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Macの操作をキーボードで完結させる

「マウスに手を伸ばすのが面倒」、「とにかくキーボードから手を離したくない」という人向けにおすすめの各種アプリや設定を紹介します。


アプリケーションの起動

アプリケーションの起動、ファイル検索、ブックマーク検索などのいわゆる"ランチャーアプリ"は、Mac標準のSpotlightよりも高機能なRaycastを使用しています。

<使用アプリ>
Raycast

<キーバインド>
ランチャー起動: Command + Space

ボタンやリンクのクリック

ボタンやリンクのクリックなど画面操作にはHomerowを使用しています。
このアプリがあるのとないのとでは、マウスへの依存度が段違いに変わってくるのでおすすめです。

<使用アプリ>
Homerow

<キーバインド>
クリック箇所の選択: Command + Space
画面スクロール: Command + j

カーソル移動

基本的にはMacのデフォルトショートカットであるControl + bnpf(Emacsキーバインド)を使います。ただしアプリやシチュエーションによってはこのショートカットが効かず、完全にはカーソルキーの代替になりません。

そこで私はKarabiner-ElementsでControl + bnpfをカーソルキーに明示的にキーバインドしています。

<使用アプリ>
Karabiner-Elements

<キーバインド>
←↓↑→: Control + b|n|p|f

なお、Control + a|eでの行頭/行末移動ショートカットをHome/Endに割り当てることはしていません。アプリによってはHome/Endだと行頭/行末ではなく先頭行/最終行に移動してしまう挙動があるためです。

ウィンドウのリサイズ

ウィンドウを左右に寄せてリサイズしたりします。通常だとウィンドウをドラッグして画面端に持っていく作業が必要になるので、これにもショートカットを割り当てます。Raycastのウィンドウ操作機能にホットキーを割り当てることで実現します。

<使用アプリ>
Raycast

<キーバインド>
ウィンド左半分|画面中央|最大化|右半分: Option + hjkl(Vimキーバインド)

なぜEmacsではなくVim風にしているかというと、Optionキーを左親指で押す関係でbが押しづらいからです。

マウス操作

カーソルだけでなく、時にマウスポインタを操作する必要性が出てきます。例えばリンクやボタン以外の特定の場所をクリック・右クリックしたい場合などです。

<使用アプリ>
Karabiner-Elements

<キーバインド>
ポインタ←↓↑→移動: Option + ←↓↑→
スクロール←↓↑→: Option + Command + ←↓↑→
クリック/右クリック: PgUp/PgDn

私は65%レイアウトキーボードを使用していますが、右端にあるPgUp/PgDnキーを本来の用途で使うことがなく持て余していたのでマウスのクリックに割り当てています。

カーソルキーの代わりにhjkl(Vimキーバインド)を使うことも考えましたが、斜め移動が直感的にやりやすいのでカーソルキーにしました。

各種エディタでのカーソルジャンプ

単純なカーソル移動だけだと移動距離が大きい場合に不便なので、各エディタで提供されているカーソルジャンプ系のプラグインを利用します。

Visual Studio Code

<使用プラグイン>
jumpy

<キーバインド>
ジャンプ: Command + ;

IntelliJ / PyCharm

<使用プラグイン>
AceJump

<キーバインド>
Command + ;

Obsidian

<使用プラグイン>
Jump to link

<キーバインド>
Command + ;

まとめ

以上、Macの操作をキーボードで完結させるためのアプリや設定の紹介でした。これで図やイラストを書くなどを除けば、ほとんどの作業はキーボードで完結できるようになるのではないでしょうか?


Header Photo by Unsplash Ilya Pavlov

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