徒然なるアナログ生活〜今日の1枚〜VOL.26 22.06.28
本日のTwitterトレンドに
SOUL'd OUT
アッアラアアア!!
復活か!?と思ったら…
SOLD OUTのSimejiでの打ち間違い笑
けどみんなDiggy-MO'とBro.HiとShinnosukeが好きだね。
筆者は10,000,000Monsters Attackが好きです。
オッオウ オッオウ オッオウ オッオウ
さてそんな懐古な本日、暑い中皆さんお疲れ様です。
暑すぎるのと、仕事暇すぎて、あしたは有給を取りましたw
さてさて、今夜も熱帯夜。
そんな寝苦しい夜にコチラをお届け。
WIRE/Pink Flag
77年作。ポストパンクの金字塔。
UKパンクシーンから現れたWIRE。
本作は彼らの衝撃のデビュー盤であり、ポストパンク黎明期の偉大な作品である。
収録時間36分
収録曲21曲
おわかりいただけただろうか?
そう、パンクなんです。笑
内容はほぼほぼパンク。
は?おまえポストパンクいうたやんけ!!
って罵声は甘んじて引き受けよう。
しかし、違う。違うんだ、聴いてくれ。
パンクシーン出身なので彼らのキャリアスタートはパンクバンドだ。
しかし、内容は皆の思うパンクのそれと異なっている点が多い。
サウンド面、展開、構成
一聴すればわかる。
一線を画しているのだ、パンクと。
中々に言語化するのが難しいが、単にスリーコードぶっぱなしてる訳でも、歪み一辺倒、スピード上等、喧嘩上等な訳でもない。
タメもキメもパンクのそれと瓜二つなのだが、間違いパンクでは無い。
百聞は一見にしかず。
ラモーンズやピストルズ、パティ・スミスやニューヨークドールズ、ランシドやグリーン・デイ
パンクといえばご機嫌でアッパーで勢いがあるものだ。
しかしWIREは一味違う。
ポストパンク特有の仄暗いエッセンスがそこかしこに散りばめられている。
もっと言うとアートロックにも寄った内容なのである。
パンク特有の雄々しく、荒々しい勢いはそこに無い。淡白さすら感じる。
まさにポストパンク。
パンクを乗り越えた先の姿だ。
70年代中期頃から勃興したムーヴメントで新たなロックの形として総じてニューウェイヴなんて呼び方もある。
そう、新しい波。
パンクムーヴメントも終わりを迎え、様々な音楽要素を取り入れつつら新たなロックをミュージシャンたちは模索した。
トーキング・ヘッズ、ジョイ・ディヴィジョンなど同時期に活躍したバンドは総じてニューウェイヴ、ポストパンクバンドである。
その中でWIREはパンクの基礎を活かしながら、新しい音楽の形として本作をリリースし、デビューした。
ジョイ・ディヴィジョンと併せて後の世に与えた影響は計り知れない。
一聴すると中々取っ付きにくさを感じる瞬間もあるかもしれないが、一度まず通しで聴いて欲しい。中毒性はピカイチ。ずっとフルリピできる。
それは言いすぎたかもしれない←
各楽曲の中に詰まっているパンク以外の要素を探すと止まらなくなるし、ポストパンクがグランジを産んだ、とされるが、後のグランジとの共通点も沢山ある。
グランジといえばニルヴァーナ。
筆者個人としてはニルヴァーナはWIRE直系のサウンドだと思っている。
歪みの具合なんかは分かりやすいかもしれない。
ぜひ本作を聴いたら、そのままニルヴァーナを聴いて欲しい。セレンディピティ、アハ体験があること請け合いだ。
茂木健一郎は嫌いだ。
グランジ好きな諸君に私は本作を強く推したい。
陰鬱っぽいがグッと、スカッとするのも本作の、ポストパンクの特徴。なので、明日からの活力に、なるかもしれない。たぶん。きっと。
品物は行きつけであるココナッツディスク池袋店さんで購入。
物はしっかりしてるし、音も良き。
信頼と実績のココナッツディスク。
いつもお世話になってます!
蒸し暑い今夜はここまで。
70年代ポストパンクムーヴメントからの音楽的広がりに、一役も二役も買っているWIREのデビュー盤。
サブスクにももちろんあるので、上記リンクから是非聴いてみてほしい。
最近iPhoneが重くて中々筆が進まないのでこんな時間…🫥
1日の終わりに最適かは分からないが、明日の朝、通勤のお供にでも。
日常の片隅に名盤を。
また明日お会いしましょう。
それでは!
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