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「ついやってしまう」こと、実は才能かも?──それが自分の最強の武器になる理由

1. なぜ“勝手に積み重なる行動”が強みになるのか

私たちには、つい無意識にやってしまう行動が一つや二つはあるのではないでしょうか。
気づけば毎日やっている――そんな行動は、自分にとって苦にならないどころか、勝手に積み重なっていきます。
そして積み重ねの先には、自動的に上達している自分がいるわけです。
これこそが“他人には真似しづらい強み”になるかもしれません。


2. 他の人との違いを作る“ニッチ”と“深さ”

「他の人と差別化できる強み」とはどんなものなのでしょう。私は2つの軸があると思います。

  1. ニッチ(他の人がやっていない分野)

    • ブルーオーシャンとも言えます。ヒカキンさんが、YouTubeで稼ぐという概念がない時代から動画投稿を続けていたり、プロ格ゲーマーのウメハラさんが「ゲームで稼ぐなんて…」と思われていた時代から突き詰めていた例が分かりやすいでしょう。

  2. 深さ(誰もがやっているが、そこまで没頭しないくらいのストイックさ)

    • 大谷選手が野球を徹底的に極めたり、近藤麻理恵さん(こんまりさん)が掃除・片付けを極限まで追求したりするパターンです。多くの人が“そこそこの熱量”で取り組む中、圧倒的な練習量や研究を重ねて、他を寄せつけないほどの成果を生み出します。


3. つい無意識にやってしまう“悪癖”が才能に化ける?

「ついスマホをいじってしまう」という例を考えてみましょう。一見、ただの悪癖のようですが、
何を見ているのか――具体的に解像度を上げてみると、思わぬ才能の芽が見つかるかもしれません。

  • 値下げ情報を追いかけてしまうなら、誰よりも商品の価格変動に詳しくなれる

  • 新店舗のオープン情報ばかり追うなら、地域のトレンドを把握できる

  • 特定の分野のニュースを執拗に追うなら、それを専門知識として活かせる可能性がある

要は、抽象的に「スマホをいじる」と捉えるのではなく、“どこに時間を割いているか”を細かく紐解くのです。
そして、その行動がニッチだったり、めちゃくちゃ深掘りできそうだったりすれば、世界でも少数派の得意分野になりうるでしょう。


4. ニッチかつ深い行動を追求する

もし見つけた“ついやってしまう行動”がニッチで、かつ深堀りも可能なら、
そこがあなたの最強の武器になるかもしれません。

  • 多くの人が注目しない分野なのに、自分は毎日それを勝手に追いかけている→ニッチ

  • さらにそれを自分が楽しめる範囲で深める→深さ

  • 誰にも真似できない知識と経験が積み上がっていく


5. まとめ──“ついやってしまう”が才能の源

  • 勝手に続けられる行動は大きなアドバンテージ

  • ニッチ or 深さどちらかで他者との違いを作れる

  • ストレスなく自動的に積み重ねられるから、長期的に見れば圧倒的な差がつく

  • 悪癖かな…と思っていたものでも、解像度を上げて観察すれば意外な才能の芽が見つかる

意識せずに日々続けている行動こそ、気がつけば自分だけの武器になっている――。
もし「あるある、ついこれやってるな」というものがあれば、
ぜひその“解像度”を上げて観察してみてください。
悪癖だと思っていたものが、実は「世界でもかなり少ない人しかやってない得意分野」かもしれません。

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