cecil barfield
先日、Rural bluesシリーズを再度鑑賞して涙していましたら、今回お話しするセシルバーフィールドにぶち当たりました。
この人のギターはとにかく力が入っていないのです。柔術か何かをやっているような、川の流れ、雲の動き、自然の摂理を見ているのと変わらない。
上手くはないけど凄い。
このようなブルースギターマンは星の数ほどいますが、このセシルバーフィールドもその1人。
借り物か自分の物か、パラレログラム・インレイからしてサザンジャンボでしょうか、ドスの効かない低音にカリカリの高音。素晴らしい。
頓着無し、おどろおどろしいシェイプの電気ギターを得体の知れないアンプスピーカーから増幅させるセシルバーフィールド。
こう書くと、いかにもとんでもない崇高なものとして見えますが、そうじゃあない。
ただただそこにあるものでやっているだけの真実の姿がここにあります。
そしてここからが涙無しでは読めないところで、なんとこのセシルバーフィールドさん、
まだ存命のようで今年12月には101歳を迎えるんです。
遠い日本から1日も長く元気でいて欲しいと願うばかりです。