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【旅行記・全公開】杜の都で向かえた千秋楽

はじめに

2022年も残すところあと1週間を切った。
今年一年を振り返ってみて一番思うことは、色んな人に囲まれて日々楽しく充実して生かされきたなぁということ。

突然何?って感じの出だしですが、本当に今まで生きてきた中で常に公私共に刺激的な一年だったなと心からそう思います。仕事はお陰様で毎日のように勉強と実践を繰り返すエキサイティングな日々を送らせてもらっているし、プライベートとの両立も今のところは問題なく上手くやれてるかと。昨年に比べてその辺のオン・オフの調整が上手くなってきているなという実感もある。
そして何より今年は自分でも経験したことがないくらいの道外旅行を経て新しい自分を見つけられたような気がします。その道中で出逢った方々との繋がりを確かめることで味わった幸福感と喜び。多くの人と共有させていただいた感動。たくさんの感謝を何かで表現したいなっていう気持ちとこの思いを生涯忘れないためにとほぼ自己満の範囲ですがnoteを活用し、旅行記として記しています。
名古屋と横浜の旅レポは書いてたけどその後の山梨と宮城は書かないのか?って思われている方もおそらくいるかと思われますが(いない)
実は水面下でひっそりと日々書き進めていました。この2作を書き上げるまでは2022年を締めくくれないという使命感に駆られつつ書きまとめた本作は宮城編。「とーやの全国ツアー2022」と題した今年の僕の全国旅行企画もお陰様で今回が第4弾、千秋楽を迎えました。5月の名古屋を皮切りにスタートし6月の横浜編、8月の山梨編と来て今回の宮城。旅の終わりの舞台がこの街で本当に良かったなと心から思える出来事と想い出がたくさんできた、そんな人生初の場所での1泊2日の旅行記を記していきます。


10/15(土) 初日

出発 新千歳空港→仙台国際空港

午前8時30分。地下鉄福住駅から高速バスに乗ること約一時間の末、到着。この場所から始まります。毎度お馴染みの新千歳空港。今年ここに訪れるのは7回目。今年初めに来たときはまさかこんなにお世話になるなんて思いもしませんでした。

ここで友達と待ち合わせしておりました。今回行きの便で利用させていただくのは格安航空のPeach。初めて乗りました。

同行する友人は大学の同期。飛行機に乗るのが2019年の夏以来3年ぶりらしいとのことで、空の景色を撮りまくっていました。今、津軽海峡の上!?あれ、青森県じゃん!みたいな会話が繰り広げられて愉快なひと時でした。そんな1時間のフライト。

仙台空港到着 ~偶然の再会

11時頃、仙台空港に到着。北海道は雨が降っていましたが、こちらに降り立つとやや雲はあるもののその合間から陽射しが心地良く照り付ける秋晴れの天気。

湾曲した屋根の形が芸術的。ダイナミックな全面ガラス張りの外装がオシャレ。東京の六本木・乃木坂界隈で有名なあの国立新美術館を90度傾けたかのような特徴的なファザード。名称は「仙台国際空港」ではあるものの実際の住所は宮城県名取市みたいです。名古屋市内にあると勝手に思い込んでいた中部国際空港が常滑市にあった、みたいな驚きに通じるものをここでも感じました。こういうのって実際に旅をして自分の足で歩いてみないとその土地の距離感とか空気感の違いが分からない。また一つ新しい知識を得ました。

ここで信じられない出来事に遭遇しました。なんと、同じ地元の中学校の同級生と再会したのです。到着して預け荷物が運ばれてくるのを待っている間のこと。あれ、何か似てる人いるなぁ…と思い、勇気を持って話しかけてみた結果見事にビンゴ。
彼と会うのは3年前の同窓会以来。正直櫻坂のファンであることすら知らなかったので驚きを隠せませんでした。実は以前から何度もライブに参戦しているほどの熱狂的なファンだったようで。ライブ終わりにはその場で交換したLINEで公演の感想を語り合いました。

「何でここにいるの?」お互いに驚いて
偶然の確率 計算しても答えは出ない
偶然の答え/櫻坂46

同じ時間、同じ行先、同じ飛行機の便に乗って同じライブを観に行くという奇跡的な巡り合わせで幕を開けた今回の旅はいつも通りには終わらないような予感が既に漂っていました。

いざ、杜の都・仙台市へ

仙台空港アクセス線に揺られながら仙台市都心を目指します。
土曜日の昼間ということもあって停車する各駅で乗車する人の多いこと。電車内は激混みでした。スーツケースと一緒に行動する僕らの肩身の狭さを実感しました。空港から約30分、遂に到着。さすが東北最大の都市。駅舎周囲には背の高いビルが立ち並び、正面には大胆な完全歩車分離の動線を作るペデストリアンデッキが構えられたオシャレな都市計画。大学でも都市や建築のデザインの講義で学んだなぁ…と古い(?)記憶を辿るひと時。
我が地元、札幌駅の正面南口にもペデストリアンデッキはあるもののこんなに立派なボリュームではないので興奮しました。

周辺を少し歩いた後、昼食を取るべく再び駅舎に潜入。

牛たんや寿司の飲食店が立ち並ぶフロアに伊達政宗像。

お昼ご飯は駅舎内に入っていた「喜助」さんにて牛タン定食を頂きました。以前宮城に行ったことがあるという高校時代の友達に仙台のオススメグルメとして教えてもらっていたお店なので行けて満足。
本当はライブが終わった後に寄ろうかと企画していましたが時間的に夜お店がやっているか不安だったこともあり、食べれるうちに食べようということで20分ほど並んだ末に入店。土曜日の昼間だったので大変混みあっておりました。

炭火焼の牛タンに麦飯、シチューやサラダ等がついた豪華定食を頂きました。

素晴らしい味とボリューム。

2,000円ちょいした記憶。この日の為にあえて外食をしばらく控えていたこともあり、久々の豪華なランチで腹も心も癒されました。

食後には「ずんだ茶寮」さんにてずんだシェイクを頂きました。買った後は仙台駅構内をウロチョロしてたんですが同じようにこのカップを持って歩いている人たちをちらほら見かけて嬉しい気持ちになりました。
もうこの牛タン→ずんだシェイクの流れを堪能できただけで仙台に来てやりたかったことの8割くらい達成したようなもんですわ()

櫻坂46の多くのメンバーも宮城ライブ後日ブログやメッセージアプリでこのずんだシェイクの写真をあげていました。


仙台市街地散策

開演まで時間は十分にあるしこの日の夜に泊まるホテルのチェックイン時間までもまだ余裕があったのでこの後向かうライブ会場であるセキスイハイムスーパーアリーナまで出ているシャトルバスの乗り場への下見も兼ねて仙台駅周辺を散策しました。

仙台駅東口に出ると至る所にシャトルバスに関して案内をしている人や看板が置かれていて誘導されました。
改めて、ここは宮城県仙台市、東北楽天ゴールデンイーグルスの本拠地である。街の色んな所に球団のトレードマークであるえんじ色の旗と楽天のロゴマークを目にしました。

今回、ライブのチケットが当たるまではセキスイハイムスーパーアリーナが仙台市都心にあってアクセスもいいのだろうという勝手な解釈をしていたのですが実際は利府町という仙台市の隣町の山奥にあるとのこと。電車の最寄り駅からも徒歩50分、バスが出ているもののどうせ人多いだろうし乗れなかったらどうしよう、タクシーの活用も考えたがお金は節約したい、レンタカーや自転車を借りるのもいいけど停める場所無かったらどうしよう…というちっぽけな不安要素が積もり積もって解決策が見出せない中、1つの吉報が。"仙台駅から会場までシャトルバスが出ている"という耳よりの情報を、いつもお世話になっているやたろ(@yata_fantasy)さんより教えていただきました。彼はもう紛れもなく「とーやの全国ツアー2022」最大のスペシャルゲストのうちの1人であり、最大のサポーター兼プロデューサー。櫻坂46の公式サイトでこの案内があったものの完全に見落としていたのでこの情報を教えて頂いた瞬間すぐコンビニへ駆けつけ往復分の乗車券を同行者分も含めて発券。旅の最後の最後まで本当にお世話になりました。

シャトルバスの乗り場はすぐに見つけ出すことができました。満員になり次第、遅くても30分間隔で発車している様子でした。
まだまだ時間に余裕があるのでホテルまでのんびり遠回りしながら引き続き街の散策。

道に沿って水が流れていく街の見せ方、自然と都市の調和の美しさね。
イーグルロード
今年5月に訪れた愛知県で歩いたドラゴンズロードを思い出した。
こういうアンダーパスの醸し出すレトロな雰囲気好き。
仙台朝一。宮城県は漁業も盛んなのだ。

14時。ホテルでチェックイン。今回の一泊は「仙台ワシントンホテル」さんにて。2人で泊まるのでツインベッドルーム。こんなしっかりしたホテルに友達と一緒に泊まるなんてよく考えれば高校2年生の修学旅行以来、7年ぶりなんですよね。
十分な広さで快適でした。

最高階の部屋を用意していただきました。

フロントで部屋の鍵を受け取って入室してほっと一息つく感じ、今旅行しているんだなぁと感じる幸せな瞬間の一つ。
重いスーツケースを置き、荷物の整理が出来次第直ぐに会場に向かうべく先ほどのシャトルバスの乗り場へ再び向かいました。

バスのフロントガラス上端に「櫻坂46 2nd TOUR As you know? 様」と書かれた紙が掲げてあり、ちょっとした特別扱いを受けたような気分でした。
車窓から見える初めて来た宮城の街並みの景色、どれもが新鮮でした。仙台都心部を抜けて次第に緑が多くなっていく風景、ただライブ会場に向かっているだけではなくてこの移動そのものも一つの旅行なんだなっていう感動。
8月に山梨へ赴いた際にも感じたことだけど、同じ目的を持った人たちが同じ会場へ向かうバスがまさに老若男女交えた遠足みたいな気分で楽しいんですよね。

車窓から見えた木下大サーカスの巨大赤テント


セキスイハイムスーパーアリーナ到着

30~40分くらい乗ってたんだろうか。バスは次第に狭く曲がりくねった道を通り抜けて開けた場所へ。到着した時に肌で感じた空気の涼しさ。相当山奥まで来たんだなぁと認識。
人里離れた場所にある自然に囲まれた場所に音楽ファンが集まる構図、真駒内と同じだなぁとこの似た会場名にも重ね合わせながら地元を思い出しました。

紅葉が綺麗でした

これがライブ映像でよく観るあのセキスイハイムスーパーアリーナか…

改めて、櫻坂46のライブで初めてここを訪れることになるとは思いもしませんでした。この会場に来たからには桑田佳祐さんが植樹された桜の木と記念碑をこの目で確かめたいなというもう一つの目的も果たしました。奇跡的な櫻と桜の巡り合わせに我ながら感動していました。

いざ、アリーナへ

ライブ本編

無事に開幕し約2時間の贅沢な時間を味わいました。終演後は特別に会場内の写真撮影OKということで満遍なく撮らせていただきました。

Thank you MIYAGI

このかっこいい天井、よく色んなアーティストのライブ映像を観て気になってたけどようやくこの自分の目で確かめられたので満足です。

8月に山梨へW-KEYAKI FESを観に行ったときには披露されなかったデビュー曲の「Nobody’s fault」から最新曲の「摩擦係数」や「条件反射で泣けて来る」、グループのテーマ曲「櫻坂の詩」などを観れたこと。欅坂46時代からキャプテンとしてグループを引っ張ってきた菅井友香さんの卒業前に参加できたこと。僕の推しメンだった尾関梨香さんが芸能界を引退して以降初めての櫻坂としてのツアー。屋外ではなく屋内。8月のあの公演とは何もかもが対照的なひと時で、両公演とも参加できた意味を改めて強く感じられた最高のライブでした。

そういえば同行した友達は大の菅井友香さん推し。2017年の秋頃に「風に吹かれても」がリリースされた時期にファンになったとのことで僕も彼とよく大学で音楽の話をして盛り上がる仲だったし、講義中にYouTubeで"菅井友香 かわいい"と検索して欅坂46の冠番組「欅って書けない?」の動画を観たりしたのも今では良き想い出。ゼミ室のパソコンで欅坂の配信ライブを観たことも。学校終わりには一緒にCDや生写真を買いに行ったりローソン巡りやタフマンの自販機探しもした。元はと言えば僕自身坂道グループに興味を持ったのも彼から布教されたようなものだった。そんな最高の月日を一緒に過ごせたキャンパスライフにおける相棒と同じライブを観に来れたこと、こんなに尊いことはそうそうないんじゃないかと思わされました。

帰りもシャトルバスで仙台都心部へ。アリーナの駐車場に何台もバスが停まっていてそこに向かって行列ができていた光景が鮮明に焼き付いてる。

また行きましょう


仙台市街 夜

仙台都心部に帰ってきた我々は夕食のお店を探しつつあてもなく彷徨っておりました。

あれ、札幌に帰って来たんだっけ?って本気で錯覚するほどこの商店街の造りが我が地元のすすきの~大通公園間にある狸小路に似ていて驚きました。

飲食店を探しにやって来たパルコのレストラン街より仙台駅東口及びペデストリアンデッキを眺める。

そして探し当てた今晩の飯所は「韓国屋台 ぴんな」さんにて。

ライブ後の酒が世界一美味いんです。

この時はたしかもう21時近かったかな。ここを選んだ経緯はよく覚えてないけど友達がこの時間でもやってるお店を調べて案内してくれた気がする。この日はもう昼に牛タンを食べたので食事できるところならどこでもいいやという気持ちでした()

韓国料理店。今まで韓国料理は食べたことが無かったんだけどチーズ海老ギョプサル、韓国チーズキンパ、ユッケなど頼んだメニュー全部が美味しくてハマりそうになりました。普段全く馴染みのないような料理でも旨いもんは旨いなという新発見。こちらの店員さんがすごく優しかったこと、友達とライブの感想や大学時代の思い出を語り合ったこと。この日のために長期間の禁酒を徹底していた分、色んな感情が爆発しました。

本当によく酔った。このフワフワした体で涼しい夜風を浴びて野外を歩く感覚が久しぶりで気持ち良かった。おまけにライブの余韻という超豪華特典付き。ホテルに戻ります。

こんな写真撮ってたっけ

25時就寝。


10/16(日) 最終日

この旅も遂に最終日です。最終日とカッコつけて言ったものの、日程が2日間しかないから普通に2日目です。

6時起床。

客室の窓より

ホテル 朝

身支度を済ませたら朝食を頂きに1階へ。ロビーには楽天の選手のサインが書かれたユニフォームが飾られていました。

ビュッフェ付きの宿泊プランにして良かった。やっぱりホテルの朝食も旅行の醍醐味の1つですよね。

今日も一日長いので、エンジンをかける意味でもしっかりとボリューム満点の料理を頂きました。ビュッフェ形式だととりあえず目についたものを盛り付けるという自分の癖。個人的に食に対する好き嫌いはほとんど無いのが救い。

朝食を頂いた後は部屋に戻って少し休憩。この日まで毎日のように仕事が忙しく、休日にも何かと予定が入っていたりしてのんびりする暇が無かった。こんなに何も考えることなく頭の中空っぽにしてゴロゴロ過ごしてる時間も久しぶりでした。

ベッドから見上げた天井

さて、本命の目的である櫻坂46のライブを無事に観終えた後のこの日の予定は宮城県内のドライブも兼ねて松島海岸近辺の観光。レンタカー屋さんで車を借りて行動することに。

ドライブ出発

レンタカー屋さんへ向かうのですが、ここで余談です。
旅の荷物はこんな感じ。このカバンとスーツケース2個セットで今年いろんな場所を旅してきて、この日で終わってしまうと考えるとなんだか感慨深い気持ちに。

この手持ちカバンは学生時代からよくこんな感じでライブのグッズをジャラジャラぶら下げた状態で大学に通っていた。友達曰く、ラバーバンドの本来の使用用途が腕につけるものではなく本気でこういうカバンの飾りものだと思っていたらしい() 

車を借りてからはひたすら北の方へ。19時過ぎの帰りの飛行機に間に合わせるような行動計画のもとドライブスタート。


セキスイハイムスーパーアリーナへ

仙台市を北上して目指すは松島海岸。その前に向かうはセキスイハイムスーパーアリーナ。前日売り切れて買えなかったグッズがいくつかあったためその購入のために再びやって来ました。仙台を抜け利府町へ。

まさか2日連続の訪問になるとは思わなかった()

11時頃。まだ人はそんなに集まっていないようでそれほど並ばずにすぐグッズの購入が完了しました。

ちなみに札幌市にあるのは「真駒内セキスイハイムアイスアリーナ」。
こちらは「セキスイハイムスーパーアリーナ」。

せっかくここに来たなら昨日見れなかったようなライブ会場近辺の様子も見ようということでしばらくこの敷地内を散策することに。

アリーナの隣にある一回り大きなもう一つの施設は「キューアンドエースタジアムみやぎ」。ものすごく広大な大地にこんなデカい空間、存在感に圧倒されました。

グランディ21(宮城県総合運動公園)
外観

正直なところ、こんな名前のスタジアムってあったっけ?と思って調べてみるとここの旧名称が「ひとめぼれスタジアム宮城」であることが発覚。こちらは何となく聞き覚えがある。よく見るとこの建物の外観の文字の裏に「ひとめぼれスタジアム」の文字がうっすらと残っていて当時の面影を残していました。

ここでまた余談ですが2015年にMr.Childrenが2つのツアーで宮城を訪れた際にライブで使った会場がこのセキスイハイムスーパーアリーナとひとめぼれスタジアム宮城で、この利府町という地域名と当時の最新アルバム「REFLECTION」を文字って「利府レクション」とミスチルファンがこぞってツイートしていたのをよく覚えていますね。
そういうことだったのか!という7年越しの発見と感動。。。

松島へ

セキスイハイムスーパーアリーナを後にし、松島海岸へ向けて車を走らせます。ここからのドライバーは私が担当。この日は日曜日だったということもあり、道がとにかく混んでいました。

ちなみにこの時の車内のBGMは前日参加した櫻坂46のセットリスト。
ライブの余韻に浸りながらまだ見ぬ新しい景色を進んで行く光景には常に感動しっぱなしでした。走ること数十分、緑に囲まれた細い山道を抜けたかと思えば目の前に広がるのは青い海。

山から海岸に下っていくときのこの景色はまるで映画のワンシーンのよう。

松島交番

この地域に建てられた建築物の外装デザインがオシャレ。国宝や日本三景が出迎えるこの街の景観が和の雰囲気と上手く調和しているような印象を受けました。

手樽海浜公園

まず辿り着いたのは手樽海浜公園の海岸線。松島海岸、いわゆる瑞巌寺とか五大堂がある世間的に有名なあの場所とは大分離れた場所です。お昼時で随分と人がいたのでそちらはまた後で訪れることに。
こちらは全く人の気配がなくのんびりと宮城の海の美しさを堪能しました。
まさに"果てしない空と海の青さに胸が騒ぐ"ってやつですよ。

秋の海岸、良い。
海にて


海沿いの市場にて腹ごしらえ。
取れたての生牡蠣を頂きました。


松島海岸

いよいよメインの松島海岸に到着。これが見たかったんですよ。国宝・瑞巌寺の五大堂
かの有名な戦国武将、伊達政宗が創建したようです。
岩場から岩場をつないでいるこの赤い橋を渡り五大堂へ。ここでスマホを落したりなんてしたら大変だなぁなんてくだらないことを思いながら。

正面

かっこいい。こういう日本古来の木造建築物、木ならではの温かみもありながら精密に重なり合う構造とダイナミックな迫力には見惚れるものがありますね。建物の4面に干支の彫刻が施されていて、それを全て順番にカメラに収めようとしている人もいました。
海にせり出した岩場の上に建てられているということもあって普通の寺社仏閣とはまた違った雰囲気が漂っていました。

五大堂正面側から望む海

海岸線を少し歩きながら瑞巌寺の本堂へ。

松島は松尾芭蕉の「奥の細道」の舞台にもなったらしい
これは松島城日本三景展望台を撮影する私。
こちらがその時の写真

この海岸線を離れて若干山側の方へ。

館内は撮影禁止なので写真は残っていませんが、本堂と青龍殿という二つの建物にお邪魔しました。本堂には日本建築の豪華絢爛な装飾が光る空間が広がっていました。よく歴史の教科書に載ってる書院造の間とか金箔の襖に描かれた絵画とか。青龍殿の方は何百年も前の重要文化財や伊達政宗に所縁のある物だったり沢山展示されている資料館。東北の歴史をたくさん勉強させていただきました。

御朱印も頂きました。

今年、旅の道中で頂いた御朱印はこれにて8個目。

前回の山梨の旅では武田信玄に由縁のある街を舞台に散策したけど、今回は伊達政宗。狙ったわけじゃないのに勝手に個人的に大好きな戦国武将メドレーが形成されていたことに驚きでした()

福浦橋・福浦島 ~偶然の再会②

再び海岸の方へ。あの赤い橋の向こうが気になったので行ってみることに。

福浦島
福浦橋

この福浦橋の手前で信じられないことが起きました。
高校の後輩とばったりすれ違ったのです。
同じ地元の一個下の後輩でお互い実家も近く、ノリも良く愉快な絡みもあった仲なのだが高校卒業以来は一切合わなくなってしまい気が付けば連絡を取ることも無くなってしまったのだけれどまさかのこの場所で再会。厳密にはお互い早歩きだったもんで、アレっ?って感じですれ違ったんだけど後でLINEしたところ、間違いなくその場にいたとのこと。宮城に住んでいる訳でもなくずっと地元で暮らしていてたまたま観光で来ていたらしい。地元でも会えないのに何でこの日にこの場所に、同じ時間の同じタイミングで再会できたのかが不思議。偶然の巡り会わせってあるんだなと感動しました。
仙台空港に到着した時に久しぶりに再会した中学の同級生、ここで会った高校の後輩、そして今一緒に旅行をしている大学の同期が隣に居る。ここまで歩んできた人生をリアルに振り返っているようで、なんて贅沢で夢のような2日間なんだと。。。

元気か?久しぶりだよね ハイタッチしながらあの頃に戻ろうぜ
あれからどうしていたんだ? お互い何となく連絡できずにいたね
こんなところでばったり会うなんて奇跡さ 信じられない確率だ
タイムマシーンでYeah!/櫻坂46
森の中でいくつも分岐した道を適当に進んで行きます

陸と海と空、全部が組み合わさったような美しい自然の環境に癒されました。もしこの近所に住んでいたら頻繁に訪れるのかな。スマホで写真撮りまくるのもいいけど、何の電子機器も持たず自然のエネルギーを浴びるってこともしてみたい。

島の中には売店があったので一服
写真でも伝わるであろう、まさに"10月中旬"って感じの空気感ですよね

晴れていたのがまたこの日における最高の演出で。天気が良くなかったらここに足を運んで長時間滞在することも無かっただろうし、恵まれた天候にも感謝です。

仙台市街へ

帰りの飛行機の便の時間が近づいているということでやや急ぎ目に仙台駅へ車を走らせます。

松島海岸から仙台市街へ帰ってきました。40~50分くらい。1時間くらいかかってたかも。日曜日の夕方だったので道路はそこそこ混んでいて本当に帰りに間に合うか心配でした。それでも運転してくれた友達には感謝。車内で流れていた櫻坂46の歌もほんの少し切ない雰囲気を醸し出していたような。

仙台駅に着いてからはお土産を買って空港へ向かいました。

搭乗ゲートの造りが美しすぎた


北海道到着

21時頃。無事に帰って参りました。

新千歳空港 バスターミナル

これで僕の2022年の旅は終わりなんだと思うと切ないものの無事に何事もトラブルなく終えられたことが堪らなく嬉しかったです。ちょっとした偉業を成し遂げた気分。今年5月に愛知へ行くことが決まった日にはまさかこんなに充実するとは思いもしなかったし、同じ新千歳空港でも当時の春の暖かい日差しと空気感が宮城の旅を終えた後には肌を刺す秋の風に変わっていて半年という月日の長さを実感させてくれました。


今回のお土産
・みとわ
・伊達絵巻
・萩の月
・ずんだ餅(ずんだ茶寮)


最後に

名古屋編の旅行記を投稿したのが5月。今はもうクリスマスシーズン、年末ムードが漂う時期。個人的にゴールデンウィークから現在、年の暮れまで今年大半はずっと突っ走ってきた印象です。ここでしか言えない超プライベートな話をすると、生活環境に大きな変化がありました。今年春先に転職活動を始めまして今の職場から内定を頂いたのが4月下旬。まさに名古屋旅行の直前の出来事でした。6月の横浜編を旧職場における自分の卒業旅行的な意味合いも込めて決行し、月末に退社。人生における新たなエントランスを通過し、翌7月1日からは今の職場での日々がスタートしました。現在は自分のやりたい仕事を続々とやらせてもらえる充実感、最高の上司、大変恵まれた環境でお仕事させていただいており、現状は本当に楽しくやらせてもらっております。仕事と休みのバランスを自分で上手く取れるようになったからこそ決行できた8月の山梨編と10月の宮城編。
そんな人生の過渡期を素敵な旅行の思い出と共に迎えられたことが幸せであり感謝の思いが尽きないです。慌ただしい日々の中よく実行に移せたなって振り返ってみて今になってはそう思います。この約半年にも及ぶ私の旅行企画、Twitterでリアルタイムで発信していた様子を観ていただいた方、今読んでくれている方々あってこその企画です。本当にありがとう。
正直現段階では来年また今年と同じような事ができるかどうかは全く分からないのですが、今年もらった感動と情熱を全部エネルギーに変えて2023年も走り続けます。25歳という節目の一年に向けて、もっと素晴らしい一年になることを願って。

大晦日は桑田佳祐氏の年越しライブ「年末も、お互い元気に頑張りましょう!!」が横浜アリーナで開催、そちらに参加すべく再び首都圏へお邪魔します。これが本当に今年最後の締めくくりの旅なのでどうぞよろしくお願いします!


#とーやの全国ツアー2022
#宮城編
「杜の都で向かえた千秋楽」

〜完〜


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