見出し画像

IKとFKってなんだっけ?知るとキャラクターアニメーションが超楽しくなる話!

体を動かす必須知識

After Effectsでキャラクターアニメーションを作る時、手足の動きってめちゃくちゃ大事ですよね!

そこで登場するのが、
IK(インバースキネマティクス)とFK(フォワードキネマティクス)

聞き慣れない英語でイヤになるのを待って!
これを知ってると、アニメーション作りがめっちゃ楽しくなりますよ!

体を動かすアニメーションを作っていくと、
絶対に必要になってくる知識ですので、ぜひ最後までご覧ください。

今回は、この二つの違いを、できる限りわかりやすく解説していきます!


1. After EffectsにおけるIKとFKって?

後述しますが、IKは歩きなどのアニメーションに必須の手法です。
After Effectsでは、残念ながら標準機能で本格的な「IK」は使えません…🥲でも、ご安心ください!
便利なスクリプトやプラグイン(例えばDuik BasselやLimber)を使えば、
あら不思議!IKが使えるようになるんです!

一方で、「FK」もアニメーションの重要な手法のひとつ。
シンプルな構造で直感的に操作できるため、多くの場面で活躍します!
「FK」は、レイヤーの親子関係と回転プロパティ
で表現します。
これはAfter Effectsの基本操作なので、すぐに使えるはず!

2. IK(インバースキネマティクス)ってどんなやつ?

IKは、簡単に言うと「結果から原因を考える」方法です。

例えば、手を特定の場所に置きたいとき、手の位置を指定すれば、肘や肩が勝手に良い感じに曲がってくれる!
まるで、手の位置が命令して、腕全体が動くみたい!

根本は固定、末端を移動

IK作り方①:スクリプト/プラグイン(Duikなど)を使う場合

   1. 手足のパーツをシェイプレイヤーで作る。
   2. Duikで骨(ボーン)を作り、パーツにくっつける。
   3. IKプラグインを作って、手の位置をコントロール!
   4. つくられたIKハンドルをぐいっと動かすと、肘が勝手に調整される!

IK作り方②:エクスプレッションでなんとかする場合

ちょっと難しい数式を使って、親レイヤーの動きに合わせて子レイヤーを動かす方法。でも、複雑な動きは苦手。(僕はあまりこの方法を使ったことがないので、今回は割愛します)

🙆‍♂️IKのいいところ

  • 直感的に位置を移動できる!

  • 複雑な動きも楽々!

  • 指定した位置を固定できる!

🙅‍♂️IKの微妙なところ

  • スクリプト/プラグインが必要。

  • 最初はちょっと慣れが必要かも。

  • リグが複雑だとパソコンが重くなることがある。


一般的にキャラクターアニメーションでIKを使うのは、以下のような場合が多いぜ!

  • 地面に立っている足(腰を動かしても地面から離したくない)

  • 机や壁などにもたれかかっている手(体を動かしても手を離したくない)

どうだろう?全身をアニメーションさせたいなら、IKが必需品ってことはわかってくれたかな?

3. FK(フォワードキネマティクス)ってどんなやつ?

FKは、IKとは逆に「原因から結果を考える」方法です。

肩を動かせば肘が、肘を動かせば手が動く!人間の体の動きそのもの!

根本から末端へ回転

FKの具体的な作り方

   1. 肩、肘、手のパーツをシェイプレイヤーで作る。
   2. 肩を親、肘を子、手を孫という親子関係にする。
   3. 肩を回転させると、肘と手が一緒に動く!肘を回転させると、手が動く!

🙆‍♂️FKのいいところ

  • After Effectsの標準機能で使える!

  • 操作がシンプルでわかりやすい!

  • 関節が変な方向に曲がったりしにくい!

🙅‍♂️FKの微妙なところ

  • 目標地点に手を置くのがちょっと大変。

  • 複雑な動きや自然な連動を表現するのが難しい。

  • ポーズを決めるのに時間がかかることがある。


FKもあなどれないんだ!
自然にスムーズな動きをつけたい時や、手を振る動き、尻尾のように順番に滑らかな動きをつけたい時、IKでは難しい表現もFKなら簡単につけられるよ!

4. IKとFK、どう使い分ける?

IKとFKは、得意なことと苦手なことが違うので、使い分けるのが大切!

  • 歩くアニメーション: 足はIK、上半身はFKで制御すると、安定して歩いているように見える!

  • 手を振るアニメーション: 基本はFKで、肩から手首の順番で動かすと自然な動きになる!

  • 物を掴むアニメーション: 手の位置を直接コントロールできるIKが便利!

5. IKとFKの切り替え

アニメーションの途中でIKとFKを切り替えることで、さらに自然な動きを表現できます!

  • IKとFKのリグを別々に作って、表示/非表示を切り替える: ちょっと手間だけど、確実な方法。

  • Duik などのツールにあるIK/FKスイッチを使う:これが一番簡単!
    ※DuikなどIKツールの詳しい使い方は、別で解説予定です

まとめ:IKとFKを使いこなして、アニメーションをレベルアップ!

After Effectsでキャラクターアニメーションを作るなら、
IKとFKは絶対に覚えておきたいテクニック!

それぞれの特徴を理解して、うまく使い分けることで、
あなたの作品がもっともっと魅力的になりますよ!

ぜひ、色々試して、自分なりの表現方法を見つけてみてください!
DuikやLimberなどのツールも活用すると、さらに表現の幅が広がります!

質問やご意見などコメント大歓迎です。
また、フォローやいいね、チップも
今後の記事づくりの励みになります。
どうぞよろしくお願いします!

いいなと思ったら応援しよう!

Takuan
オラにチカラをわけてくれ~🙌