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フリーランスが稼げない理由と解決策

「フリーランスは稼げない」
「フリーランスはリスクが高い」

こんな話を聞いたことはありませんか?

ランサーズ社が行った2018年の調査によると
フリーランスの平均年収は186万円だそうです。

「えっ、そんなに少ないの?」

と思われた方もいるかもしれません。

これはスキマ時間で働いている人も含んでいるので
フリーランスだけの年収はもう少し高いと思いますが、
それでもサラリーマンを超える人は多くありません。

かくいう僕もフリーランスをしていますが、
売上が落ち込んでしまった時期があります。

その時は気づきませんでしたが、
フリーランスが稼げない理由以下の2つです。

・作業代行をしているから
・クライアントに仕事量をコントロールされているから

フリーランスをされている方は

「そんなの当たり前じゃん!」

と思われたかもしれません。

これは事実で、
いつまでも作業代行をしたり
仕事量がコントロールできないと
フリーランスの収入は上がらないのです。

ではなぜ稼げないのか理由を説明していきます。

稼げない理由1 作業代行

多くのフリーランスが受けている仕事は
「作業代行」です。

簡単に言えば『他の企業ができない仕事』を
代わりに引き受けることで報酬を得ています。

他の企業ができない仕事とは2種類あります。

・専門的な仕事だがスキルのあるスタッフがいない
・誰でもできる仕事だが人手が足りない

多くの人がやっているのは後者です。

誰でもできる仕事は代わりがいくらでもいるので
都合が悪くなれば切り捨てられてしまいます。

もっと言えば本来はスタッフを雇用すればいい所を
外注している時点で作業量が少ないか、
一定期間しか仕事がないことを表しています。

つまり、最初から特定の期間しか
働けないことが決まっているのです。

言い方は悪いですが、
都合のいい恋人
のようなものです。

必要な時だけ声がかかり、
こちらが会いたいと思っても会えない…

そんな関係で満足ですか?

そもそもフリーランスになる人は

会社のしがらみから開放されたい
特定の仕事だけをしていたい
自分の裁量で収入を得られるようにしたい

などの希望を持っているはずです。

それが作業代行をすると低賃金で
都合のいい時だけ使われる駒になってしまいます。

もっといえば、
フリーランスは打ち合わせや連絡、賃金の請求、
確定申告など処理することが山積みです。

本来の仕事以外にやるべきことがたくさんあっては
収入を増やすことはできません。

もちろん、単価が高い仕事を受けられれば
収入を増やすことも可能ですが、
誰でもできるような仕事だとそれも望めません。

作業代行は突出した能力があって
クライアントの売上に大きく貢献しない限り
大きく稼げないのです。

稼げない理由2 仕事量のコントロール

作業代行をしている場合ですが、
作業量が報酬につながります。

なので、たくさん仕事を得たいというのが
フリーランスをしている人の本音です。

しかし、前述したように仕事量が多いのであれば
直接スタッフを雇います。

仕事量はあっても外注をたくさん抱えている場合は
均等に仕事を振っているうちに
一人あたりの仕事量が少なくなることもあります。

収入に直結する仕事量をクライアントに
コントロールされている…

これは心臓を他人に預けているのと同じです。

その結果、いざ仕事が振られなくなった時に
他の仕事を探さなければいけなくなります。

最悪の場合、やりたくない仕事を受けてでも
収入を上げるしかありません。

これでは本末転倒です。

そうならないためにも
常に自分で収入がコントロールできる状態を
作っておく必要があります。

その解決策については以下で解説していきます。

解決策1 商品の販売

作業代行をしているうちは
クライアントに心臓を握られている状態なので、
それを脱出するために商品の販売を行います。

「いやいや、商品の販売なんて無理だよ!」

と思われるかもしれません。

確かに形ある商品を作るとなると
製造コストなどがかかるので難しいです。

しかし、情報やサービスであればどうでしょうか?

原価は基本的に0円です。

情報やサービスを売るというのは
自分が知っていること、やっていることを
他人に教えるということです。

もう少し詳しく話していきます。

例えば、Webデザイナーをしている人は
デザインの技術をどこかから学んでいるはずです。

「ある日突然できるようになりました(キリッ)」

という人はいないと思います。

それは本で読んだり専門学校で講師から教わった、
はたまたネットにあったブログ記事から
独学で学んだかもしれません。

少なくとも先生(媒体)から技術を学んでいるはずです。

そうした技術や知識を教えるプログラムや教材などを作り
販売をするのが売上をUPさせる方法です。

これは特に専門的な技術などを持っている人におすすめですが、

「自分には教えられるものがありません」

という人も不可能ではありません。

少なくともフリーランスとして収入を得ているのであれば
その『経験』を教えてあげればいいのです。

「私なんかが人に教えるなんて…」

と思うかも知れません。

が、

世の中には初級、中級、上級と様々なレベルの人がいて
昨日その世界に入ったばかりという人もいます。

小1の野球少年がプロの選手から野球を習う場合、
感情的には嬉しい気持ちになるかもしれませんが
実際に実になるかはわかりません。

立っているステージが違いすぎて
小学生の抱える悩みや問題を理解できないからです。

それよりも同じくらいの体格、年齢で
自分より少しだけうまい人に教えてもらう方が
効果が期待できます。

実際の販売方法ですが、
現在はたくさんの媒体があります。

noteはコンテンツを有料で配信できますし
ココナラのように電話相談を受けたり
データファイルを直接販売することも可能です。

他にもSNSなどで販売したり
動画を使って宣伝するなども有効でしょう。

まずは作業代行に固執せず
自分がどんな商品を販売できるのかも
考えてみましょう。

解決策2 経営者になる

「経営者なんて私には無理です!」

と言う人もいるかもしれません。

経営と聞くと難しく感じるかもしれませんが、
やることは人の管理と仕事を受注するだけです。

もう少し詳しく説明すると

経営者というのはフリーランスよりも
一つ上のステージになります。

フリーランスは自身がプレイヤーとして作業をします。

それに対して経営者は監督となって
プレイヤーを管理するのが仕事です。

簡単に言えば人を雇いさえすれば経営者になれます。

多くの経営者がやってしまいがちなのは

「社長が自ら動かなければ」

と言って自身も作業に加わることです。

これをやってしまうと
仕事を受注する人がいなくなってしまいます。

なので、経営者は営業活動に力を注ぎ、
その中で効率やクオリティを改善して評価を高め
さらに仕事が受けやすい環境を作ります。

受けた仕事は社員を雇って任せるか、
他のフリーランスに依頼するのも一つの方法です。

いずれにしても、
従業員と自分の給与分に当たる仕事量が
獲得できれば後は寝ていてもお金が入ってきます。

フリーランスではなかなか得られない
自由な時間が得られます。

これは売上がコントロールできる以上に
嬉しいと感じる人もいるかもしれません。

「従業員のままでは稼げないことはわかりました。
でも経営者になるにはどうすればいいんですか?」

と疑問を持つ人もいると思います。

まずは複数のクライアントにアプローチして
少しでも多くの仕事を獲得し、
それを他の人に安く依頼できないか検討してみましょう。

仕事量がコストに合わせて直接スタッフを雇うなど
方向転換も必要になります。

せっかくフリーランスになったのであれば
ぜひお金と時間両方を自由に使えるような
生活を目指してみてください。

TAKA

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