見出し画像

"レトルトさん"を好きって幸せなこと。

※会場内の写真を含みますが画質、画角は全く期待にお応えできません。
※単なるレポではなく一個人の激重感情も込められた書き殴り文です。出ない美文より出る拙文精神。
※最初と最後のチャプターはただの私の駄文です。読み飛ばし推奨。

⚫︎江戸切子とエンターテイメント"レトルト"


テレビから「ぽぽぽぽーん」しか聞こえなくなった2011年春。ぽーんと放り出されるように始まった受験生活を支えてくれたのがニコニコ動画であり、そこで初めて目にする"ゲーム実況者:レトルト"という全く新しいエンターテイメントであった。その後ブランク期間を挟みながらも、転職・コロナ禍・産後という支えがないと立っていられないほどの人生の転機に変わらず支えとなってくれた最高のエンターテイメント。特にコロナ禍では最強エンターテイナーに魅了された同志とのオンライン交流にも恵まれ、孤独に押しつぶされそうな心を救われた。レトルトさんだけではなく、レトルトさんを「好き」な人にも幸せにしてもらえる。そんな素敵なエンターテイメント"レトルト"が15周年を迎え、"レトセトラ"という最高の夏休みをプレゼントしてくれた。その軌跡を少しでも記録する。

⚫︎レトセトラ rtc.展示


展示内容の記録と叫び。

・room1. ゲームをずっと好きでよかった



8/1初日、この文字を見た瞬間から涙腺が危なかった。もちろん御本人が「好き」だから続けていることであるとはいえ、我々視聴者がいることによる義務感が生じていないかと不安があったため、この15周年の一番最初に目にする言葉として受け取れて幸せだった。
この部屋はレトセトラ通過者全員が愛してやまない部屋だと思う。開かれる扉の先に広がる真っ暗闇。夏日と高揚で熱くなった身体をひんやりと包み込んでくれる室内。新しい建物特有の清涼感ある香り。その部屋の壁一面に大きなスクリーンと囲うように配置された小さなスクリーンたち。そこに映し出されるのは、エンターテイメント"レトルト"からのメッセージと、その軌跡。感動に打ち震える我々をさらに泣かせにくるのが、映像終了後一気に明転した室内ほぼ360度に広がるサムネの海。四方八方をレトルトさんの動画に囲まれる2度と出来ない体験。ここに布団を敷いて寝たい。あの空間を箱庭にして永遠に残しておけないの、本当に人類の機会損失すぎる。コールドスリープするならここがいい。

・room2. ドット絵を描き続けてきた



全人類熱望寝室(?)から出たくない人の歩みを一気進めるのが後方に開かれた扉の先にある愛くるしい"ドット絵"たちの整列隊だ。ピンクの正方形ブロックにプリントされた愛らしくも繊細な芸術が、縦3×横53(江戸切子調べ。正確ではない可能性が高いです。)=合計159も敷き詰められた壁は圧巻。その壁と対になって向かい合う壁には、なんと初出しとなるドット絵制作風景を収めた写真。



百聞は一見にしかずの権化。絵知識0超えてマイナスの江戸ですらわかる尋常ではない作業風景。冗談じゃなく「白って200色あんねん」を地でいくパレットから的確に選出され生まれゆく新たなドット絵。まさかのこれが動画の片手間で行われている。神よ、この方に二物を与えて正解でございます。

・room3. グッズをたくさん作ってきた



コンビニをイメージした空間に綺麗に陳列された歴代グッズたち。部屋のコンセプトデザインがあまりに良すぎる。レトマート♪のジングルまで作られているなら京都でローカルコンビニデビューしませんか?セコマと並んで。
room1.2がレトルトさん個人が成してきた偉業を示し、その次に"誰か"のためのグッズや、"誰か"と一緒に行ったイベントの軌跡の展示を行うことで、エンターテイメント"レトルト"が人々に愛されている様を上手く表せていて改めて展示順が天才すぎる。企画者の方に菓子折りを送らせていただきたい。
ここの陳列棚に乗っていたレトマート印のペットボトル欲しい。売ってくれないかな。

・room4. 意外な活動の痕跡が生まれた



ただのグッズ生産履歴を示すのであればこちらの工場モチーフ部屋を先に持ってくるが、主軸はイベント、ここはあくまで"裏側(バックヤード)"と言わんばかりの展示が堪らない。全オタク、イベント円盤のバクステ映像大好き説立証部屋。


天井に飾られたレベル5の黄色提灯に涙が溢れた。私が唯一参加できたレベル5の景色が、たしかにそこに帰ってきた。私はあの場所にたしかにいたことの証明をしてもらえた気持ちになった。


ベルトコンベアの横にひっそりと鎮座する、開かずのクレーンゲーム(仮)がいろんな意味で笑顔にしてくれた。ぎゅむぎゅむに積まれた愛くるしいレトルトファミリーと一緒にまたおうちに帰るんだね。

・room5. いろんなものを集めてきた



カニバブルくんをはじめとするソフビコレクションの展示。ほんの数年のことだけど一気にレトルトさんの心を奪っていったのがよくわかる素晴らしい作品の数々。部屋の半分で流れるインタビュー動画内で「ソフビ収集は作者さん、購入者さんなど「人との関わり」が密なところがより夢中になった」と語られているのが、とてもとても幸せな気持ちになった。推しが幸せって幸せなこと。
どうか第3期の一時間超え「レトルトさんのレトルトさんによるレトセトラ案内動画」はレトセトラゾンビを救うためにもどうか公開していただきたい。あなたの行動で救われる命がここにあります。

・room6. クリエイターと作品をコラボできた


企業に所属しているわけでもない、究極の一般人であるレトルトさんへの圧倒的信頼の究極可視化ゾーン。各界のレジェンドがレトセトラのために描き下ろしてくださったお宝の数々。我々の推し、こんなにすごい方なんだぞの後ろ盾が豪華すぎる。誇らしさの天元突破。レトルトさんを推している人生、胸しか張れない。
個人的に一番刺さったのは末吉裕一郎様による描き下ろし『オラとレトルトの夏のおもひで〜』。

水彩特有の浮き上がった紙の質感まで間近に鑑賞することができて、本当にこの世に1枚しかない大変貴重な作品であることがより感じられて素晴らしかった。実物を肉眼で鑑賞した者だけが体感できる夏を心に持って帰ることができた。


さらに進んだ先から流れてくる録り下ろしオリジナル楽曲「レトルト生まれの子」。視覚だけじゃなく聴覚までどっぷりレトセトラ。


各メーカー様による素晴らしすぎるコラボソフビの数々も展示。インスタ告知にも使われていたねんどよしりんさんのレトルトファミリーの愛くるしさ、傾国。さらにミニチュアになるなら本当に手元に欲しすぎる。
グッズコーナーに向かうまでのスペースにはやばたにえん15周年実況動画や過去コラボ制作動画などなど…目と時間と筋力(🦵)が足りん。このためにジム通いしておけというフラグだったか()
room3.4が実況者という仮面をつけた"レトルト"さんが人々に愛された軌跡なのに対し、room5.6が仮面の下にいるレトルトさん本人の人柄と信頼が示した「君の推しめちゃくちゃすごい人なんやで」ゾーンでこんなにもオタクにとって喜ばしいことはない。

そして。

白の壁

一面に会期を経るごとに増えていくレトルトさん本人からの直筆メッセージ。
「15年の一部になってくれてありがとう。」
実在する人を推す行為って、自分の理想を押し付けたり、知らず知らずのうちに相手へのプレッシャーを与えたりと少なからず加害性を持っている行為だと私は考えているので、ものすごく躊躇するのだけれど、こうしたメッセージを発信してくれるレトルトさんを実在する人として推すと決めた人生の選択をとって本当に良かったなと心の底から思いました。我々をこんな華やかな15周年の一部にしてくれてありがとうございます。
「20年の時もよろしくお願いします。」
企業や団体に所属していない、無論ビジネスではない究極の一般人であるレトルトさんが、形に残る方法で20年を約束してくれることのありがたさと言ったら………。それも「これからもずっとよろしく」という不確かな永遠ではなくて、きちんと見据えた次の確かなステップを一緒に踏み込んでくれるというメッセージ。"レトルトくん"の成人式を一緒にお祝いさせてください。


最後に鎮座しているのがレベル4,5でも使用されたレトカニチェア。座り心地悪いと評価されていたけれど、僭越ながら拝座(?)させていただきましたがクッションしっかりしていて割と良かったです。我が家のレトクマちゃんも座らせてあげられて良かった。

・グッズ売り場

ディスプレイセンス爆発。KAWAIIがむぎゅっっっと詰まった空間。カゴに商品がどんどん吸い込まれていく魔力が込められている空間。幸せな思い出のかけらを持ち帰ることが出来て大満足です。通販を急かしてしまったのが申し訳ない………すまねぇオタクの財布の紐が爆散しちまったばっかりに………

⚫︎レトセトラ rtc.企画


レトセトラ開催前後の記録と呻き。

・イベント告知のタイミング&開催時期が神
2024.4.13に発表された1ヶ月間のレトセトラの夏。地方に住んでいる方も休みの調整をつけやすかったり、会期が長く時間帯が細かく設定してあるからこそ、「行きたい人全員に来てほしい」というレトルトさんの想いが形となれた神日程だった。てかそもそも「行きたい人全員に来てほしい」の精神が既に泣く。東京ドームは諸々の都合で申し込み段階から諦めざるを得なかった私からしたら地面に頭がめりこむ勢い。おかげで全ての仕事調整を8月に集中させることが出来ました………。

・チケット抽選時の対応があまりに神
二次先行予約で一定枠に集中していることを公式が事前把握して、あらかじめ違う枠の当選率が高いことを抽選締切前に告知して確実に全体の当選率を上げようとする神対応。レトルトさんの「行きたい人全員に来てほしい」が滲み出る対応。少なくとも私は聞いたことがない。

・キッチンカー設営&特典配布の機会平等
コラボカフェ『レトクマカフェ』のキャパを考慮し、チケットなしでも利用できるキッチンカーの設営を早々に発表。さらにドリンクについてくる特典カードはコラボカフェ・キッチンカー共通とするなど、来てくれた人への機会平等に配慮しまくった姿勢があまりにも満点すぎる。さらにコラボカフェの回転率を上げるために期間中注文メニュー数を途中から制限したりと、少しでも多くの人に楽しんでもらいたいという気概をひしひしと感じられたのが良かった。カフェ利用は残念ながらできなかったけれど、そこまでレトルトさんが我々のことを考えてくれていること自体があまりにもありがたかった。


浴びるほど飲んだジンジャーエール。美味しかったなぁ…ジンジャーエールを飲むたびに、レトセトラの夏を思い出すんだ。

・レトクマちゃんグリーティング
あんんんんんんまりにもかわいいサプライズ………日本人女性平均身長ジャストの私から見てもちょっとこじんまりしていたレトクマちゃん。めちゃくちゃ意外だった。東京ドームお留守番組だったので実物にお会いできて大変に光栄でした………

天使ってこういうこと。

・レトルトさん本人によるシール探しイベント


ただ展示を見てもらうだけじゃなくて、隅々まで楽しんでもらおうという圧倒的エンターテナー精神。本当にこの方が世に見つかりにいってくださって良かった。毎度毎度言っているけれど本当に周りまわってレトママ様に頭が上がりません………し、レトママ様が御子息の偉業を目の当たりにできていない事実、そろそろ心が痛い………私だったら悔しがって床を転げ回る。

⚫︎〜レトセトラがくれたもの〜


昨年から出産・地方転勤などで私生活がドタバタになり、人と直接会って交流できる機会や様々なイベントに現地参加する機会が激減した、オタク人生そろそろ⚫︎⚫︎歳を迎える私にとってはなかなか精神的に辛い日々が続いていました。その中でも変わらず、スマホ一つ手にあれば聞こえてくる元気な華声で癒しを与えてくれるだけでなく、こんなに素敵な夏休みをくれたレトルトさん。あなたのおかげでしばらく連絡を取れていなかったフォロワーさんに話しかけるきっかけを与えてもらい、かつコロナ禍に実現できなかった対面での「はじめまして」を言える機会も与えていただきました。幾度となく私の窮地に寄り添っていただき本当にありがとうございます。少しでも、ほんの少しでも、「ありがとう」の気持ちを届けることが出来たなら幸いです。これからもあなたの「好き」を見守らせてください。



レトルトさんを「好き」って幸せなこと。

いいなと思ったら応援しよう!