配信設定の備忘録－（闘魂技術産業局レポート2024/1/12）

本局で実施した2024/1/12のYoutubeLiveに関する（どってことない）記録。

- YouTube

アーカイブを確認したところ、若干音飛び等しているような気配はあったものの、概ね良好な配信状況であった。
なお、当該配信は、文字情報の可読性の確認及び音量の確認を主眼として実施された。

成果目標は、ビジネスクラスのノートPCで720p、30FPSクオリティでストレスのない配信となっていること。達成状況はアーカイブの視聴により確認した。

以下、技術情報の記録及び共有のため、構成及び設定を報告する。なお、当該構成で、FPSが落ちたり、PCが爆熱化したりという事象は発生しなかった。たぶん、まだ余裕がある。

＜PC＞
CPU：13世代 インテル i7-1355U 1,70 GHz
　　　　（Intel Iris Xe Graphics *1）
メモリ：32.0GB
OS：Windows11 Home

*1
3Dマークスコア　4347　→　GeForce GT 1030～GTX 1630相当（2024年、PC工房調べ）

＜配信機材＞
オーディオインターフェース：Rubix22（マイクゲイン12時）
マイク：COMICA CVM-V02C（単一指向性コンデンサピンマイク）
フェイストラッキングカメラ：iphone15 Pro
トラッキングアプリ：nizima LIVE TRACKER（USB接続）

＜同時起動ソフト＞
OBS（配信）
nizima Live（フェイストラック、ウインドウサイズ約900x700 *2）
Chrome（Youtubelive画面、twitter、2窓）
Adobe Acrobat Reader（スライド、全画面モード、最小フォント18p）
Discord（通話状態でオーバーレイ表示のテスト）

*2 レンダリング解像度連動のため、デカくすると重くなる。

＜OBS設定＞
バージョン：30.2.3（64bit）

・映像
解像度：1280X720（キャンバスと同サイズ）
FPS：30
映像エンコーダ：QuickSync H.264 *3
出力リスケールなし
レート制御：CBR
ビットレート：2800Kbps *4
ターゲットの使用法：TU3:Slow
プロファイル：high
キーフレーム：2s
遅延：low
Bフレーム：2
詳細設定（レンダラー、カラーフォーマット他）はデフォルト値

*3
Sandy Bridge以降のインテルCPU搭載のグラフィック機能を用いたハードウェアエンコーダ。x264（ソフトウェアエンコーダ）ではあまり良いパフォーマンスが得られなかったため。
以前は特に問題なかった気がするが、なにか設定を変えてマズくなった気がする。今回、セッティングを記録しようと思った主な理由。

*4
Youtubeが推奨値を超えているとアラートを出してきた値。音声との合計で2800Kbpsにすべきだったのかも知れない。なお、こちらからは6000Kbpsぐらいは普通に出せるが、向上させても画質が変わらないのと、推奨ビットレートを超えている旨のメッセージが出まくる。

・音声
音声エンコーダ：FFmpeg AAC
音声ビットレート：128
サンプルレート：44.1kHz
チャンネル：ステレオ（無駄かも知れない）

・音声パラメータ
マイク音量：0.0dB
フィルタ順：ノイズリダクション（RNNoise）→コンプレッサー

・コンプパラメータ *5
比率：6:1
しきい値：-15.80dB
アタックタイム：4ms
リリースタイム：60ms
出力ゲイン：5.50dB

*5
正解がわからないが、ひとりだとぼそぼそ喋ってる気がするので、持ち上げめにしたつもり。ひとりでワーワー言いいながら、YoutubeLiveのプレビューを聞いて設定する。

＜その他情報＞

・YoutubeLive側設定
ライブ配信の遅延：超低遅延

・回線速度（Google）：下り約500Mbps、上り約175Mbps（昼間）

・チャット表示：Chat v2.0 Style Generator 日本語版

・Discordオーバーレイ：Discord Streamkit Overlay

・設定のTips
普段よく見るYoutubeを見て、スピーカー音量を調整
→YoutubeLiveの配信プレビューの音をスピーカーで出してみて確認する

・眼パチの設定（備忘）
75%以上開にすると、文字を読んでる時に半開きになっていたので、65%に変更。

以上、普通のノートPCでもなんとかなるよ、というお話。