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7ならべ世界王者による7ならべセオリーとプレイング

7ならべはセオリー通りに手札を分析できるようになればだれでも勝てます楽しいよ
性格悪い人と思われたくない人は非推奨。


ゲームの基本

まず前提としてここで扱う詳細なルールを定義
・使うカードはジョーカー2枚を除くトランプ52枚
・戦略パスはあり、4回目のパスでドボン
・手札を使い切ることで勝利、ドボンで敗北
・AKリンクはなし
・ドボンしたら手札のカードを全て場に出す
このルールを見て、ぱっと思いつく勝つ方法は手札を使い切ることだが、それで勝利するのは運が絡むから再現性が低い。
7ならべトップランカー()が常に狙っているのは

【ほか3人をドボンにして1人残りすること】

手札の使い切りなんてハナから狙ってません。相手を全員負けにしたら自分は勝ちですね。だから7ならべは性格悪い人が強いとか言われるんですね。不名誉。

セオリー

このゲームでほか3人を確実にドボンにするには、
○相手が手札を出すために必要な手前の数字をキープし続ける
○相手の手札を減らさない▶︎使い切りであがらせない
この2点が必要不可欠
これを実現するためのセオリーがあるのだが、前提条件をいくつか話しておこう。

前提1:手札のカードは多い方が強い

早速意味わからんと思われがちなこと。
このゲームは手札を【使い切る】ことが勝利条件なので、手札が多ければそれ即ち不利に思われる。
だが、思い出して欲しい。
今狙いたいのは、他のプレイヤーにカードを出させないこと。
つまり、自分の手札に何枚カードを保持し続けられるかの戦いであり、カード1枚1枚は全て
【貴重な資産】
なのである。

前提2:7に近いカードほど弱く、遠いカードほど強い

また意味わからない。だって、さっき言った通り相手にカードを出させないためには、7に近いカードを止めた方が強いように見える。
だがこのゲーム、よくよく考えるとパス3回を使うタイミングは人それぞれにしろ、各ターン必ずカードを出さなければならないタイミングがやってくる。
その、『出さざるを得ないカード』を見た時に、6や8を出さざるを得ない状況というのは非常に弱い。
この感覚はセオリーに直結するので後に詳しく。

前提3:戦略パスを厭わない

これはまあ戦略って言ってるしまあまあ。
戦略パスにも明確なタイミングがあるのでセオリーで。

以上の前提を踏まえて、セオリーを見ていこう
セオリーと言っても、毎ターン初めにある操作をして、最善手を出すだけである
その操作とは

手札カードの戦力比較


である。
先程から強いカード弱いカードと言った表現をしてきたが、このゲームは各ターン初めのタイミングの場と手札を見て、最善手を明確に定めることが出来るのだ。
そして、各カード/決まり手に対してポイントを付し、優先度が高いものから順に出していくだけだ。
まずはその手の戦力を一挙に序列する。

(強い)AK≧連続>一間跳び>戦略パス>2Q≧二間跳び>3J≧3間跳び>4・10≧四間跳び>5・9>6・8(弱い)

まあ、正直これを覚えたら負けることはかなり無くなる。
上に示した○間跳びとは、手札にひとっ飛びでカードを持っていること。
(例)盤面に♡8が置かれている。
手札には♡9と♡Jがある。
このときの9とJは「一間跳び」となる。
まず、上の戦力がどのように付けられているのかを解説する。
着眼点は、
【そのカードの後ろに何人がカードを出せるか】
である。
全プレイヤーがパスを使い切っており、次カードを置けなかった物が負けるという状況を考えてみよう。
手札に♡Kと♤3があるとき、どちらを出すのが最善だろうか?
上に書いた通りで行くと♡Kが最善手なのだが、何故そうなるのか。
♡Kを置いた場合、次の自分の番が回ってくるまで、《自分が置いたカードによっておけるカードが増えたプレイヤー》は1人も居ないことがわかるだろうか。自分の出したKから繋がるカードは無いため、言わば誰かの延命措置を1人もしなかったこととなる。逆に♤3を出した場合、プレイヤーのうち1人は必ずそれに続けて♡2を出すことが出来る。もしこのプレイヤーが♡2以外に出せるカードがない時、自分の♡3によって1人の延命措置をしたこととなり、これは相手を「負けさせる」7ならべとして悪手である。
このような「延命措置を受ける人数を最小値に収める」という観点からカードの戦力を評価・比較した時、上に示したような順番になる。

実践において

これまで話してきたのは、順当に試合が進む状況、つまり1人もドボンしていない時の場合である。
逆に言うと、誰か一人でもドボンした時点で、手札のカードの戦力は一気に置き換わる。ここから、7ならべの頭脳戦が始まるのだ。ここからが本当に楽しいところ。盛り上がってきたァ!

例えば、1人ドボンしたあと、場に♡6と♡4、手札に♡5と♡3があるとき、この2枚は見かけは一間跳びだか、場に出した時の強さは連続と同等である。
場に出たカードによって手札の不足が埋められることにより、見かけよりも強い決まり手が生じることがある。
だからこそ、毎ターンの初めに正確な手札の評価が必要なのである。

まとめ

この方法はあくまでも、「7ならべで相手を全滅させて勝つ時」のセオリーであり、それが最も勝率が高い(はず)であるから紹介しているだけで、こうしないと勝てないってものでもないし、これやっても負ける時は普通に負ける。
7ならべは奥が深いし、ローカルルールなどで新たな面白さも見つかるかもね
7ならべ楽しいからやろ
(終)





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(ほんとに終)


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