【高校野球】今までと違う横浜高校の強さ

ぼくは無類の高校野球ファンです。もしかすると周りの人たちは高校野球おじさんと呼ばれているかもしれません。

特に神奈川県予選が大好きで毎年現地に数日は観戦に行き朝から2試合観るのが当たり前のため、7月中旬からは肌が真っ黒になっていきます。

おそらく高校野球ファンになったのは現中日ドラゴンズの松坂投手が横浜高校にいたときの甲子園を観戦したときだったかと思います。
当時のぼくは小学4年生、プロ野球ではすでにベイスターズファンになっていましたが、記憶の限りでは高校野球を最初にちゃんと認識したのは松坂投手でした。
(1998年は野球以外にもサッカー、駅伝と神奈川が大活躍した年でもあります)

自分自身も野球に熱中し、高校野球に青春を捧げました。
それももう10年余り前です。

自分が経験した当時と比較し、ここ数年で圧倒的にレベルが上がっている!!!ということを現地観戦を続けている中で痛烈に感じます。
当然のことではあるのですが、それにしてもレベルが上がっています。

そして今回は横浜高校について感じることを書きたいと思います。
今大会、横浜高校も、それ以外の高校も含め現地観戦で計10試合近くを観戦したのですが横浜高校はその中でも圧倒的にレベルが高かったです。

そしてその横浜高校の試合を見ていて感じたことが2つあります
①スイングスピードが圧倒的に速い
②フライアウトが異常に多い

①スイングスピードが圧倒的に速い
打球の強さと飛距離はスイングスピードが大きく影響するわけですが、横浜高校の選手はスイングスピードが他の高校に比べて圧倒的に速く感じました。
そしてそれを最大限活かせるようにバントなどをあまりせず豪快なスイングで長打を重ね得点していく野球をしています。

②フライアウトが異常に多い
試合を観ていて横浜高校は明らかにアウトの中でフライが占める率が高く、日々の中でフライを積極的に打つように指導しているのではないかと思えました。
メジャーリーグなどで流行しているフライボールレボリューションと呼ばれるフライを打った方がヒットになる確率が高いという理論を取り入れてるのではないでしょうか。
また、前述の圧倒的なスイングスピードも相まった結果内野フライが他の高校よりも遥かに高く上がるため相手高校が落球してしまう場面が何度か観られました。


昔からの横浜高校を知っている方からすると少しイメージと異なるかもしれません。
以前の横浜高校は細身ですらっと背の高い選手たちが緻密な野球で着実に点数を積み重ねていく野球が思い浮かびますが、今の横浜高校はガッチリした体格でフルスイングして長打で大量得点を奪う、そんな野球に変わっています。

8月9日、横浜高校は無事甲子園の初戦を突破しました。
是非、フライの多さに着目して試合を観てください。
いつもと違う楽しみ方ができるはずです!


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