【配信事例】はじめての琴発表会 YouTubeライブ配信 〜アラフィフ ド素人10日間奮闘記〜
7/4に開催された「みんなのライブ配信発表会 Vol.3」では、3名の視聴者さんにライブ配信の事例を発表いただきました。今回はそのお一人、泉 智子さんの発表内容をご紹介します。
このイベントについて
2020年、ライブ配信が急激に広まった一方で、初めて間もない我々初心者は構成・スタイルに悩むことも多いと思います。このイベントは、お互いの事例をシェアすることで、ライブ配信の引き出しを増やすことが目的です。
一つだけ大事なことは「すごくなくてもいい」の気持ちです。配信は100現場100通りの配信があります。機材が沢山ある配信も、シンプルな配信も、それぞれの目的に合った形があります。一つ一つの事例をリスペクトして、そこから学ばせてもらいましょう!
当日の概要説明より(07:23頃)
配信の経緯
発表者の紹介
スタジオおててくらぶ 泉 智子さん
http://otete-club.com/
https://youtu.be/xFGbK_u9GW4
泉さんは趣味で琴教室に通われています。例年の生徒発表会が2020年はコロナによって中止。2021年こそは開催を目指し、市のホールを押さえていた状況でした。
しかし、緊急事態宣言延長によってホールの利用は取りやめとなってしまいます。既に開催の10日前、急遽ライブ配信へ切替えることとなり、泉さんは初めてのライブ配信に挑戦することとなりました。
配信の様子
配信はあるレストランを貸し切って行われました。日中のイベントで、また外の光も入りやすい会場でしたので、照明は特に必要なかったそうです。
3台のカメラでスイッチングをしながら配信が行われていました。全体を映したり、個別に抜いたり、やはりカメラが複数あると配信を映えますよね。
マイクは一台で集音されました。イベント中には実際の音声も再生していただいたので、ぜひ詳細はアーカイブ動画もご覧ください。
機材構成
配信するとは言え、時間もコストも限られた状況です。最低限の機材で配信をする必要があります。
色々と調べた結果、「ATEM Mini(無印)」を中心に、カメラはスマホ2台とスチルカメラが2台、マイクはコンデンサーマイクを一本、最後にOBSからYouTubeへ配信することになりました。
実際の会場でセッティングした様子がこちらです。カメラは「iPhone 8」「Sony CX520V」「Lumix GH5」の3台、マイクは「Blue Microphones Yeti X」が一本です。本当はもう一台のスマホも使う予定でしたが、前日に水没してしまい叶わぬことに...😭
iPhoneのカメラ利用には「Airmix Solo」のアプリを使われたそうです。このアプリについては以前に動画を作成したので、気になる方はご覧ください^^
ポイント
配信では様々なポイントが紹介されていました。こちらでも一部をピックアップして紹介します。
・転換に時間がかかる
琴は曲ごとにチューニングが必要のため、転換に時間がかかります。当日は全体3時間配信のうち半分は幕間の時間だったそうです。
そのため、当日は幕間を用意して映していました。本当は準備中の様子もワイプで映す予定でしたが、なぜかその映像だけ固まってしまい静止画になってしまったそうです。
・音の遅延
カメラとマイクが別入力なので、遅延の調整が必要です。しかし、スマホとスチルカメラでは遅延の時間が異なり、どちらもピッタリになるよう調整することはできなかったそうです。
・仲間を巻き込んだ
泉さん自身も演奏するため、一部のパートでは他の方にスイッチングをお任せしていました。その相手も配信操作は初めてなので、色々と考えて準備をしたそうです。
「迷ったらコレ」と言うカメラを用意したり、ATEM Miniにラベルシーを貼ったり、この辺りの準備には時間がかかったそうです。
アーカイブ動画
イベントでは他にも様々なノウハウをご紹介いただきました。また、発表後には質問時間もあり、+αのお話も色々と伺うことができました。
ぜひより詳しい内容はアーカイブ動画をご覧いただければと思います。また、こぼれ落ちる裏話を語るアフタートーク配信も別枠であります。ぜひ併せてご覧ください^^
10:23よりご覧ください