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今は休むことなく走り続ける。ただひたすら前を向いて

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「お父さんこの三連休は、もう越えられないらしい」

友人からラインが届いた。

私には親友が二人いる。

その一人からの連絡だ。

子供の頃からの友人だから、彼の親父さんのことをよく知っている。

怒っている印象があり、恐いお父さんなイメージが強いけれど、私がこの業界に入ったときに、笑顔で背中を押してくれて「たいへんな仕事だろうけど頑張れ」って言葉と優しい笑顔が印象に残っている。

悲しい。
寂しい。

けれど、自分がどんな気持ちになっても亡くなったという事実は、変わらない。現実を受け止めて故人の意思を受け継ぎ、それを力に変え、前に進まなければいけない。


だからちゃんと自分の整理をしよう。

1最低の仕事をするな

今やっていることが、自分のやりたいこととは別なことだったとしても、それをいい加減にやるのと、集中して全力で取り組むのとでは大きな差がある。

最低の仕事で終わらすか、最高の仕事で終わらすかの差だ。

大体やりたくないことをやっていたり、めんどくさいことをやっている時ほど、最低の仕事をする。

これがよくない。

最低の仕事は繰り返しても自分には価値が薄い。

スキルも上がらなければ、得られるものも少ない。周りからの評価も下がるし、そういう人だと信用も失う。

これを俳優の皆さんや業界に入ってくる新人たちはやりがちだ。

僕も初めの頃はそうだった。

だから、そう思ってしまう気持ちもわかる。

しかし、同じ時間向き合うのだから最高の仕事を目指しパフォーマンスを発揮すべきだ。「めんどくさいなぁ」と言いながら一流の仕事をしろ。

その方が絶対未来が明るいから。

生活に必要な家事もそう。本業と同じように最高を目指せ。

いい加減にやるべきではない。

同じ値段なら洗濯の洗剤もリサーチし、柔軟剤と合う調合を考え、いいにおいをプンプンさせながら人前に出るべきだし、外食する店もチェーン店ですますのではなく、個人店で安めの店を探して美味しいものを食べる。寝る前にダラダラとYouTubeをみるなら、そのYouTubeよりも自分の価値を上げてくれる似たようなものがないかリサーチしてみるものを変える。

バイトもそう。バイトの最中に演技のことを考えているようでは甘い。今向き合っている仕事に集中してその仕事から学べることを吸収しろ。二つのことを中途半端にやっている状態はどちらも最低の仕事にしかならない。スキルアップには意識の集中投下が必要だ。

やるべきことがわかったでしょ?

だったら今すぐにやろう。

2他人よりも自分の幸せを優先する

いいかい?ちょっと聞いてくれ。

僕は20年かけて辿り着いた答えがここにある。

商業は、映画もドラマも自分よりも他人を幸せにする仕事なんだと思う。

誰かの幸せを願って、想像を形にして、想いを表現する。

とても素晴らしいことだと思う。

もちろん自分にも、いろんなものが返ってくるし、自分の幸せをつかみにいくためのものだとは思う。

でも結局は顔の見えない誰かのために、つくっているもの。

つくった映像で大人達はビジネスをしている。

商業は仕事。

皆が目指している世界は自分のためにやる世界ではないと思う。まあ個人的な見解なのでそうではないと思うならそう思ってもらって構わない。

自分のためにやっている人は前に進めない。

お芝居を人に見せる努力をしているか?
自意識を捨て相手にフォーカスできているか?
全体像を理解し見え方の工夫をしているか?
一人でお芝居を完結していないか?

芸能界で活躍している人のほとんどが、自分にフォーカスしていない見た目をつくっている。ネットに溢れている情報を見てもそうだし、会見や発表の場でもそう。役割を理解して境界を超えないようにものづくりをしている。

自分にフォーカスしたい人は自主映画や個展をやればいい。

そこに価値があるはずだ。

商業の世界で仕事をするのならば、他人よりも自分の幸せを優先しろ。

誰よりも自分が一番幸せになれる選択肢を常にするべきだ。

3歩くな走れ

みんな頑張っている。

それはそうだと思う。

自分も頑張っているし、他人も頑張っている。

ここ数年で労働環境の改善が囁かれ、自分のペースで頑張れ!が標準語になりつつあるようにも思う。

でも足りないよ。

いつ死ぬかは誰にもわからない。

疲れた。
苦しい。
これくらいやればいい。

そこをのりこえたらまた新しい世界が見える。

屈しない心を得るには「歩くな走れ」

まとめ

最高の仕事をするために、現実と向き合い、前を向いて生きよう。

自分の幸せとは何かをしっかり考え、その答えを追求しよう。

やるべきことは明確だ。今はその目標に向かって、休むことなく全力で走り続けよう。

以上です。


また一つ強くなれた気がします。
最後までお読みいただきありがとうございました。

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