自分の武器を作る
今日はドイツに来た経緯を書きます。
私は花屋で7年間働いていました。
その花屋ではたくさんの経験をさせていただきました。男手が少なかった事もあり、経験も浅い中、仕入れに連れて行ってもらい、経営の中心に近いところで仕事をさせてもらいました。
しかし30歳に近づくにつれて、花に関して何かを自分で始めたいという思いが強くなっていきます。
「自分の花屋を出す」
これは流れとして自然なものだと思いますが、私にはしっくりきませんでした。なぜなら自分に自信が無かったからです。自分には「武器」が無いと。私は7年花屋でしたが、花の技術的な部分で不安がありました。
そこで、どこかに技術を学びに行こうと考えました。同県内の花屋、東京や名古屋など、どこでも修行はできるのですが、他の花屋と違う技術を手に入れたいと考えました。
「海外に修行に行こう」
ワーホリの年齢制限的に最後のチャンスだったこと、海外に一度も出たことがなかったこと、些細なことですが他にも色んな理由が重なって、海外に修行に行くと決めました。
その時はまだ海外に修行に行くと考えていただけではっきりドイツとは決まっていませんでしたが、ぼんやりフランスかドイツが浮かんでいました。
この頃、私が好きなフローリストの支店がパリにあり、よくその方のInstagramのライブを見て「かっこいいなあ。」と思っていました。
単純にフランスに行けばいいものの、私は捻くれ者でした。追っかけたくなかったのです。
そんなこんなでドイツを選びました。
今ではドイツに来た理由を聞かれるとちょっと困ります。「ドイツのクリスマスが好きです。」と言ってます。
そして思ってたよりドイツの花の技術は繊細ではありませんでした。結構大雑把で荒いです。
と愚痴も出てますが、こんな感じで自分の武器を作る行き先が決まりました。
クリスマス前の花屋の様子。本当にクリスマスは好きですが、ドイツの花屋がこんなに力を入れてるとは知りませんでした。