[特集]日本縦断に向けて
こんにちは!!幹事兼広報の倉持です!!
夏休みを利用して3人(倉持、飯島、小熊)で佐多岬(日本最南端)~宗谷岬(日本最北端)まで日本縦断に挑戦しました。
今回は走るにあたってどんな装備で、どんな走り方をしたのか書いていきたいと思いまする
とっとと読みたい人向けのもくじ↓
人間のスペック
読みたくない人は飛ばしてもろて
かしこさ:ふつう
たいりょく:ない
しんちょう:1.69m
たいじゅう:60kg
じてんしゃれき:2ねんはん
大学入ってから自転車沼にはまる。脚質はクライマー寄り
月400くらい乗ってるホビーライダー。富士ヒル82分
機材編
どんな自転車で走ったのかを大まかに紹介をば
フレーム DE ROSA IDOL
ホイール FULCRUM RACING3
タイヤ continental GP5000 25c
サイコン bryton rider750(→後にs500へ)
以下マニア向けな内容↓
次に、各パーツで縦断に向けて選んだものは以下の通りです
ホイール
普段はカーボンホイールを使っていますが、
①雨で止まらない
②ブレーキシューの減りが速い
ということでアルミホイールへ。特に①に関しては生死に関わりますので
某M幹事がPBPで使ったものを譲って頂きました。
タイヤ
耐パンク、耐久が最強なタイヤということでチョイス
最近は28cがメジャーになりつつあるので僕もその流れに乗ろうと思ったのですが、
①信号スタートでの重さ
②バイクを振った時のだるさ
が好きになれず25cにしました。
もちろん、乗り心地の良さ、コーナーでの安心感などメリットも多くあります。(最新のホイールは28cがデフォルトになりつつありますし…)
ただ、軽量級の私にとってはあまり合いませんでした…
サイコン
縦断においてサイコンはマストだと思います。
道を間違えて無駄に走ることを防げることはもちろん、バイパスなど危険な箇所をルートを組めば回避することもできます。
また、様々な情報を表示できるのでそれを元にペース配分も行えます(後述
オヌヌメはgarminですが、私は金欠なのでbrytonをチョイスしました(泣
ライト類
縦断は前後2灯で行いました。
昼間は片方のライトだけ点滅で運用。夜間は常時点灯と点滅を組み合わせて運用。
前後とも2個持っていったのは片方が壊れた際のバックアップの意味もあります(実際、volt200は途中でお亡くなりに)。
それに加えて、予備の充電式のリアライトをもう一つ持っていきました。
備えあればなんとやらというやつです
パッキング編
使ったものを順番に紹介していきます
サドルバック
今回縦断したメンバーは全員↑のサドルバックでした
理由としては
①圧縮袋が優秀
②容量がちょうどよい
③作りが頑丈
特に、①圧縮袋に関しては今回何度救われたか分かりません。
生地がビニールなので防水性が非常にいいです。
雨が降っても中に入っているものは一切濡れることがありませんでした
また、衣服を圧縮できるため空いたスペースを他の荷物に回すこともできます
ハンドルバック
自転車専用品もありますが、僕は予算の都合で既に持っていたこっちを流用。結果的にそれが大成功。
補給食を雑多に突っ込めるほか、ジャムパンなど大きなものも入れられました。峠を超えた後で補給したいときにとても助かりました。
トップチューブバック
中華の安いやつ
テキトーに買いましたが使いやすかったです。
もし買う際には、
①幅が広くない(ペダリング中に擦れるの防止)
②ちゃんと防水性がある(中身が濡れると萎える)
あたりを意識して買うと快適な旅を出来ると思います。
自分が気に入るデザインであれば、なお良しです
ウェストポーチ
縦断クラスの超ロングライドだとリュック派の人が多いと思いますが
①背中に何か背負って漕ぐのが嫌
②バックポッケとの干渉が気になっ
この2点から私はウェストポーチを選びました。特に②のバックポッケとの干渉によるストレスが耐えられなかったです。
荷物(衣服)
・サイジャ2着
・寝巻兼私服1着(上着2着、半ズボン1着)
・パンツ2着
・タオル1枚
・インナー2着
・靴下3着
・洗濯ネット(大サイズ×2、小サイズ×2)
毎日洗濯するため衣服は最低限にしました。
ただ、気分転換できるようにジャージは2着、靴下は濡れた場合に交換できるよう余分に。
他の人と洗濯物が混ざることを防止するために洗濯ネットを持っていきました。
装備構成
それぞれに何を入れたのか書いていきます。
サドルバック
この中で言うと、「洗濯洗剤」「スポンジ、食器用洗剤」の2つは旅のQOLが爆上がりします。特に洗剤
以前は小分けの液体タイプを持っていましたがスティックの方が圧倒的にコスパがいいんですよね…
あと洗浄力もいい気がします。
毎日いい匂いの服着れると気分も上がりますしね
「スポンジ、食器用洗剤」
これに関しては完全に僕のこだわりですが、ボトルを毎日洗いたかったのがあります。1番口に触れる回数も多いため清潔にしておきたいですし。
特に雨が降った日は泥まみれになるので洗浄必須です。
トップチューブバック
クリートカバーやワイヤーロックなど、使用頻度が高く汚れやすい小物を中心に入れてました。
ハンドルバーバック
ハンドルバーバックは補給食のみを入れました。羊羹は3つ常備。時々パンやおにぎりなど
ウェストポーチ
濡れてもいいもので使用頻度が高いもの、サドルバッグバッグに入れたくないもの(メガネ、お財布)を入れました。
ナップザックは夕食の買い出しで使いました。
身に着けたもの
ヘルメット→MET RIVALE Mips
サングラス→中華の調光レンズ
骨伝導イヤホン→Shokz openrun
バックポッケに入れたものは以下
基本的に普段ライドする時と同じ装備です。使い慣れた構成が1番ストレスなく走れます。
走り方編
走行計画
今回の縦断は22日で走る計画にしました。
一日あたり平均は120km前後です。自分たちの実力だとそれ以上は厳しいという判断からです。
ただ、観光したい日は短く、走る日は距離を稼ぐといった風にメリハリのある走行計画にはなりました。
一日のスケジュール
多少の前後はあるものの縦断中の1日は↓の様な感じでした。
0500 起床
0630 出発
1500-1700 宿到着
2200 就寝
多くの人が(特に学生)、夏の時期に縦断をすることが多いと思いますが、日の出ていない時間に進むようにしましょう。これはマストです。
日が出てからは暑さで休憩が増えるため必然的にペースも落ちます。
そうなると宿に着く時間も遅れ、段々と精神的にも余裕が無くなり普段しないミスもしてしまいます。
時間に余裕があれば観光をしたり、早くチェックインして休んだりすることもできます。早起きは三文の徳
距離や獲得標高、自分の脚力と相談して出発時間を決めましょう
ペーシング
またまた多くの人が気になるであろう項目
僕は心拍計をつけていたのでその値で言うと
平坦なら130-150、登りなら160±3
くらいで漕いでいました。
心拍数や平均速度、ライド時間、マップなどすぐに見れるのでサイコンはあると便利です。
パワーメーターがないので体感にはなりますが、2.5倍前後だと思います。(自分のFTPとSTRAVAのパワーカーブからの推測)
ちょっと専門的な話が出ましたが、戦闘力の話をしてるとで思ってください。
感覚で言うなら「ちょっと踏んでるけど気持ちのいいペース」くらいです。
ロングライドの禁忌
ロングライド、しかも何日も連続で漕ぐときに大切なことは無理をしないです。
自分の実力以上に踏むと翌日以降にモロ響きます。その状態でまた漕ぐとなると疲労も取れず悪循環に陥ってしまいます。絶対にやめましょう。
また、朝ごはんは必ず食べましょう!!特に朝はエネルギーが枯渇しているので炭水化物やたんぱく質を中心に食べられるとなお良しです!!
ご飯の話が出たので次は補給に関して話していきます
補給
補給に関しては
①1時間に1回30分休憩
②2時間おきに大休憩
③お昼時間帯に大休憩
上記を基本に走りました。熱中症で走れなくなるより、休憩をしっかりとって走った方が絶対に効率がいいです。
食べていたものに関しては、①の時はおにぎりやたんぱく質、②③の時は麺類や丼ものが多かったです。
ロングライドのコツは食べられる時にしっかり食べることです!!
100km近く走ると食欲が減ってきます。食べられなくなるとハンガーノックを起こしてしまい最悪命にかかわります。
どうしても固形物が食べられないときはinゼリーなど、とにかくカロリーをとるようにしましょう!
走行中の補給
走行中は塩飴や羊羹を食べていました。
特に、私は燃費が最悪なので羊羹には何度救われたか分かりません…
また、150km近いロングの日にはボトルに「パラチノース」を溶かしていました。
詳しい話はメーカーさんのHPに書いてありますが、一言でいうと、「ゆっくり吸収される糖質」です。
個人的にはACTIBIKEさんが出しているグランフォンドウォーターなんかもいいと思います!!(ステマじゃないよ)
最後に(正直ここだけ読めばいい)
ここまで色々長ったらしく書きましたが、要点をまとめると
①パッキングは防水優先!!圧縮袋必須
②ライトは前後2灯!!デイライトつける!!
③日が出る前に出発!!早寝早起き!!
④走行中にも何かつまむこと!!こまめに補給!
⑤絶対に無理をして走らない!!
となります。
あくまでも一例なので人によって必要な装備、補給量は変わります。自分に合ったスタイルを確立して快適な旅にしましょう!!
長ったらしくなりましたがここまで読んでくださりありがとうございます!!
次回、縦断本編で会いましょう!!
文責:倉持