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ChatGPTを業務で有効活用するために外せない2つのポイント

こんにちは。株式会社ゼタントでCEOをやっている久保です。

ChatGPTが話題になり始めて約半年が経ちました。業務に活かせないかと検討されている方も多いのではないでしょうか。この記事では、業務に利用するのに具体的にどうすればいいのかを、当社の事例も交えて紹介します。

文句も言わずに働くけど急に嘘をついてしまうかもしれない奴

ChatGPTのイメージですが、まさにこのタイトルのような感じです。もちろんChatGPTに悪気はないので、子供みたいなものだと割り切るべきです。さて、そんなChatGPTをどう活用すべきかなのですが、当社では以下の2つのポイントを意識しています。

👉ポイント1
   ChatGPTの最終結果を直接使うのではなく「気づき」を与えてもらうようにする

👉ポイント2
   ChatGPTの結果を一人で見るのではなく他のメンバーにも共有する

「気づき」をもらう

ChatGPTは平気で嘘の情報を混ぜてくることがあるため、結果を全て真に受けるわけにはいきません。ですが、ChatGPTはインターネット上にある多種多様な情報をもとに、色々な角度から質問に答えてくれるので、この特徴を活かすべきです。具体的には次のような使い方がおすすめです。

  • 文章をまとめてもらう

  • ネタを出してもらう

どちらも、ChatGPTが答えた内容をそのまま使うのではなく、答えてくれた内容を自分なりに解釈して、実際の業務でアクションを起こすのに使うということです。

例えばChatGPTは長い文章をかなりいい感じに簡潔にまとめてくれるので、管理職的な立場の人はきっと業務が捗ります。

また、ネタ出しについては、例えばプロダクトの名前を決めるようなものから、イベントの進行を考える、挨拶文を考える、などなど色々お願いできます。そのまま結果をコピペで使ってしまうのは危険ですが、まずは例文があればとっつきやすくなります。

日常業務に転がっているこういったことをChatGPTに手伝ってもらうところから始めてみてはいかがでしょうか。

他のメンバーにも共有する

これはChatGPTだけの話ではないのですが、こういった新しい、注目度の高いサービスは、会社のメンバーの人も興味があったり何か上手く使いたいと思う人もきっとたくさんいます。各人がこそこそ利用するよりも、みんなで使い方を真似たり、刺激し合う方がより良い効果が得られそうです。「あぁ、そんなふうに使えるのか」という気づきから、「じゃあこんなことをしてみよう」といったひらめきが得られるかもしれません。そういった工夫ができる環境があること自体が、職場環境をよくすることにもつながると思います。

ChatGPTをそういったきっかけにしてみるのもいいのではないでしょうか。

ゼタント社での利用方法

メンバーは個人個人でChatGPTを使っています。特にプログラミングをするときは、「こんな処理をプログラムにして」とお願いすると、そこそこいい精度でChatGPTが教えてくれるので、ものすごく便利です。

ですが、ここではみんなで使うという観点の取り組みをご紹介します。それは、Slackのチャンネルに入力したURLのページの文章をまとめて、その結果をSlackでみんなに共有するというものです。普段から「こんなページあったよ」「ここ見といて」というようなやりとりが多く、パッと見て概要を掴めるので中々重宝しています。

Webページを要約するSlackアプリ「要約くん@Slack」のイメージ図

技術的なトライのためにあえてアプリを作って実現しました(上の図は、かなりデフォルメしているので実際のシステムとは異なります)。

さいごに

ChatGPTをはじめとした生成AIと言われるものは、まだまだこれからの技術で、情報の正確性や情報漏洩など課題もたくさんあります。当社は技術系の会社なので、生成AI自体をいじったりアプリを作ったりして色々トライしていますが、可能性を感じる技術なのは間違いありません。未成熟でも便利なものは便利なので、特徴を見極めて上手く付き合っていくのが良さそうです。

ChatGPTでこんなことやってみた、というのを仲間内で発表し合うのも面白いかもしれませんね。

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