アニメダイの大冒険97話を見て

ちょっとここの趣旨と違うかもしれないけど、実験的に書いてみました。昨日の配信に影響されてってのが一番の理由ですが。

さて、本題に行く前に、もしもこの作品を知らない人がこの記事を見てる可能性もあるため、簡単にこの【ダイの大冒険】という作品のあらすじを。

昔魔王ハドラーによって支配されていたが、(当時の)勇者アバンやその一向によって平和が訪れた。
それから数年後、魔物たちしかいない島に、1人の赤子が流れ着き1人の魔物によって拾われ育ったのが、ダイだった。

少年となったダイの元に、勇者の家庭教師となったアバンと後の大親友であり相棒となるポップがやってきて、ダイを勇者として育てようとした。

しかし、修行中に復活したハドラーとの戦いによってアバン先生と涙の別れを経験し、ダイとポップは、その島を出て魔王討伐の旅に出る。

そして、旅の間にさまざまな出来事を経験し、さまざまな人と出会い、大きく成長しながらも、ダイは自分の出生の秘密を知り苦悩することもあった。

しかし、長い旅の果てに大魔王バーンを打ち倒すも最後の最後に意外な刺客によって、ダイが仲間たちや世界からいなくなるものの、世界は平和になるのだった。

というのが、少し荒っぽいけど、あらすじ。

で、ここから本題。
この漫画、確かによくある少年漫画なのだが、結構要所要所で、考えさせられる話があったりする。

例えば、後の相棒ポップは、初めは強い敵を前にすると、例えダイが危険なめにあうことになろうとも、真っ先に逃げてしまうほどの、臆病な少年であった。

しかし、ある事件でポップと同じく逃げてばかりで盗賊まがいなことをすることになってしまった、落ちぶれた爺さんに説教される。

「真の勇気は、打算なきもの!相手の強さによって出したり引っ込めたりするのは、本当の勇気ではない!」
「さぁ、早く行け。胸に勇気のカケラが一粒でも残ってるうちに」

と。
この事があってから、ポップは、本当にダイの相棒として、そして、最終的には仲間達全員のリーダーみたいになって大きく成長した。

この、爺さんの言葉は、現実世界でも十分言える事ではないかと思う。

昔誰かが言っていた(多分堀井氏)。
「人生はさまざまな選択肢の繰り返し」

一欠片の勇気を生かすも殺すも、選択肢次第。
その選択肢によって、人の人生は変わっていくのではないかと思う。

こんな感じで、ダイの大冒険には、ただの漫画としてではない、現実世界でも通じるような話が本当によくある。
人の愚かさや、種族の違いによる弊害とか。

今回のアニメ97話は、特に感慨深くなる内容だった。

ダイには、幼い頃から友達だった一体の魔物がいた。名をゴメちゃんと言う。
仲間たちにとっても欠かせない友達。

ファンタジーらしく、実はゴメちゃんは神の作ったアイテムで、ダイや仲間たちの願いをずっと叶え続けていたが、とうとう最後の別れの時が来たという話の流れになった。

ゴメちゃんが、消える寸前、ダイに最後の願いを聞く。
ダイの願いは、ゴメちゃんに戻ってきてほしい(生き返ってほしい)ではなく、
〝世界中の人々の心を、一時的にも一つに繋いでほしい〟だった。

この最後の願いがないと、世界が滅びるので、当たり前といえば当たり前の選択なんだけど、この苦渋の選択っていうのは、現実にも起こりうる事ではないかと思う。

長年連れ添った友人なり恋人なり妻とか夫なりが、死んだ時残されたものの願いとは?
その死んだ理由によっても、その願いの数は多岐に渡ると思う。
〝願い〟とは違って残された者の〝行動〟もいくつかあるだろう。

ダイの場合は、自分の希望であるゴメちゃんに戻ってほしいと言う願いではなく、自分以外の広い視野で見て判断した願いを言った。

実際に親しい人を失った時、人は広い視野で周りを見られるだろうか?

今回の話は、少しそんな感じのことを思ってしまいました。
うん、まぁ考えすぎですけどねσ^_^;


なんだか、つたない内容になってしまいましたが、今回の話はこれで終わりです。
長々と失礼しました。

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