シマサンブラック(2024.7.27 札幌競馬1R1着)の前走レース映像分析
シマサンブラック(キタサンブラック産駒/母父・ハービンジャー・蛯名正義厩舎)
2024.7.27(土) 札幌競馬1レース・2歳未勝利戦(芝1800m)1着。
鞍上・北村友一騎手
単勝・1,790円 複勝・950円
レース結果
1.2倍の1番人気・リアライズオーラムが飛んで荒れた一戦。
今回は、シマサンブラックの前走をレース映像分析して行きます。
シマサンブラックの前走
シマサンブラックの前走は2024.7.7 函館競馬5レース 芝1800mでした。
7番枠。稍重馬場。北村友一騎手。6着。
レースラップ・12.9-12.5-13.1/13.6-13.3-13.0/12.2-11.8-11.6
レース映像再生。
アンズアメ(鮫島克駿騎手)がポーンとゲートを出る。
シマサンブラックは若干後手踏む。
その理由は……。
ゲートを出た後、勝ったマジックサンズ(佐々木大輔騎手)は外に寄れ、シマサンブラックは内に向かってぶつかる。
シマサンは立て直そうとするも、外から馬たちが入って来て前目に付けられなくなる。二の脚があるからか、鞍上がかなり強く手綱を引いてるも持っていかれてる(厳密に「抑えてる」訳ではなく、馬の前進姿勢が溢れてしまってる完歩が見られる)。
1角過ぎ。どうにかこうにか抑えこんで、後方につけるシマサンブラック。テン3ハロン、ペースは「12.9-12.5-13.1」ドスローもドスロー。
距離ロスは内1頭外を回る形。
3角-4角。内3頭外を上がって行く、シマサンブラック。
中間3ハロンも「13.6-13.3-13.0」とドスロー継続のヨーイドン新馬戦。外目の伸び方は見どころある進みっぷり。
直線。外目を追って伸びては来たものの、先行馬を交わし切るまでの伸びはなくゴール。シマサンブラック6着。上がり3ハロン35.9秒。
ドスローもドスロー×稍重馬場+距離ロスを考えるとこの上がりは評価していい数字。
脚を整えて走れた、シマサンブラック
今回の未勝利戦、シマサンブラックは10頭立ての10番枠でした。
新馬戦で二の脚がありそうなシーンが見られたこともあり、具合のいい位置を取れれは競馬はしやすいと読めます。
自分は前走でスムーズに競馬できなった部分を「整えて走れれば」と表現しますが、それが可能な枠だったのです。
脚をためて、まずまずの上がりを使えるのは心強いポイント。
細かい点を加えれば、新馬戦の函館芝1800mはスタートから少し下りが続くコースです。その坂の下りを使えなかった→向正面から上るところで距離ロスしつつ追い上げて行った。
シマサンブラックにとって、コース形態からかかる負荷が大きいレースでもありました。
札幌競馬場はおおよそ平坦なコース。
今回は3番手に着けて、前走より距離ロス減らして、直線インから抜け出しての勝利となりました。
馬券で狙いづらいところはありますが、ヒモ・相手に入れられそうな前走内容だったと言えます。
以上、シマサンブラック(2024.7.27 札幌競馬1R1着)の前走レース映像分析という話でした。