【Life】飲食店の現状
この環境下で飲食店の現状が毎日のように目に入ってくる。
休業したいけど補償がないから休めない。
ごもっともだと思う。休んだらそれだけ何の収益もなく、固定費だけが引かれていく。恐い話である。
飲食で働いている自分にはその現状が数字として見えてくる。
私が居る会社はレストラン、カフェ、ベーカリーなど業態の異なる店舗を展開しているのだが、明暗ははっきりしている。
それは、
①テイクアウトができる
②コンビニ、スーパー感覚でさっと買って帰れるベーカリー
③テラス席が充実している
④ECサイトの運営をしている
上記の点が強いと売上が極端に下がらずに済んでいる。(予算比7~8割)
しかし、フルサービスのレストラン、インバウンドの割合が高かった店舗、渋谷や原宿など遠方からも人が集まるような街の店舗は軒並み大打撃を喰らっている。(予算比2~3割)
だから、今までテイクアウトをしていなかったお店がテイクアウトを始めたり、通販をしていなかった店舗がサービスを始めたりと、せめてもの策を講じているのである。
いつまでこの状況が続くのか、わからないから余計に不安が積もる。なんならここまで来たらもう戻ることは出来ず、今のこの環境に適応するように生きていかなければいけないのかもしれない。俗に言う「567と共に生きる」ってやつだ。
スターバックス、オリエンタルランド、ルミネ、大きな会社は緊急事態宣言後、GW明けまで休業の選択をした。私はそれを知った時に、会社に対して不信感を抱いた。この期に及んで営業を続けるのか、と。そんなに切羽詰まった経営だったのか、と。社員の安全は考えてないのか、と。
このまま身を捧げていていいのだろうか?自主休業をしたほうがいいのではないか?と自問自答を繰返し、同時に色々と現状を調べ始めていた。それが、前回の記事にも含まれているのだが。
今でも気持ちは変わらないが、1週間前よりも安らかな気持ちで働いている私がいる。それは、567は本当に恐ろしいものだし、それで不幸になっている人が沢山いることも承知している。だけど、恐ろしい側面だけではないことを知り、この先何年も続くであろうこの状況にいつまでもネガティブでいられないと感じたからだ。
しかし、今は真剣にどうやっておまんまを食べていこうか考えている。
最悪のシナリオ(雇用がなくなる)を想定しながら生きる術を探している。
私の目標である「喫茶店マスター兼コラムニスト」は曲げることなく、それを次の時代にどうやって体現していくのか。多角的に物事を見ていかなくてはいけない。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?