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夢を語る 〜アーティスト×中高生〜

とある記事を読みました。


LUNA SEAのギタリストSUGIZOさんが、高知で、軽音部に所属する中高生130人と夢を語り合うイベントがあったそうです。

たまにこういう企画がされているのを聞きますけど、音楽活動をしている学生さんにとって、実際に活躍されている有名なアーティストとお話ができるのって嬉しいものですよね。

以下、この企画において、SUGI様が学生さんたちにに伝えた素敵なお話をピックアップ。(上の記事を引用)

作詞に関してのテクニックは、『楽器』ではなくて『言葉』なんですよ。『言葉』をたくさん知ること、ボキャブラリーがあればあるほど豊かな表現ができるので。

音楽を極めるには
音楽以外のことも学ぶべき

「音楽制作でこだわっていることは何ですか?」と聞かれて

一番大事なことは、誰が何と言おうと、ファンや聞き手を絶対に裏切らない。それをやっていると、マネージャーとかスタッフとかが、面倒くさい顔をするんですよ。『また、こいつ、細かいこと言ってるよ…』『もういいじゃん、こんだけできてりゃ…』って、みんな思うんだけど、関係ないです。ファンの人たちを絶対に裏切らない、裏切りをしたくない。…ということで、僕はこだわっている

それ即ち手を抜かず
ファンを満足させるための努力を
常にしてくれているということ

「思ったより、うまく歌えない時とか、落ち込みます…」という高校生に対して

『落ち込む』ってことは、逆に言うと、『本当に真剣に取り組んでいる』ということなんですよ。だから、『落ち込めるほど真剣なことがある』というのは『素晴らしいこと』です。最初、自分の弱いところを見せつけられたら絶対に落ち込むので、大事なことは『そこから逃げない』こと。逃げていると、いつまで経っても『自分の弱いところが成長できない』ので。

自分の弱さを認め
その弱さに立ち向かうことで
またひとつ成長する

「お客さんに喜ばれるパフォーマンスって、どんなパフォーマンスですか?」と聞かれて。

「ペットボトルを投げることかな(笑)」

水を被りながら
キャッチしたときの
あの喜びの懐かしさ
(別バンドのライブにて)

コピーしているバンドは、対象である本物に対して『近づくこと』に一生懸命になってしまって、まだ『その先』に行けていないんですよ。ロックで大事なのはね、『形』じゃないんですよ。『形』はできて当たり前。『その先』に、『それをぶち壊す』ことなんですよね。むしろ形は無視して、『自分だったらどう表現するか』『どう、かっこよくぶち壊せるか』。そうして『スパーク』する元気さがあったら、もっと良くなると思う

自分らしく形をぶち壊す
マネではなく
その先へゆくための勇気

俺なんか、実は、自慢にならないけど、授業中もギター弾いていましたからね、ずっと。それほど狂ったように音楽をやっていました。高校3年の時に、隣のクラスでずっと『カタカタ…』と授業中に音がするんですよ、『うるせえな…』と思っていたら、“シンヤ”って奴がね、机でドラムスティックを叩いている。授業中に(笑)
授業中にずっとギターやドラムをするのは、いい例じゃないけど、そのぐらい音楽に“必死だった”っていうことです。

流石ですな兄さんたち
音楽に必死になれる
その情熱が今に繋がる

一流の演奏家って、ものすごく忍耐強いし、努力家だし、何よりも『人間ができている』。中途半端な奴、あいまいな奴、弱い奴は途中で離脱するから。『楽器を習得する』ということが、実は、『自分の“人”としてのレベルが上がる』、『人間としてかっこよくなるための、最も重要な、最も大切な方法である』ということを、みんなに覚えておいてほしいです。

忍耐強くひとつのことに打ち込むことは
人としての価値を上げることにもなる
 
覚えとこ

なりたいなと思える方の考え方を、若い頃に頭に入れておくということは、その後の人生の糧として生かされることも大いにあるだろうし、ひとつの指標として置いておいて精神的な面からも支えてくれるでしょうね。

今後音楽を通して様々な経験を積んでいく若い魂が、更に輝きを増して大きく羽ばいていくんだろうな!

↓上記の記事の動画がありました。

最高に楽しかったと思うし、良い経験になった子もたくさんいたでしょうね。



おしまい。





余談スタート。

「好き」のきっかけを振り返る




「これ、聴いてみ」


下校時、とあるクラスメイトの自宅に連れられて、そこで手渡されたCD。


タイトル
『IMAGE』



へぇ···。



記憶は断片的で、部屋にドラムセットがドン!と置かれていて眩しかったことと、何やら怪しげなアルバムジャケットのCDを渡されてしまったぞ、という若干引き気味の感情のみがリアルに残る。

何故にCDを渡されたのか、その経緯がどう言うわけか思い出せない。

Xが好きな彼が何を意図して私に···
まぁいいか。

当時の私は確か、TUBEに一直線に突き進み始めた頃だった。
多分彼はそれを知っていたはず。
何だったんだろうか。

ええと···思い出しそうで思い出せない。


···まぁいいか。





聴いた感想。


うん

これは

全然分からん···


今まで聴いたことのない音すぎて、半分面食らいながら聴いたのは憶えている。
勧められたはいいものの、その良さがさっぱり分からなかった。

どういう感想と共にCDを返したのかも全然思い出せない。



数年後。
ビジュアル系バンドのブームの最盛期だっただろうか。
いたるところでビジュアル系の話題に花が咲いていた。

友人もそのうちのひとりで、LUNA SEAがお勧めだというのでCDを貸してくれた。

辛うじてロージアが分かる程度の私に何を貸してくれたのか思い出せないが、何となくそのバンドのことが少し分かった気がした。

声は嫌いではない。多分好きな部類だとは思うんだが···テレビで見られる彼らのビジュアルのあの感じ、まぁ嫌いではないが、どうなんだろうか、これはハマるのだろうか?私がハマっていい人たちなのだろうか?

と、またCDを貸してくれた。


おや?これって?



LUNA SEA
『IMAGE』



あ。





見たことあるあれだ。

あれ、ルナシーだったっけか笑




インディーズからのし上がり、メジャーデビューしてから最初のアルバムだという彼女の話に、あの時にこのCDをよこしてきた彼の言いたかったことが何となく頭の中で同期した。

このバントはこれからもっと有名になる、そう言いたかったのかい···?


そんなにいいのか、この人たちの歌は···。

ならばきちんと聴かないと。
彼には半分懺悔の気持ちで。
同じものをまた借りてしまうような鈍感な私を許してほしい···


家に帰って正座をして真面目に聴いたかどうかは忘れたが、きちんと聴いた。


······ん、ちょっとはまともに聴けたかも。
いい曲もちゃんと見つけられた。


その後、2枚組のベストアルバムを購入。

ここで私は、きちんとLUNA SEAにハマることがてきた。
1枚目はシングルカット曲。2枚目はシングルのカップリング曲。
最初は1枚目ばかり聴いていたのが、次第に2枚目の良さに惹かれ、何度も聴き返した。





あ、このバンド、好きだわ。






ここで私の「好き」リストにLUNA SEAが無事収まることとなりました。
記憶が定かではありませんが、最初にCDを渡されてから5年以上経過していたかなと思います。


それからLUNS SEAに注目し始め、「STORM」以降のタイトルをリアルタイムに聴き、ボルテージを高めながら2000年、東京ドーム公演へ。



そしていきなりの『終幕』宣言。


その後2010年にグループ活動を再開しましたが、あの頃のような勢いのある情熱は流石になく。
でも、彼らの活動は一応何とはなしに追ってはいました。

そして時はコロナ禍、ツアーで地元に2日間やってくるというので、友人たちと「行こう!」と約束。
チケットを取ってもらい1日目に参戦しました。
実に20年ぶりのライブ参戦ということで、感慨深いものとなりました。




そして現在。

グループでの活動と同じように、メンバーそれぞれの個人活動の記事もたまに上がっくるんですが、その度に、その活躍の場の広いこと、精力的に動いていることに、「この人たち、すごいよな」と感心させられます。

これからも活発に、でも無理だけはせずいてほしい。


私の好きになったバンド、LUNA SEA。

今後もずっと見ていきたい、そんな気持ちでいます。

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