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先人の智慧から学ぶ〜会計の神さまが教えてくれたお金のルール〜

みなさん、こんにちは!

諏訪剛史です。

最近は、格納スペースの問題や移動中便利に読めるように電子書籍で読書することが多く、本屋に足を運ぶ機会も減っていたのですが、久々に本屋で特定ジャンルの本を手に取りながら決める機会を作りました。

表紙や帯、前書きなどを読む中で、自分自身のおさらいと、友人や仕事仲間に会計の大事さを伝えるための本を探していた時に、とても読みやすくまとまっている本を見つけました。

この本は、会計版の「夢を叶えるゾウ」とも言えるような、物語調で主人公の身に起きる課題や困難を共に考え、解決するための様々な智慧を学べるものになっています。
人にオススメしたくなる書籍だったため、自分自身の整理のために、学びを大きく2つのテーマに沿ってお伝えしていきます。

1.お金にはコストがかかっている認識で仕事、生活する


貸借対照表や損益計算書のような財務諸表を読みこなすことも大事ですが、もっと日常的に自分の仕事や生活の意識を変えていくために、コスト感覚を持つのが重要と書かれています。

例えば、会社の給料をもらう従業員側からすると、額面や手取りでもらっている額が仕事の責任や量と見合っているのか、そこに目が行きがちです。

ですが人ひとりが仕事をする上では、普段使うPCや机、通信機器や会議室などの諸経費がかかり、それらを維持するにはランニングコストがかかります。

例えば、PCの値段を耐用年数を考慮して割れば月々のコストが出ますし、机や通信費、交通費などを毎月のコストと見立てれば、給料以外に自分にかかっているあらゆるコストを合算した上でそれ以上の売上を上げていく必要があります。

自分の仕事に関連する部署が自分のために動いてくれるのにもコストが掛かりますし、自分の仕事の先や元には誰がどれだけ尽力しているのか、どんなコストが掛かっているのかを意識するだけで、仕事の進め方や前提は変わってくるのではないでしょうか。

2.他の人の力を借りれることは資産になる


基礎知識として「貸借対照表」の考え方は重要です。
自分が元々持っている「資本」と、自分以外のあらゆるものから調達した「負債」を足し合わせて「資産」となるというのがベースの考え方です。

この本の中では、特に自分以外から調達する「負債」の価値を具体例や概要を交えてわかりやすくまとめてくれています。

多くの場合、個の時代になった、自分の力を高めようというメッセージが世の中で溢れているため、自己資本を高めることに傾倒しがちです。
ですが、先輩や上司、同僚や後輩、旧くからの友人や業界や背景が異なる知人の力を借りることで、自分の成果(資産)は高めていくことができます。

本の中では、「負債」の欄に力を借りたい人の名前を書いて資産につなげていくことが書かれており、素直に力を借りる決意や前提をもつこと、そしてひと肌でもふた肌でも脱いで力を貸したいと思われるほど普段の自分が素敵な関係を作れているかがとても重要です。

そうなるためには、自分が誰かに必要とされるくらい普段からコミュニケーションを取ったり協力をしていくこと、常に先出ししていくことだと思います。

自分が誰かに取って必要な人になること、自分に取ってかけがえない友人や仲間を作ることを日頃から意識して、与え尽くす人生にしたいですね。

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