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日本製テロップシステム「mashup」を試してみた
今回のテーマはライブ配信のテロップについて。
テロップは色々な方法で作ることができますが、今回試したのはテロップの専用ツール「mashup」です。
テロップを効率的に作成・運用するための機能が詰まっていて、とても便利なソフトでした。
今回は試して分かったこと、その感想を紹介したいと思います。
mashupとは?
テレビ朝日クリエイト社が開発している「どこでも、誰でも、簡単に」が標語のテロップシステムです。
有償のサービスで、月額3万円か月額6万円の2種類があります。
私たち配信初心者にとっては比較的高額なシステムだと思いますが、その分テロップのエディターがとても優秀で、また品質も高いと感じています。
mashupでできることは大きく2つです。
1.テロップの編集
mashupにはテロップのエディターが搭載されています。
テキスト、図形、画像、動画、音声、Webの素材を追加、編集することができます。
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各素材にはアニメーションを追加することも可能です。タイミングや長さはフレーム単位で調整することができます。
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詳しくは後述しますが、このエディター機能がとても充実しています。
作画ツールでしか見ないような機能、またテロップ運用でとても便利な機能が詰まっていると思いました。
2.テロップの早出
作成したテロップは「リモコン」の画面で早出します。「TAKE」などのボタンを押すと、テロップを早出することができます。
印象的なのは、「T1」「T2」「マルチステージ」という3層のレイヤー構造になっていることです。
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T1・T2は素材を順番に切り替えて表示していく用で、マルチステージは複数の素材を同時送出できます。マルチステージは、ロゴマークなど常時表示するような素材に合っている方法のようです。
普段使っているATEM MiniやRolandのスイッチャーでは馴染みがない言葉ですが、どうやら放送局などで使われている言葉のようです。
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引用:https://mashup.live/mashup_manual.pdf
3.管理機能
mashupは複数名で共同利用することが前提に開発されています。
そのため、ユーザーアカウントの発行や権限管理の機能があります。この辺りは、放送局のような組織での利用想定が伝わってきました。
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エディター機能の魅力
触ってみて一番印象に残っているのが、mashupのエディター機能です。
テレビのようなテロップを作るための便利な機能が沢山搭載されています。
豊富なフォント
まず、利用できるフォントがとても充実しています。
海外サービスだと英語フォントばかりなこともよくありますが、mashupは日本製のサービスなので迷うほど大量な日本語フォントが利用できます。
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文字ごとにサイズを変えられる
同じテキストボックスの中でも、文字ごとにサイズを変えることができます。
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例えばOBSはこれができないので、別のテキストボックスで用意する必要があります。
ただ、それは手間も大きいので、一つのテキストボックスで文字ごとにサイズを変えられると効率的です。とても素晴らしい機能ですね。
エフェクトを複数追加できる
エフェクトは「エッジ(縁取り)」「ドロップダウン」の2種類をかけることができます。
素敵なのはこのエフェクトを複数かけられることです。特に縁取りは複数重ねてかけるとテレビっぽいテロップを作ることができます。
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例えばPowerPointだと、この縁取りは内側にも広がり文字が細くなってしまいます。また、OBSだと縁取りは1つしかかけられず、いまいち良い感じのテロップになりません。
mashupを使うと、簡単にテレビっぽいデザインを作ることができます。
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運用の工夫もできるが、編集の手間が増えて即座に調整できない
文字幅・改行の自動調整
個人的に一番魅力を感じたのがこちら。テキストボックスの幅に合わせて、文字幅が自動調整されることです。
文字数があまりに多い時は、自動的に改行もしてくれるようです。
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テロップのデザイン優先で調整されるのは、とても便利な機能だと思いました。
デザインテンプレートをベースに、状況に合わせて即座に柔軟に調整ができそうです。
合成の方法
早出したテロップは2つの方法で合成を行います。
一つはWeb URLの読み込みです。mashupは早出URLを発行するので、それを配信ソフトで読み込みます。
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例えば、OBSのブラウザソースを使うと簡単に読み込むことができます。
OBSのような配信ソフトウェアを使うと、比較的手軽に合成することができるはずです。
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もう一つは専用ソフトと映像出力機材を組み合わせる方法です。
上位のプランだと、PCの専用ソフトを利用できるようになります。それはBlackmagicDesignのUltraStudio HD miniなどと連携して、SDIから映像を出力することができます。
今回のお試しでは試せていませんが、フィルとキーの映像が出力できると伺っています。
価格
mashupの価格は月額3万円の「オンライン」と月額6万円の「ハイブリッド」が用意されています。
オンラインはクラウドベースの操作で、インターネット環境が必須となっています。
ハイブリッドはWindowsのソフトから利用でき、オフラインの環境でも利用ができます。また、送出する機材と連携をして、SDIのフィルキー出力ができます。
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引用:https://mashup.live/plan.html
また、期間限定のスポットプランも用意されています。
短期間だけ利用したい場合には価格を抑えて利用が可能です。
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以上、テロップシステム「mashup」を試してみた内容の紹介でした。
ビジュアルと効率さを両立したテロップ運用を探している方にはオススメできるツールです。
ある程度の規模があるイベントにはなると思いますが、合う配信があればぜひ試してみてください。
YouTubeでも紹介をしました
mashupをYouTubeでも紹介をしました。
実際の動きが気になる方はこちらもご覧ください。