徒然なるアナログ生活〜今日の1枚〜VOL.20"RSD編" 22.06.20
ウェルカムトゥザジャンゴーーーー!!
まさに我が国は大熱帯時代!
暑すぎる…。梅雨、どこ?笑
とおもっていたら沖縄が梅雨明けしてるし…。
顔汗凄まじく、出勤する度サウナあがり?みたいな状態の私。
デブにやさしい季節ってないの?
みなさんこの熱帯よろしくな月曜日、いかがお過ごしですか?バテてませんか?バテそうに暑い、不快指数1億2千万な本日はコチラを紹介。
長山 洋子/Englishman In New York La Isla Bonita
今回のRSDにて満を持してリイシュー。
今や演歌の長山洋子さんだが、デビューはアイドル歌手。
バナナラマの「ヴィーナス」を日本語カバーしたのが有名で、私の諸先輩方の記憶にはこのイメージが強いかもしれない。
かくいう私は昔は長山洋子=「じょんがら女節」。
藤あや子さん、坂本冬美さん、石川さゆりさん、と同等の認識だった。
そして当時は演歌にまるで興味がなかったりもしていたので、「演歌の人」くらいの認識だったと思う。
しかし、何かの番組でかつてアイドルだった頃の映像を観て、とんでもないポップスの上手さに度肝を抜かれた。高校生か大学生のころ。
民謡経験に裏付けられた「歌唱力」はとんでもなかった。
アイドルから演歌へ、と書くと、アイドル時代は一発屋の鳴かず飛ばす、なんて思われる方もいるだろう。
全くそんなことはなく、曲は売れていたし、テレビ出演はドラマもバラエティーもこなしている。
長くなるので詳細はwikiにゆずるが、是非昔の映像がどこかにあるなら観てほしい。
そんな歌唱力抜群の長山洋子さん。私はすっかり虜になってしまい、昔の音源を探して聴いていた。
そこで出会ったのが88年のアルバム「トーキョー・メニュー」である。
日本語翻訳で洋楽をカバーしたアルバム。洋楽ポップスの有名どころ(日本でも)をカバーしたものだ。
その中に、本作A面収録の「Englishman In New York」も収録されている。
一聴して、
「何だこりゃ!!!!」
となったのは今でも覚えている。
斬新なアレンジに、日本語。
圧倒的歌唱力で歌い上げる日本語訳の洋楽。
生まれる前のアルバムなのに新しすぎて脳が揺さぶられた。
「Englishman In New York」はご存じスティングの名曲。
「La Isla Bonita」はマドンナの名曲。
両者とも日本で売れている、有名楽曲。それを日本語で、艶感全開に歌い上げている。
またアレンジも良く、清々しく、心地よい。
そこに演歌とは違うポップスの歌い方、声がベストマッチ。
まさに駆け抜ける一服の清涼剤。
どちらも多くのアーティストがカバーしているが、個人的に長山洋子ver.を超える者には出会っていない。
今回満を持してシングル形態でアナログリイシュー。
早速完売しているので、その注目度の高さは計り知れない。
買えてよかったぁ…、マジで。プリンスの次に狙ってた。
RSDでの醍醐味の一つはこうしたニッチなリイシューにある。
ほしい人にはたまらない。
さて肝心の音の話。
これがまたさすがにアナログ。よき音で、奥行きがあり、また内周ゆがみが少ない。
限定プレスもので数が多くないからか、シングル盤特有の音の歪みを感じることが少ない。
マスターは当時のものを使っていたとしても、良くできている。
あたり盤を引いたなとニヤニヤして聴いたw
長山洋子さんを知ってる世代も、知らない世代も、演歌よりもスッと入れる本作はオススメだ。
惜しむらくはサブスクがないことだが…、未だ色褪せぬ名曲のカバー、たまにはこうした変化球を味わうのも、いい刺激になるかもしれない。
梅雨明けよろしくな暑さにうだる昼下がり、皆さんの休憩時間のちょっとした読み物になれていればこれ幸い。
熱中症にはくれぐれも気をつけつつ、本日はここまで。
また明日もRSD戦利品から紹介。ではまた明日、お会いしましょう。
To Be Continued.
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