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サラリーマンが羨ましい?

フリーランスをやっていると

「サラリーマンっていいな」

と思う瞬間があります。

安定した給料がもらえるからです。

僕からすると羨ましく感じるのですが、
サラリーマンで幸せそうな人はあまり見かけません。

恐らく多くの人が
『生活コスト』を考えずに生活をしているからです。

もう少し詳しく話していきます。

まずフリーランスは仕事が取れれば
サラリーマン以上に稼げますが、
継続的に稼ぎ続けるのはなかなか難しいです。

特に単発の仕事の割合が多いと
収入の増減が激しいからです。

なので、フリーランスで生き抜くためには
コストを意識した『節約』が不可欠になります。

収入がゼロになるリスクがあるので、
できるだけ無駄なことにお金をかけずに
余力(貯金)を残しておくということです。

「フリーランスって人生つまんなそう」

とサラリーマンの方は思うでしょう。

ただ、この習慣は人生において非常に重要です。

ここからは実例を交えて説明していきます。

まずサラリーマンをやっている友人を見ていると
毎月安定した給料があることにあぐらをかいて
コスト管理がガバガバになっています。

例えば無駄な月額課金サービスに加入したり、
分割払いにして支払いを遅らせるなどです。

『来月も収入があることが前提』

なので、
収入が途絶えた瞬間に破綻してしまいます。

仮に貯金があったとしても
一度身についた習慣は簡単に変えられないので
コツコツ貯めたお金を食いつぶすことになります。

逆に生活コストが低ければ普段は貯金ができますし、
一時的に収入がなくなっても軽度の被害で済みます。

…と偉そうに言っていますが
これは過ちから学んだことです。

僕は海外の現地企業で働いていた経験があります。

ただ、国によっては日本よりも給料が低く
お金がほとんど貯まらない
というケースも珍しくありません。

僕も例に漏れず給料が低かったので
生活コストはかなり下げていました。

それからフリーランスになり、
2年目にはサラリーマン時代の収入を超えました。

そこで気が緩んで生活コストを上げてしまったのです。

特に一番重かったのが、
見栄を張るために引っ越した部屋の家賃です。

家賃は生活コストの中でも大部分を占めます。

にも関わらず調子に乗って
それまでの倍の家賃の部屋を契約しました。

さらに、

引っ越して1年も経たないうちに収入が落ち込んでしまい、
わずか1年で家賃の安い部屋へ逆戻りとなりました。

この時に

「もう基本コストは上げない」

と誓い、削れるものは全て削りました。

「つまんねー人生」

と思われるかも知れませんが、
生活コストを削ると見えるものがあります。

『自分が満足できる最低基準』です。

部屋の広さは何畳あれば十分なのか
生活圏にどんなお店が必要なのか
ストレス発散のためにどの娯楽は必須なのか
億劫にならずに歩ける距離は徒歩何分までか

などです。

世の中の多くの人は芸能人やセレブのような
ハイレベルの生活に憧れます。

すると生活コストは高くなっていきます。

さらに言えば、
良い生活をするためにお金を求めて働くことになるので

「これだけ働いているのに給料が低すぎる」

という不満へ繋がります。

中には仕事のストレスを発散するために
別なことにお金を使うという悪循環に
入ってしまう人もいるでしょう。

なので、

「サラリーマンは安定した収入があるのに
なぜか人生楽しくなさそう」

と感じてしまいます。

「じゃあ貧乏なフリーランス生活が楽しいのか?」

と聞かれれば答えは「ノー」です。

ただ、自分の中の最低基準を知れば
生活コストを抑えて貯金もできますし、
賢い人ならそれを投資に回して
資産形成をするという方法もあります。

『となりの億万長者』という本でも
億万長者の多くがコストを抑えたサラリーマンである
と紹介しています。

僕は少しゲーム中毒なところがあるので、
ゲームの時間が確保された生活を得るために

できるだけ自分の時間を使わずに稼ぐ

ことを目標としています。

ただ、ゆくゆくは
高い生活レベルも体験しようと考えています。

「オイ、矛盾してるぞ!」

と思う人もいるかもしれませんが、
自分の中のベストな生活を知るには

『最低』と『最高』の双方を体験しなければいけません。

極端な話、公園でゼロ円生活から始めて
1ヶ月で10万円使える生活、
30万円使える生活、50万円、100万円、300万円と
様々なレベルの生活を体験するということです。

すると毎月いくら使えると
自分は十分に幸せを感じながら生活ができるのか
ということがわかります。

逆に上のレベルを知らなければ

「自分はこのくらいで十分なんだ(震え声)」

とウソをついて生きることになります。

それでは本当に幸せな人生は歩めません。

サラリーマンの場合は
生活コストを下げれば現在の給料より安くても
生活ができるかもしれませんし、

給料が安くても楽な仕事に転職する
という選択肢が見えるかも知れません。

そして、貯金や投資で資産が増えた時に
改めて生活コストを上げてみると
幸せなレベルに気づけるのではないでしょうか。

TAKA

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