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勝沼ぶどうの丘、現下の経営体制を改めるべきか

 2022年3月にまとめた事業戦略改定版で勝沼ぶどうの丘は「先人たちが築き上げたワイン文化・歴史の発展と継承」を活動目的として定めました。
 2023年度の予定損益は、営業収支で約450万円の赤字、営業外収益を充てて何とか約713万円の黒字を確保しています。この数字は納税も賃料もない直営企業としての実績で、21年度、22年度も芳しくありません。営業成績のすう勢を見ただけでも厳しい経営で、特に売上の5%に満たない利益率の低さは驚くべきものがあります。
 3月議会の一般質問で私は、外部から招く事業管理者でさえも今は置くべきではないとする市長の見解に疑問を持ち、厳しい経営の今だからこそ事態を打開する抜本的な体制変革が必要ではないかと迫りました。これに対して市長は、再来年度にかけて抜本的な見直しをしていくとし、まずは外部のプランナーを要して職員教育をやり直していくと強調しました。
 今後は、ぶどうの丘の売り上げ内容を分析し、「産業振興(例えば地元ワインの販売)にどの程度つながっているか」「観光ハブとして機能しているか」などの公営企業としての健全性と、独立採算が求められる一般企業としての健全性、両面から勝沼ぶどうの丘を深掘りして経営体制について考えていきます。

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