくなった。

モノラル最高。
アナログでお気に入りを買う時、是非モノラルで買ってみてほしい!世界がひっくり返る。トブね!

暑苦しく、寝苦しい夜はビール片手にロケンローとイチビってみても良いだろう。
気分くらいは爽快にいきたいものだ。

さて、本日はここまで。

色々やってたらこんな時間!
なんとか書き上げた…。最近時が早く感じる…。歳かしらね?笑

ロックンロールイズノットデッド!
暑さを熱さで塗り替えて、残りの今週も頑張りましょ。

日常の片隅に名盤を。

また明日、違う作品でお会いしましょう。
それでは!!

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