AQL神奈川リーグを引き継いだ理由
先月、twitterでも発表したが、
AQL2020神奈川リーグの地域代表をWataさんから引き継いだ。
所信表明も込めて、どうしてAQL神奈川リーグを引き継いだのかを書き記したいと思う。(退職エントリーならぬ、就任エントリーである。)
1.AQL神奈川リーグとの関係
まず、そもそも、私は「AQL」の「神奈川リーグ」にどのような縁があるのか。
私は、2014年にカプリティオ古川洋平氏が主宰するラボクイズの『はじめてのクイズ3』でクイズを始めたもので、2018年までオープン大会にはあまり興味がなかった。
勝抜杯とか賢押杯も参加したことがない。(というより。存在を知らなかった)ジャンル限定の「ITオープン」ぐらい。
そんなわけで、AQLに参加したのも2019から。
AQLに参加してみたいということで、友人に声をかけてチームを結成してAQLにエントリーする検討を開始した。
私は好きが高じて横浜国立大学に入学しているほど横浜ベイスターズファンだったため、横浜に愛着があった。元々、「AQL」の「神奈川リーグ」は既存のチームがA-Bチームに分けて出場するか。という話もあったようで、枠が足りなかったという話も聞いていた。
どういった形でAQLに参加しようかを考えたときに、神奈川県のチームとして参加すれば、神奈川のクイズ文化の活性化になるのではと考えて、「AQL」の「神奈川リーグ」に参加することを決めた。
神奈川県のクイズと言えば、「横浜クイズサークル」さんが大手のサークルで、Wataさんが中心になって精力的に活動している。ということは、存じていた。Wataさんとは、参加させていただいた「ITオープン」の時に、少しご挨拶させていただいた程度の面識しかなかった。
「AQL」の「神奈川リーグ」へ、ぽっと出の私が参加しても良いのだろうか・・・神奈川リーグの名実ともに中心となっている(と思われる)Wataさんに、お伺いすべきか・・・
昨年の6月に同じくWataさんが主宰する「フレッシャーズオープン」という大会に丁度参加させていただく予定だったので、事前に仁義を切るべく懇親会へも参加させていただいた。実際にお話しさせていただくと、Wataさんはとても物腰の低いとても良い方でした。
[少なくとも、マフィアのドン感はなかったです(笑)]
こうして、私はチーム「HUB-Q」として「AQL」の「神奈川リーグ」に参加することが決定した。
2.イベント運営の考え方
細かいところは散々別のところで書いてきたのでこのエントリーでは割愛するが、私は大学の大学祭実行委員で委員長やイベント関係の部署にいたため、ステージ企画・通し企画の経験がある。うちの大学の大学祭実行委員会はそこまで人数が多くなかったので、(今は無茶苦茶多くなっていると聞いているけど)企画立案・プロデューサー・音響・照明・台本・司会・・・ありがたいことに一通りの経験をした。今の職種はイベント関係の仕事ではないが、若い頃会社で社内イベントや勉強会を開いたり、出来たものこの経験が大きかった。
社会人になってからも、ミスコンの司会に呼んでもらったり、良い経験をさせてもらった。
とはいえ、大学自体を起点に一通りのことをさせてもらったものの、企画は本職だった訳でもないし、自分一人で何でも完璧に出来るわけではない。イベント屋として完璧になることを目指している訳ではないけれど、不足している能力を埋めていきたいとは考えている。
3.自分が経験してきたクイズ
先にも述べたが、社会人になってから古川さんのイベントに出会ってクイズを趣味にし始めた訳だけれど、とても幸せだったのは出会ったのが、「クイズ」「イベント」の両面を大切にしていたイベントに参加できたこと。どちらが上というわけではなく、どちらも対等に高くしたいという意図がある場所を自分の出身地として軸足を置けたことだと思う。
自分の出身地だから素晴らしく見えるということはあると思うので、絶対的な評価と断言は出来ないが、バランスの悪い場所で「クイズ」に出会っていたら「クイズ」のポテンシャルの偉大さに魅了されて、「イベント」の部分をおろそかにしていたかもしれない。(今でもその場合の最悪の自分が見える)
(古川さんの「イベント」への向上心の高さは、商業イベントとして相場より高い(らしい。結果的に私は感覚的にはクイズイベントが安価なものという感覚はあまりない。)ものに対する挑戦だったり、向上心がもたらすものと勝手に推測している)
「イベント」の部分はもちろん別に古川さんに強制されているわけではないものの、副次的には周りに同様の受け取り方をしている人も多く、非常に尊敬できる人がたくさんいる。それは結果的に単なるエコーチャンバー効果かもしれないことは理解しているものの、結果的に私は(妄信的と言っても差し支えない程)イベントの大小、イベントの種類に関わらず、開催者・クリエーターの方々は尊敬に値し、常に自分もそんな人になりたい。と思ってしまっている。
4.AQL神奈川リーグ地区代表の打診
話はフレッシャーズオープンの打ち上げにさかのぼる。
周りは知らない人だらけの懇親会(知ってる人もいたけれど)で、Wataさんに「HUB-Q」の参加をご快諾いただいた後、そのタイミングで初めて私に神奈川リーグの代表を逆オファーをいただいた。
正直、いつどんな内容でオファーいただいたか細かくは覚えていないのだが、ちゃんとお話ししたのは結果的にこのタイミングだけだったので、この時か、あるいは8月の神奈川県のAQL事前MTGの時だったかと思う。
なんで、神奈川県のクイズのレジェンドがこんな私なんかにそんなタイミングでオファーいただいたのか正直わからないのだが、Wataさんに少なくともそういったオファーを出来るだけの対象である(結果的にはその能力、あるいはその思想はある)と伝わっていたのが驚きだった。
結果的には、私生活がバタバタしていたので、3月末に正式に地区代表の交代に興味がある旨を回答させていただいて、そこから交代が決定した。
5.神奈川地区代表交代した理由
賢明な読者の皆様であれば、ここまでで読んで、私がなんか過去の能力とかがたまたまマッチして、いいタイミングでWataさんに感化されて、AQLの神奈川リーグの地区代表を引き受けたという結論が出てくると思ったと思うのだけれど、実はそんなことはない。(なくはないけれど)
私なりに神奈川リーグの状況やWataさんの腰の低さや能力を見て、
(ひょっとして、この人、神奈川において求められている役割多過ぎでは?)
と思ったので、引き受けることに決めた。余力を分散すれば、もっと凄いことが出来るんじゃないか?
私自身は、確かに神奈川リーグの地区代表として、AQLの神奈川の予選会を預かり、神奈川のクイズ文化の発展のため何とか無事にAQLの開催に漕ぎつけて楽しくクイズで遊べるようにしたい。
クイズのポテンシャルを広げる一端をになりたいし、そのチャンスをいただいて自分も成長する機会だ。と感じたのは間違いない事実。
ただ、結果的に、Wataさんを見守ってきたら、
Q-Potという新たなオンラインツールの開発や、ここ最近では明らかにAQLに準拠したルールを実装するなど、本当にWataさんは凄い人なんだなぁ。と実感した。
私は一般人で凡人。超人ではない。
この私がAQLの地区代表を務めるにあたり、恐らく開催は出来ると思う。
でも、皆が幸せな形でAQLを終えられるかは凡人の私一人では無理で、
参加者の皆様のご協力が必要だと思う。そこまでうぬぼれていない。
私の早とちりかもしれず、Wataさんにとって大変失礼な話なのかもしれないけれど、周りの方ではなくぽっと出の私に話が回ってきて、どういった背景で私に白羽の矢が立ったのかまでは聞いていないので、このような受け取り方をしているのでどっちもどっちである。
6.まとめ
AQLの地域リーグ代表は凡人が行った方が良い。クイズの持つポテンシャルは、特別な人ではなく、皆が分け隔てなく楽しめるような文化になる可能性があるのだから。特別な人でないと開催できないようでは文化は途絶えてしまう。
そして何より、なぜならAQLは『「全国のクイズファンが、自らの手で、みんなで作る」新たなクイズリーグ』なのだから。
その一端を担えるのであれば、これほどやりがいのある光栄なことはない。
最後に。
このご時世で、どのような形で開催するのか、不透明な状況ではありますが、皆様が楽しくクイズ出来るように、皆様と一緒に精一杯頑張る所存です。
AQL神奈川に参加される皆様、精一杯頑張りますので、AQL実現に向けて是非ご協力をお願いいたします!!
20200608 0441 一部誤字などを更新。