どうしてジャック?どうして?あなただけがいい解決法を思いつくの?
わたしにとって大切で大切な岩﨑大昇さん主演、NEWSIES。
岩﨑大昇さん、グランドミュージカル初主演作品、NEWSIES。
観劇。2024。
例によって担当(岩﨑大昇さん)を観にいったはずなのに結局作品・全キャストが大好きになった結末。
そんな私の感想、好き など。
感想
結論、大好きだった。
京本大我さん主演時からなんとなく聞いていた評判。ミュージカルが大好きで大学で勉強していたほどの私。小さい頃からディズニーが好きな私。アランメンケンの音楽が大好きな私。岩﨑大昇さんの歌が好きで仕方ない私。最近宝塚を履修し始めた私。全てが今回のNEWSIESのためでしたね、恐らく、、ええ、、、、、
私の初日、『いけてるぜ新聞売りの人生』と日生劇場の真ん中でたくさんのキャストと歌って躍る岩﨑大昇さんを目の当たりにして誇らしくて仕方ない涙を流したのは言うまでもありません。。(何度これをやれば気が済むのでしょうか)
私みたいな観劇大好きおばさん、音楽大好きおばさん、青春群像劇大好きおばさん、リベラルおばさんとしてはこんなの最高に決まってました。今までニュージーズに出会わずに人生が進んでいたなんで信じられないよ、、、、
クラッチーもせいしろう(せいしろう)もレスも、キャサリンももちろんジャックもみんなやさしくってそれぞれの想いがあって、どのキャラクターの感情も手にとるようにわかって苦しい。本当に沢山のニュージーズが出てくるけど全員に意思があってバックグラウンドがあって、全員が主役みたいなそんなミュージカル。
(ニュージーズたちのダンスがバレエベースで、めちゃくちゃアクロもあって、見ていて楽しくて最高!私も踊りたい!)
キャサリン(キャサリン)
私はNEWSIESの中で何が好きって、キャサリンなんです。キャサリンが好きで好きで仕方ない。劇中キャサリンが歌うwatch what happen。大好きで仕方なく、何故か毎回号泣。自制していたグッズのチャームも結局タイプライターを購入でしたね、はい。
キャサリンのここがいい!!
・気が強い
・20世紀初頭のフェミニスト
・おてんばプリンセス
・かわいい
・かわいい
・自分が価値のある人間だと自覚している
・かわいい
・そうは言ってもパパの前では無力になってしまう
・正義感のみで動いている勢い
キャサリン、キャサリンキャサリンキャサリン。私は本当にキャサリンになりたいんだと思いますよ、はい。今まで出会ってきたどんなキャラクターよりもキャサリンに憧れの感情があって、キャサリンになりたくて仕方ない、んだと思う。
(ごめん盛った、ハリポタのハーマイオニーと同じくらいの憧れ)
(今思うと、ニュージーズ自体が1890年代あたりだったと思うから、本当にバージニアウルフとかマーガレットフラーとかあの頃なんだなーと思うと最高になる、所謂フェミニスト運動の第一派ごろのアメリカ。本当にキャサリンのような人がいたんだろうなとウキウキして感謝してしまう。ありがとうございます。。。)
1幕中盤、ストライキを決意したニュージーズたち。
それを取材し記事にしたいと思ったキャサリンがストライキの前日にタイプライターで記事を書き始める時に歌うwatch what happens
本当に本当に大好きな曲。
曲が始まる前のジャックとキャサリンの会話。
ジャックの『上手く書いてくれよな、俺たちもあんた自身も、その記事にかかってるんだからな』に対して、『聞いた??上手く書いてくれーだって!上手く書く。さもなくば、すごすごとガーデニングの連載に戻る。どうってことないわ』と独り言をもらすキャサリン、、、。
キャサリンの性格ならきっとジャックに上から物を言われて腹が立って、上手く書くに決まってる!って啖呵を切るとか、ジャックの言い方に文句を言うとか、あったと思うんだけど、ここでは『上手く書く』ってある種決意みたいに、自分に言い聞かせるみたいに言うんだよなー、、!これが結構私には効いている。ジャックの上から目線なセリフが気にならないくらい、この記事を書くことに喜びを感じて正義感からくる(勝手な)責任感にいっぱいになっているキャサリン。他のセリフから察するに夢の新聞記者になったにも関わらず、ガーデニングの連載や芝居の批評ばかり書いてきた彼女が少年たちを救うかもしれない記事を書くことへのワクワクにいっぱいになっていることを感じてこちらまで高揚して苦しくなる。
歌の冒頭、今まで書いたことのない所謂新聞記事的な文章に戸惑いのあるキャサリン。書き始めてみると勝手に指が動いていく感覚に心が躍る様子や、ずっとこの時を待っていたんだと言う期待感を感じて最高(私、すでに泣きそう)
キャサリンは正義感の塊だから、弱いものや小さな声を自分が報じて世の中を変えるんだって本気で思って新聞記者を志しただろうに、女だからと、『女の記者が書いた記事なんで誰が読むものか』と、芝居の批評やガーデニングの連載しか書かせてもらえなくって悔しかったんだよねーずっと、、、
でも今回ジャックに出会って、ニュージーズがストライキをすることになって、彼が未成年労働者の小さな声で巨悪(父)を倒そうとするまさにその時に、自分が記事を書いて、新聞で大きく報じることができれば、『この世の中良くなっていくわ』って心の底から思って、思うことができて、嬉しかったんだよね。
キャサリンがこの歌を歌う時、キャサリンとタイプライターだけにスポットライトが当たっているのも本当に大好き。キャサリンが記事に集中して、自分の中で夢を歌ってるみたいなそんな感じ、全然文字にならないけど(お前は新聞記者になれません)
青春クソババアの私には刺さり過ぎます、、、芸術はいつだってこうです。文化はいつだってこうです。できるだけ長く若いままでいたいものです。私が今感じている感情から一ミリも老いたくないないものです。
この曲のワクワクするメロディーと歌詞のバランスが私をいつも大泣きさせます。やめてください。
あと、キャサリンがこれを歌っている時のドレスが可愛過ぎます。やめてください。Dハロ着たい!キャサリンでアメフロ行きたい!と思ったのにニュージーズは全身仮装対象作品ではありませんでした無念。オリエンタルランド様、来年以降どうぞよろしくお願いいたします。
ジャックとキャサリン
数回観劇しましたが、観るたびにジャックとキャサリンが自然にどこまでもジャックとキャサリンになっていて、兵庫・福岡にいけないことを嘆きました。
ジャックの生意気で調子に乗ったイケイケのかっこよさがどんどん増していて、その分本当にただの17歳に見える瞬間が可愛くて仕方がなく、気持ちで抱きしめてしまいます、、、、、、
皆といるとカリスマリーダーでガキ大将のジャックがマンツーでキャサリンと対峙する時、キャサリンとの距離が近くなればなるほどどんどんその殻が剥がれていって、ただの17(じゅうしち)歳の少年になっていく姿が可愛くて仕方がない。。です。。。。
冒頭、道を歩くキャサリンに始めて会った日、自分から声をかけたり、メッダの劇場で会った時に似顔絵を描いたり、『そんなことより今晩君としたいことを話したいな〜』なのに、いざキャサリンから急に距離を縮められると、
『これ、どういうこと?』『ここに何かある???!!!』になってしまうジャック。
そして、『君みたいな女の子が僕みたいな男と付き合うわけがないんだ』になってしまうジャック、、、、、、
本当はどこまでも普通の17(じゅうしち)歳の少年なのに、一人で強くなる以外方法がなくここまで強く生きいてきたジャックが本当に信頼していいと思えた相手なんだね、キャサリンがうれしいよ私が(涙)
でも地下室の印刷機で配るチラシを刷っている時にはみんなの前で俺の女感出してくるのでそんな単純でわかりやすいジャック、ありがたいくらい可愛いです。
あなたは知らぬ間に私の心に入ってきたわ!ジャックケリー!と言ったところです。
映画版を見た
観劇して大好きになって、その後映画版を鑑賞しましたがびっくり、全然違った。だってキャサリン出てこないんだもん!!!!!!!!!!!💢
キャサリンの代わりに男性の大人の記者が彼らの記事を書き、彼らの父親的にニュージーズの世話をしてくれる。
ジャックはキャサリンではなくせいしろうのお姉さんと恋をする。
だから(?)その分ストライキ中はずっとニュージーズの顔をしていて、ジャックとせいしろうの友情が中心の物語でそれはそれで結構よかった。友情大好きなのでミュージカル版でもここの友情にもっと注目が行く作りになってたらもっと嬉しいかも、知らんけど。
キャサリンがいなかったのでwatch what happensもi never planned on youも無かったし、クラッチーが感化院にいれられて『キャプテンジャックのせいで』と大鬱になるジャックも無い。でも逆にking of NewYorkにジャックも参加できていて嬉しくはある。
劇中ではシーンとしてはなかったクラッチーに会いに感化院に行くジャックや、ブルックリンにストライキのことを伝えにいくジャックとせいしろうをみることができて光栄だった。やっぱりクラッチーのことを思うと涙、でちゃうね。
そうだ、映画版ではせいしろうとレスと初めて会った日に家族とのご飯に誘われてジャックはついていくんだよね(そこでお姉さんに会う)そこで家族が一体どんな物なのか目の当たりにするジャック、ガチ苦しかった。公演で二人に親がいることを知って悲しい顔をしながら二人に用事があると嘘をつくジャックも苦しかったけど映画版も結構苦しかった、です。
最後に①
岩﨑大昇さん。某じいさんに育てられたねーと思わざるをえない舞台上での立ち姿。私は2018年に始めて帝国劇場で彼を見たその日から劇場での立ち振る舞いで岩﨑大昇さんの右に出るものはいない、と思っています。劇場側が本当に岩﨑大昇さんのことが大好きだと思う。それくらい、劇場ごと光り始める、と思う。
私から彼にどうして欲しいとか、もうそんなこと思えるはずがないけど、それでもここに貴方の姿にこれだけ感動して、生きる希望を得ている命があることを知っていてね、と声を大にして言いたい。責任を感じて欲しいわけじゃ無い、ポジティブに、あなたのおかげでこれだけ頑張れていることを知っておいてもらえたら嬉しい、純粋に感謝が溢れているので。だから、岩﨑大昇さんが今日も舞台に立ってその姿を届けることを選んでいてくれることを心の底から嬉しく思う。そしてニュージーズをみたあなたのことだけを見にいった訳では無い人もきっとあなたの姿に感動し、きっと記憶に残るジャックの姿であったと思います。これだけ多くの人を幸せにできる岩﨑大昇さん。尊敬しています。素晴らしい人だよ、全部あなたのがんばりですよ。
私の知っている岩﨑大昇さんはジャックと似ていて自分自身への賞賛を直接自分への愛と結びつけられない、そんなところがある人だと思ってます、勝手に。でもね、そんなことないんだよ、だってそれはあなたがやっているから意味があるんだからね。って私が概念キャサリンとして、エースのカードに勝手になりたいと思う。ずっとずっと届かなくても天にこの想いを届け続けていきたい、と改めて思う。思った。
私の人生(オタク人生???)いろいろあったけど、私は岩﨑大昇さんを好きでいることが性に合っているなーーーー!と痛感の日々でした。これから先の人生もずっと、(勝手に)岩﨑大昇さんと人生を歩んでいきたい。
最後に②
私は大学で表現論を勉強して教授にお願いして各種小劇場を回らせてもらっていたくらいにはそもそも観劇・ミュージカルが大好きなわけだが、結局観劇の時間はその世界にだけ入り込んでいればいいから楽って思っている自分もどこかに居て。だから好きな作品に出会うと潜在的に逃げの意味で回数を増やして体力も時間も全て全てをすり減らして生きることで自分を強制的に充足させている人生であることを最近本当に自分でよくわかっていた。だから無意識にそれに気づかないように気づかないようにしてきていたんだけど、、、、、 それが進めば私にとって観劇が本当に大切で仕方ない物であったはずなのにいつの日かサンタフェ(概念)になってしまうなーと本当に真正面から考えることのできたいい時期でもあった。人生に正しい学びを与えてくれました。岩﨑大昇さんとそれを取り巻く物は全て、いつも私を真人間にしてくれます。
これからも限られた観劇の時間を大切に大切に生きていきたいと改めて思う、そんな時間でした。
結局全然ただの感想垂れ流しで終わるわけだが、私の人生で、今、ニュージーズに出会うことができて本当にありがたかったなー!!!
大切な作品との出会いに感謝!!!!!!!!!!
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