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しょっぱい漬け物は、お酒がすすむ!

漬け物は、酒場の一品メニューとして非常に優れている。
お酒のおかわりを待っている間の箸休め。
お酒があれば、ちょうど良い塩味がお酒をすすめてくれるおつまみ。
動物性のメニューを摂取しがちな酒場において、野菜を美味しくいただける貴重な存在でもある。

浅漬けも好きだけど、しっかり漬かって塩味や酸味が強い漬け物も好き。
カリカリポリポリ。
やめられない止まらない。
酒場へ行って美味い自家製漬け物に出会うと、2回3回と注文してしまうことも少なくない。


漬け物文化は、日本の食文化といっても過言ではない。
俺たちの先祖はある日、海水から塩が手に入ると発見した。
そして食料の保存に塩が有効なことも発見した。

はるか昔の大和時代には、すでに肉や野菜を「塩漬け」にしていたという記録が残っているそうだ。
現代のように冷蔵設備があるわけじゃない中での、先人たちの知恵や発見には本当に恐れ入る。


そういえば、注目に対決が「塩漬け」になるのではと、多くの人が懸念する試合がある。
2024年7月28日(日)に行われる「超RIZIN3」のメインカード、朝倉未来VS.平本蓮の一戦だ。

格闘技界で「塩漬け」といえば、グラップラーがテイクダウンした相手をガッチリと抑え込んで動かさない状態を指す。

朝倉未来と平本蓮。
どちらもグラップラーというイメージはないが、テイクダウン能力に勝るのは朝倉か。
ということは、朝倉がK-1出身の平本を抑え込んで塩漬けにする?
想像できなくもない。

逆に、ストライカーの平本が朝倉を塩漬けにする可能性もある。
グラップラーはグラウンドで密着して相手をコントロールするが、ストライカーは相手との距離をコントロールして塩漬けにする。
弥益ドミネーター聡との試合でみせた戦い方だ。
うん。これも想像できる。

多くの人が、このどちらかの展開を予想しているから塩漬けを懸念しているんだろう。
俺個人の予想としては、意外とそうならないのではないかと思っている。
どちらも負けられない一戦だ。きっちり決着をつけてくれると思っている。

まぁどちらか一方が塩漬けにする展開はあるかもなとは思う。
でも、動きがないとしょっぱくなっちゃうからね。
2人とも嫌でしょ。せっかく勝ったのに試合がしょっぱかったとか言われたら。

お酒飲みながら格闘技を観てると、しょっぱい試合(※1)はお酒がすすんじゃって困るんだよね。
盛り上がらないから、つい飲んじゃう。
で、飲みすぎるとトイレに行っていて良いシーンを見逃すこともあるんだよね。

とにかく、これだけ注目されている試合だ。しょっぱい試合にだけはならないでもらいたい。


話は漬け物に戻るけど、この前行った酒場の漬け物はしょっぱかったなー!
しょっぱい漬け物(※2)は、改めてお酒がすすむ!
カリッと食べて、グビッと飲んで、やめられない止まらない。
塩分の摂りすぎには注意しなきゃだけどね。

(※1) 格闘技の試合で、お見合いや膠着状態が続き、盛り上がりに欠ける試合。
(※2) このしょっぱいは誉め言葉。


#創作大賞2024 #エッセイ部門

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南原卓也(美味いビールが飲みたい)
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